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岩内と炭鉱の関わり(2)

好評いただいております、夕張市美術館コレクション展
前回に引き続き、元館長の森嶋敏行さんにいただいた写真です。
この写真、何だかおわかりでしょうか?

発足索道終点
発足(はったり)駅付近の索道 
1959年頃
 森嶋敏行氏撮影


「発足駅」と聞いても、
鉄道マニアの方でも、ピンと来る方は少ないかもしれません。
前の記事(岩内と炭鉱の関わり(1))で、
泊村の茅沼(かやぬま)炭鉱のことを書きましたが、
この写真も、石炭輸送に関するものです。

前の記事でご紹介した、1935(昭和10)年の写真では、
茅沼炭鉱から岩内まで「索道」(空中ケーブル)で石炭を運ぶ様子を紹介しましたが、
戦後は、この「発足」から岩内まで、
「茅沼炭鉱鉄道」の貨車で、岩内港まで石炭を輸送していたのです。
しかし、依然として、炭鉱から「発足」までは、
「索道」で石炭を運んでいました。

写真に写る建物は、索道の終点。
ここでバケット(かご)に入れられた石炭が、貨車に積み替えられます。
この施設も、索道を支える塔も、木造だったようです。

この場所、現在の「とまりん館」付近です。
岩内から向かうと、「とまりん館」の手前にある「ローソン」の裏手。
国道側から、岩内方向(ほぼ南側)を向いた角度でしょうか。

「茅沼炭鉱鉄道」は、堀株川を渡り、砂丘地帯を通り、
国鉄岩内線の西前田駅付近から、岩内線と併走していました。
終点は、国鉄岩内駅の裏手、
そう、木田金次郎美術館付近です。

屋上ガラスフード
前回ご紹介した写真を、屋上ガラスフードに貼ってみました。
1935年の風景とおなじアングルで眺めることができますよ!



一枚の写真が、貴重な風景を伝えてくれます。
この写真も、「夕張市美術館コレクション展」の会場に展示しています。

石炭と茅沼

まだまだ紹介しきれておりませんので、
さらに次回に続きます。
お楽しみに!

(学芸員 岡部 卓)

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木田金次郎美術館 開館20周年記念
夕張市美術館コレクション展
炭都・夕張の美術遺産
9月13日(土)~10月26日(日)
木田金次郎美術館 展示室4
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