ときめきます 新刊図書との初対面!

資料部のつぶやき…

木田美術館は年間約100冊を超える美術館関係図書を受け入れる。
その受入事務を担当するのがボランティア資料部のメンバーだ。
もちろんただ本棚に並べるというわけには行かない。

第一の仕事は分類基準に従って分類をして人で言うなら○○区何丁目何番地という住所に相当する図書番号の確定である。
カテゴリーはA~Gの7系列あり、比較的に多いのはA図鑑・図録、B画集とD資料だ。図鑑・図録と画集は言葉の響きは似ているが基本的に異なるものとして受け入れる。
図鑑・図録は各美術館の常設展や企画展等で展示された作品の紹介、画集はそのアーティストの作品集大成で個人の名を冠し○○○○画集として発刊される。
新刊の図鑑、図録を手にとって思わず「見事!!」とうなりたくなるような装丁、製本を施した本にお目にかかることがある。堅牢なケース、どっしりと手応え十分な厚い表紙にぬめるような感触の上質紙。一枚の絵に全一ページ惜しげもなく使いカラーも美麗で、装飾性豊かな高級感イッパイの豪華本。何かいい夢を見ているような気さえしてくる。しかしこれは極めて少数例で大部分は見た目も堅実、内容コンパクトで利用者向けな本が多い。

分類Aは次にA-1かA-2のどちらかに分類される。A-1は洋画の図録、A-2は日本画の図録。そして三回目の分類、A1-1,A1-2。これはA1-1が海外の画家が描いた洋画の図録、A1-2が日本人の画家が描いた洋画の図録を示す。ここで初めて特定の画家の出番となる。A1-1-100は例えば日本人で洋画家山川さやかさんの図録なら、このカテゴリーで100番目に受け入れたから通し番号の100がついた。すべての図書がこの記号+数字の略記標示で特定される。つまりマイナンバー。

Gは木田と木田美術館関連図書。木田の画集とか本人著作本とかは当然だが最近は広範囲の各種定期発行物で木田の再認識ひいては木田美術館の再評価からか特集記事が多く、それらの情報誌類もぬかりなく収集し受け入れる。道内外から取材に訪れ記事の観点もよく数ページ建ての読み応えある文章である。今後も特に充実を図りたい分野である。

分類で悩むこともある。
最近の美術館は集客効果を高めたいためか展示内容にあれもこれもと欲張る傾向がある。
そんな時の図録には洋画、日本画に彫刻も入ったりするので分類に頭を抱える。最後は学芸員の判断を待つことになる。
A5-4 。
結局ここに落ち着くようだ。
図書台帳記入後はその本の記号と数字をラベルに記入し背表紙に貼り付ける。
すぐ上に禁帯出のシールも貼る。
館外持ち出し禁止の表示。
そしてラベルキーパーを剥がれ防止のため貼り一連の作業は終わる。
本棚の所定の位置におさめOK。

こんな小さな町の小さな美術館にも国内の多くの美術館やアーティストから図鑑、図録が届く。
パラパラ、ページをめくる。
その美術館、その地域、その作家特有の個性的な何かが涼やかな風となって一瞬吹き抜ける。それは魅惑的でもありまた醍醐味でもある。

本棚
昨年の様子

どうか来館の皆さんも きだび図書館で美の世界を存分にお楽しみください。(O・Y)
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