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素晴らしい! 見るものすべて 感動す  ~ボランティア研修~

 6月20日、日帰り研修日。8時木田美術館発。
目指すは札幌市内の近美と芸術の森二ヶ所。
まずは近美の『大原美術館展』。

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学芸員の福地さんがスライドを使って説明してくれた。

学芸員のオリエンテーションで予備知識を仕入れ、鑑賞は各自自由なので他の入館者の先となり後となり効率よく一巡する。倉敷の大原孫三郎が紡績業で資産を成し日本初の西洋美術館創設を思い立ち、地元の洋画家児島寅次郎と二人三脚で作品収集、昭和5年に開館したことは広く知られるところ。今回はベストセレクトした80点の名画の数々が北海道初公開となった。

 前評判が高い「泉による女」に人が群がる。あの姿態のふくよかさ、仕草のなまめかしさ、ルノワール72歳の作などとは到底思われぬみずみずしさに飽かず見入ってしまう。ロダンの「ある小さき影」など彫刻三体は小品ながら存在感抜群。モネの「積みわら」には木田と共通点を感じ取りウォーホルの「マリリンモンロー」は時代を画すだけの強烈な色彩だしシャガールは一見空中遊泳のような頼りないけれどひとつの愛の形を表す。国内の画家では安井曽太郎、梅原龍三郎、岸田劉生、萬鉄五郎。中川一政、棟方志功、関根正二、草間弥生等々近代から現代に至る美術史本流を目の当たりにでき幸せ感いっぱいになる。

 次は芸術の森『立体力展』。
市内移動の時間で職員の雁原さんに見所を簡単ガイドしてもらう。海洋堂?進化を続ける多様化社会では美術の世界も新しい才能やグループが続々出現するのでこの説明は鑑賞に役立った。

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芸術の森では、アシスタントキュレーターの今村さんが説明してくれた。

入館すると三体の美女人形が私達を出迎え異次元空間に誘い込む。サブテーマは『仏像から人形・フイギュアまで』。従来の固定化された近現代の芸術彫刻の枠に止まらず遊行僧の仏像、人形師による人形、マンガやテレビアニメキャラクターに初音ミクなどのフイギュアまで、要するにあらゆるジャンルの立体造形が同じステージで俯瞰できる画期的野心的な企画で、一般大衆レベルまでアートを開放したと言えそうだ。ワクワクしながらまわる。円空や木喰が無私無欲衆生済度を願い作った仏像に彫刻の荻原守衛「女」「文覚」、高村光太郎、中原悌二郎と続く。二代永徳斎「武者人形(弁慶)」や平田郷陽「虎の子」「独楽廻し」、与勇輝「お庭のすずめ」等で人形の高い芸術性に納得。キャラクターや仮想アイドル「初音ミク」を立体化しフイギュア制作した海洋堂やグッドスマイルカンパニーの特色ある華やか作品も違和感なく調和している。ひときわ目を惹くのは北斗の拳のヒーロー「ケンシロウ」、周囲を睥睨する。一転、舟越桂の彫刻「雪の上の影」そして締めくくりは抽象彫刻の砂沢ビッキ「神の舌」、国松明日香「THE MILKY WAY#2」で終わる。作品構成の発想がユニークかつ新鮮で大変楽しかった。

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近代美術館で記念写真

 台風接近の予報があったが気になるほどでもなく、参加者16名の皆さんには車中で感想をいただいたが満足していただいたようだった。5時30分木田美術館着、解散。(O・Y)
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