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第15回 どんざ忌 (2009.12.15)

これまで穏やかだった冬が激変。
今年で47回目の木田の命日となる『どんざ忌』は少し遅れて始まりました(第4展示室)。
京都から二男の敏斌さんも出席され、様々な想いを胸に集った参加者30名が献花。
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続いて「朗読とチェンバロの夕べ」へ…
まずはチェンバロの明楽みゆきさんが“冬景色”、
バッハの“アベマリア”を演奏。
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朗読は、磯田憲一さん(北海道文化財団理事長)で、この日の演目は「たそがれ清兵衛」などで知られる藤沢周平の10編からなる『端物語』より〈こぬか雨〉。
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-人の世には何かと何かを繋ぐ「はし」がある-
橋・艀(はしけ)・梯子・箸・柱…

江戸、日本橋にほど近い堀江町の履き物屋。
裏切られた女を殺し、追われている見知らぬ若者を数日間かくまう内に、約束のある身でありながら、次第に華やいでいくおすみの心の変化を描写。
声質をそれ程変える事なく、絶妙なニュアンスで登場人物を表現し、チェンバロは行間や心理の急変などに効果的に取り込まれ、日本情緒の奥行きより深く感じさせてくれいました。
渡ってはいけない橋(端)の余韻がいつまでも残る物語でした。

ラウンジでの交流会は糠ニシンの三平汁や手打ちうどんで温まり、ベテランの鰊漬け、岩内ワインや名菓などが、楽しい会話に添えられました。

今年一年の美術館でのあれこれを振り返りつつ、またたくさんの方に来館いただけますことを願い…。
(S・M)
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