どんざ忌に参加して

12月14日(日)衆議院選挙とガチンコになってしまった20回目のどんざ忌であった。
おまけに風と雪がこれでもかというように激しく荒れた天候の中、30名あまりの人達が喪服から普段着まで思い思いの格好をして、飄々と集まってきた。
木田敏斌さんから、白い菊を献花してゆく。
木田さんの写真がどんざ忌の大きな横一文字とともに正面に飾られている。ゆったりとして大らかな表情をしてくつろいでいる。

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その後1991年に今井さんが撮影した『再発見木田金次郎』のビデオが上映された。
長女の大野るり子さんがエプロンを身につけて、開かずの間から次々とキャンバスや色紙を取り出してゆく。すると傍らにいる青塚初代館長がどこの土地での写生か詳しく解説してゆく。さすがに木田さんの一番弟子だった人だ。
カーテンを閉め切った10畳間の一面の壁には、本棚が置かれ全集本がたくさんある。そして物が累々と積み重ねてあり、棚にはキャンバスがたくさん入れられている。ビデオの画面から、ほこりとかびとテレピン油の匂いが、むっと立ち上ってくる。
木田金次郎美術館建設の決定打になった事件であった。

そして昔の事件を追っている刑事の様相で、ときの北海道新聞支局長伊藤直紀さんのお話が始まる。
木田さんの「私は昔から、画家になろうと思って絵を描いているわけではない。」その言葉は画壇に属さずに、人間として苦しみながら、自身と対決してくるうちに数々の傑作を生み出していった芸術家の本音であろう。
そして第二次世界大戦について、最初からイギリスやアメリカの優位なことを把握していたインテリとしての判断力の正しさも語っておられた。伊藤さん自身がその同じ時を生きていたのではないかと錯覚させるくらい生々しさを感じさせるものだった。

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その後は1階のラウンジで、元職員の吉田まり子さんやスタッフの手作りの岩内の郷土料理とお酒に楽しい時を過ごした。温かいおでん最高においしかった。ごちそうさま(S・S)
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