快進撃!街のアーティストを紹介 西尾ギャラリー

岩内には美術館が三つあると言えば言い過ぎだろうか。
二つはすぐわかる。
第三の美術館、が今回の取材先、
『西尾ギャラリー』 だ。

町内銀座通り商店街の老舗西尾酒店が独自に開設した個性的なギャラリーだが、店内の空きスペースを巧みに利用し作品展示の場を用意する。

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このユニークなギャラリーは西尾さんと個人的につながりのある人、さらにその人とつながりのある人というように幾重もの美術や工芸を愛して止まない人達のつながりで支えられ気軽に作品発表できる場として確かな歩みを続けている。
このあまり類を見ない試みは新聞にも数回取り上げられ話題を提供している。
ブログどんざ丸でも2回取材でお伺いした。

今日はギャラリー開設を思い立った動機とか、絵画以外の技法で魅力たっぷりの制作をする街の美術家、工芸作家を発掘する秘密等をお聞きしようと思った。

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西尾淑子さんは岩内出身、美術が好きで高校の美術部(顧問は大地先生)で活動する。
美術系の大学に進み、織物特に手織りに夢中になる。
三菱鉛筆札幌販売所に就職。
当時は手作りブームで自社製品の卓上手織り機が操作簡単で売れ行き好調だった。
西尾さんは織り機や他の手作り用キットのデモンストレーター役でイベントに出たり社長経営の手織り教室のアシスタントに精を出す。

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マフラー、ベスト、ひざ掛け等が気軽に手作りできる優れもので今でも手持ちの織り機には愛着がある。
その後故郷に帰った西尾さんがご主人と結婚された頃は、銀座通り界隈は文字通り人出多く賑わっていた。
しかし最近はメッキリ道行く人も少なくなり、活性化を図るため通りの商店街で魅力あるイベントを企画し賑わいを取り戻そうとなった。
こうして手作り市が始まった。
ところが確かにイベント当日は人出はあるが終われば元の木阿弥。
西尾さんはもう少し長く人を呼び寄せなければと思った。
もともときれいな物を見るのが大好きだったので、岩内の手作りが好きな知人にお願いして作品を出してもらい店内をアレンジしてスペースを確保、ディスプレイも少しはお洒落に・・と構想を練った。
早速実現に動き出す。
記念すべき初回は22年5月、知人の写真展。
その後、美術工芸分野の多種多彩な作品を紹介し続けてきた。
友人、知人はもとより面識のない人でも新聞情報などでこの人の作品をぜひと思うと連絡を取って交渉し積極的に動き次々と具体化しギャラリーを守ってきた。
中には自分の作品持参で展示したいと来てくれる人もいた。
好きな者同士特有の人間関係の広がりは予期以上で次から次へと華やかな展示をお見せすることができた。
どの人も快諾していただき嬉しかった。
プリザーブドフラワー、アートフラワー、木彫り、木の根オブジェ、書道、ニューステンドアート、陶芸、ガラス、油絵、切り絵、手芸、ビーズアクセサリー、革工芸、アクリル絵、布絵、藍染等々多彩な作品がギャラリーを飾った。

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作品提供者は岩内、共和、泊、仁木、札幌、旭川、帯広、広島と広範囲にわたる。
親子展があったり、出品者の身内、知人友人に学校時代の同期生までも来店、賑わいを見せたりする。
どの人もその人ならではの素晴らしい作品でギャラリーを輝かせた。
来年は和紙展を是非実現したいと思っている。

西尾さんは自分でも言うように好奇心旺盛でこれはと思う作品を見るとすぐ行動に移る。
札幌駅前の地下歩行空間の手作りコーナーで目に入ったガラス器。
見ず知らずの作家だが直接出品をお願いしたらうまい具合に話が進行して展示していただいた。
その実行力、企画力そして何よりも美術に対する熱い思いがこのギャラリーの原動力なのだ。
どうか今後も豊かな美の世界の演出を続けてください。期待しています。(O・Y)
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