小島さん取材  一番大事なのは構成

美協の展覧会でエスカレータを題材にした一風変わった絵を見ることがある。
他の人とは違うなという印象があった。
小島英一さんのお話を聞こうと思った。

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小島さんは昭和26年に岩内で生まれた。
小さいころから絵が好きで西小では志津照男先生や坂口清一先生など絵に堪能な先生がいて指導受けたり選ばれて展覧会に出品したり才能を伸ばした。
高校時代は一転してバレー三昧の日々だったが、絵を描きたいというたぎる気持ちをスケッチブックに表現し紛らしていた。
高卒後、上京したが岩内に帰って協会病院に勤務した。
全道展会員の長野襄さんがいて刺激を受ける。
岩内美協に入会し春と秋の展覧会に出品していた。

平成19年、展覧会を見に来た坂口先生に勧められ全道展出品したところ入選する。
100号のキャンパスの左側いっぱいに逆立ちする自分、背後にそれを見守る群像という構成。画面上の人物は全員灰色のノッペラボウだから見た瞬間は異様にも見える。過去の群れの中の生き方と訣別し未来に向かって我一人進まんとする強烈な意思を表現している。

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この後本格的に制作に取り組む。
おなじみになったエスカレータの絵は連続受賞し現在全道展は会友。
高校当時美術でお世話になった大地康雄先生の勧めで出品した独立展も5年連続入賞し会員に推挙された。
小川原美術館で開催される麓彩会展出品もある。三つの展覧会に出すのは、大作が多いので大変だ。

絵にとって最も大事なことは構成だ。作品の骨になる。これがないと見た目がいくらきれいでもありきたりで駄目だ。
小さい頃から「人の描けないものを描け」と教わった。こういう見方もあるんだという自分だけの描き方をこれからも追求したい。

岩内は木田さんから始まって絵の流れがしっかりと受け継がれてきた。それに山あり海あり実に風景が野趣に富む。夕焼けなんか素晴らしい。最高の自然環境だ。

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取材後あらためて治療室壁面の作品を見る。
なるほど、どの作品からもユニークな画面構成から迸り出る個性、意思がうかがえる。

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小島さんは平成6年に現在地に小島療院を開設した。制作は時間が自由になる夜だそうだ。
小島さん、また小島さんでなくては描けないクリエイティブな作品を期待していま~す。(O・Y)


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