「鼓動する日本画」展 ギャラリートーク 感想

2013年1月から始まった北海道で活躍する作家6名による
「鼓動する日本画」展が、
網走、札幌、岩見沢を経て6月18日(火)から岩内の木田金次郎美術館で開催されている。
期間は7月15日(月・祝)まで
木田美術館では6月29日(土)午後1時30分から3名の作家のギャラリートーク、2時30分からワークショップが開催された。
 
ギャラリートーク最初は、
紅露はるかさんで、作品は「SAMSARA」 サンスクリット語で輪廻を意味しているとのこと。
また「タカラモノ」では妊娠中に描いたもので、素材は綿布を使用し、柄のある布が絵具により透けて見えたり隠れたりと面白かった。特に雨の中3本の木(?)が傘をかぶった構図は二人のお子さんとお母さんのイメージでとても暖かい感じがした。紅露さんは日本画の中に自分を捜す事が楽しみという。

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続いて西谷正士さんの作品「海辺の道」は、能登半島にある日本海側に面した集落の風景。地図にはない忘れられた風景が好きで基本的には描きたいものを描くのだが、無くなっていくものを記録していくという気持ちをいつも持っているという。
また絵の中の間垣が丁寧に描かれているのも印象深い。

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次は朝地信介さん。朝地さんは私がデッサンを教えて頂いている岩内高校の福田好孝先生の教え子で、その縁で今回の企画があるのではないかと思う。
作品は「沸き立つ静寂」。ベニヤ板が主流でその上にベニヤ板、布、ガーゼなどをボンドで貼り色をつけていくというもの。触ってもいいというのでゆっくり触ってみた。感触は意外と凸凹を感じず布も意識しないとわからない。といってもまた平坦でもないという不思議な感触であった。基本は小さいもの、目に見えないものも拡大することによりその存在感を示すこと。私は意地悪く「病原菌でも描きますか?」と質問したら、そのものずばりではないが、自分なりにアレンジして描いてみたいと。朝地さんは完全な「無」は存在しないことをテーマにしたいという。

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蒼野甘夏さんの作品は「BATUCADA(バトゥカーダ)」。これは打楽器をイメージしたもので、神々の姿を表現している。

平向功一さんの作品は「ノーラチス」でこれはフランスのSF作家ジュール・ヴォルヌの小説「海底二万里」の架空の潜水艦ノーラチス号をイメージしたもので出航前の様子だというが、何処かの博物館にありそうな…。

また吉川聡子さんの作品は「巡る時の中で」では人はいつも何かしらを待っているという言葉があったが、人物の表情がすばらしく言葉の意味がわかった気がした。
 
最後にワークショップ。10名が参加し、美術館の庭の小石を砕いて色を作るというもの。皆真剣に絵を制作、記念写真を写して終了した。このとき小2の女の子も参加していたのだが、お母さんが以前お会いした方であったという偶然にも感謝したい(T・T)

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