手前味噌ですが論文を

美術館に限らず、博物館施設の「学芸員」の大きな仕事の一つに、
「研究」が挙げられます。
普段開催する展覧会も、研究の一環といえるのですが、
あらためて研究成果を発表する場というのは、
実はありそうで、少ないのかもしれません。

発表の形のひとつが論文です。
大きな館には「紀要」というものがあって、
学芸員の研究成果が公開されますが、
小規模な博物館施設では、機会がないのが実情。

当館を含む、北海道内の美術館学芸員が参加している組織、
「北海道美術館学芸員研究協議会」では、
昨年度から、年1回発行する会報に、
発表報告のほかに、「紀要」を加えることとなり、
その最初の発表者として、
私と、網走市立美術館の古道谷さんが論文を執筆しました。

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北海道美術館学芸員研究協議会会報
『NORTHERN OWLS』第21号
(2011年3月発行)



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私の論文は
「岩内における橋浦泰雄・田上義也と木田金次郎の交流をめぐって」。


2007年「橋浦泰雄―旅への導き」展、
2010年「田上義也―北方建築の種」展
を開催した経験をふまえ、
新たに触れた資料を基に、書き起こしたものです。

実はこれを記すきっかけは、
2008年7月に、橋浦泰雄の故郷・鳥取を訪れ、
鳥取県立図書館にある、
橋浦泰雄宛ての木田金次郎書簡を閲覧したことでした。

そのときの模様はこちら、
「どんざ丸」記事:鳥取の旅  http://donzamaru.blog121.fc2.com/blog-entry-346.html

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手前味噌ながらもう一本。
全国唯一の美術館組織である、
「全国美術館会議」が昨年から発行している機関誌『ZENBI』。
zenbi2_convert_20130114150701.jpg
「全国美術館会議」機関誌
『全美フォーラム』2号(2012年8月発行)に、
「個人美術館としての活動の広がり」という原稿が掲載されました。


こちらは、「木田金次郎の交流圏」という、
当館が取り組んできた大きなテーマのひとつ、
「北海道銀行コレクション」の成り立ちについて触れたものです。

いずれの論文も、様々なご縁から、機会をいただいたもの。
たくさんの方にお世話に、
(締め切りなどで)ご迷惑をおかけしながら書いたものです。


きだび図書館2012「木田金次郎の本棚」開催中ですが、
この二つの拙文も、ご一読いただければ幸いです。

(学芸員 岡部 卓)

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きだび図書館2012
木田金次郎の本棚
1月20日(日)まで 展示室4 入場無料
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