新作ポストカード紹介2014-第5弾-

昭和35年7月、北大教授中谷宇吉郎と木田金次郎共著の随筆集
「北海道」が中外書房より刊行された。
その中にポストカード「ノサップ灯台」の作品背景を綴ったと思われる木田の「流氷とノサップ灯台」の文章とスケッチが収録され、次のように書かれている。(M・T)
 
『私がこの灯台を描きに出かけたのは三月末のことだったが、気づかった空模様も珍らしく晴れていた。
ハボマイ諸島はいうまでもなく千島の山もその左手の空にみられた。
またオホーツク海から流れつづけて、この水道を南下していく流氷原は帯のようにはてしなくつづいていた。
画をかき終るころはハボマイの島々も夕ぐれの空につつまれかかっていた。
私は岬からさらにつき出た岩の上にたった独り佇んでいた。
地のはてに立っているような寂寥におそわれながら。』


8.jpg
ノサップ灯台 1960年頃
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