ポプラの会 美術館を支えて20年にわか案内人 大忙しの一日

「取材の案内人は大森さんに」
一瞬私は耳を疑った。晴天の霹靂とはこのことか。
NHK11:30放送の「つながる@きたカフェ この街きらり」スタッフからの電話だ。地域を元気にする活動に取り組んでいる人たちを紹介する番組で、岩内のポプラの会を取り上げるとなったようだ。ボランティアの活動のPRになり理解してもらうまたとない機会と考え引き受ける。収録は3月30日。それまでに取材内容等を決めスケジュールを調整する。取材の根っこには岩内の人たちは芸術や美術を愛し守り育ててきたことや特に木田を原点にして脈々と受け継がれている絵の流れを効果的に発信しようという意図がある。とにかくスケジュール表を見たらディレクターにレポーター、カメラマンとか知らない人種と仕事する訳で、これはもう指示通やればいんだなと臍(ほぞ)を固める。

当日は快晴。スタッフ一同10時過ぎに来館。挨拶もそこそこにすませ私の体にマイクをつける。さあ、カメラがまわる。

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私が正面入り口前でレポーターの行木(なめき)さんを迎え「ようこそ」と中へ案内しスタッフルームへ。
ここで活動の一つ、佐藤さんの新聞記事切り抜きと私のスクラップブック貼り付けの作業を撮る。
杉山さんと斉藤(美)さんは他の作業で4人は同じテーブル。「ボランティアを志した動機」「長い間続けられたのはどうしてか」「木田の絵をどう思うか」レポーターの問いかけに一人ひとり思いのたけを述べる。共通しているのはこの美術館を支える、それとボランティア同士の強い結びつきの2点だ。

ティーラウンジに移動。約200冊のスクラップブックの中から特に印象深い記事を選んでほしいとのこと。

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ポプラ関連が21年の全道ボランティア交流会岩内会場の記事、美術館関連が昨年の町民コレクション展記事、こもごもその大きな意義を語る。事務所に戻り森嶋さんにインタビュー。元館長で、美術館に深く関わりがあるので、その楽しげな語りに思わず引き込まれる。

午後はまず岩内高校美術部へ。「この街では若者も頑張っているんですよ。行ってみましょう」と高校訪問。あとは顧問の小倉先生にお任せ。廊下に無造作に立てかけている作品を次々カメラに収める。部室では春休みなのに多くの部員がそれぞれキャンバスに向かっている。和気藹々の中でピリッと張りつめた空気も感ずる。レポーターが制作中の作品の意図とか美術館や木田に対する思いを問いかける。明快な答えに思わずうなる場面も。小倉先生のフォローも素晴らしい。
昨年全道学生美術展最高賞受賞の谷口君は「僕の目線は下なんです」とコメント。確かに画面いっぱいに車のわだちのようなものばっかり。普通は取り上げないし見逃す。目線下の言葉に私はこれがセンスかと感ずるものがあった。

次は円山ふもとに住まわれる小島英一さんだ。小島療院を営みながら絵画の制作活動を続け特色ある絵を描く。「異色の画家を案内しましょう」と療院の仕事場で話を聞く。大作に囲まれた室内で絵に対する深い思いを率直に語り実に興味深かった。

美術館へ戻る。滝沢館長取材。この町に古くから芸術や美術を愛する風土があるのはどうしてか、ボランティアは美術館にとってどんな存在か等である。

4時を過ぎ風も強く肌寒くもなった。最後のロケだ。木田の好きな写生スポットとして東山へ向かう。本弘寺から墓地へ上がる。名作「東山から見た早春の岩内山」はここで生まれた。木田のお墓もある。木田がこの場所になぜ惹かれたか、私なりに話す。さあ、ラストシーン。高い崖ギリギリに立つ。西は街並みが小さく見えさらに海へと広がる。この大自然をバックに全体を締めるコメント、数回やり直してOK。一瞬緊張がゆるむ。

スタッフの皆さん。ありがとうございました。不器用な私に付き合っていただきました。また美術館は30日、月曜日で休館日なのに取材のため特に開けてもらいました。職員さんにはこまごまとお世話になりました。降って湧いたような急な話で私たちも会長以下数名での対応となりました。ですが20年の活動の一端はお届けできたかなと思います。今後ともよろしくお願いします。

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つながる@きたカフェ
4月24日(金)
NHK札幌放送
午前11:30~午後0:00

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(案内人:O・Y)
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