15周年記念 アニバーサリーコンサート

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15周年記念コンサートは、木田美術館の専属楽員の観のある
チェンバロの明楽みゆきさん、チェロの竹本利郎さんのお二人と、
お二人のお仲間のメゾソプラノの三部安紀子(みべあきこ)さんの
お三人に御出演いただくとお聞きし、初めて来館される
三部安紀子さんの声楽演奏を心待ちにしておりました。
テレビでの声楽の放映はあるものの、生の演奏は、
地方ではお目(お耳?)にかかる機会は大変稀です。

私事で、恐縮ですが、私が始めて生の声楽演奏を体験したのは、
今から50年前で、僻地の中学校の体育館でした。
半世紀たって、思い出すのは、バリトンの独唱が古びた
体育館の窓ガラスをビリビリ振動させたことです。
なぜか知れませんが、
背骨がシャンと伸び(伸ばされた、というべきでしょう。)
身体全体にゾクゾクするような名状しがたい感覚がありました。
これがいわゆる痺れたということなのでしょうか。
人間の声というのはすごいなと感動したことを覚えております。
痺れ過ぎて、未だに歌は音痴です。

閑話休題 今回はバリトンではなくメゾソプラノですので、
女神のような優しく快い響きを期待し、
開演をわくわくしながら待っておりました。
会場の美術館展示室2にはパイプ椅子が、いつもの
コンサートの時よりも多い80脚ほど並べられ、
6時の開園までには、ほぼすべての椅子がふさがっておりました。
いつもの通り、調律師の井筒先生が、チェンバロの調律を
終えると開演時間となりました。
井筒先生は誠実、実直そのものの人で、
木田金次郎美術館を大事に思ってくれている人です。
今回のアニバーサリーコンサートに出演いただいた皆さんは、
井筒先生のお仲間ですので、薄謝で有名な
木田金次郎美術館に来ていただいているのです。
本当に有り難く感謝しております。
大きな拍手の中を明楽さんを先頭に入場され、
オープニングは三部安紀子さんヘンデルの
「あぁ、私の心のひとよ」の独唱で、今日のコンサートへの
期待を大いに高めるオープニングでありました。
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明楽さんは、コンサートのプロデュサーで、
これから演奏される曲の時代背景作曲家のエピソード、
楽器のことなど、簡潔に、非常に興味深いお話をしてくれます。
木田美術館コンサートを楽しみにしている由縁でもあります。
竹本先生のチェロはよく響きます。毎回思うことですが、
先生のチェロは、イタリアの年代物で高価なものとお聞き
していましたが、先生のチェロの重厚な響きは木田金次郎の
一流好みに通ずるものではなかろうかと思っております。
三部先生のアリアを、反響の良い二階の展示室で
一人秘かに聞き入りたいと思っております。
木田金次郎美術館コンサートがこれからも続くように、
岩内町民として美術館の存続は勿論、現在の冬期閉館という
行政の姿勢を変えていかなければと決意させられた、
勇気付けられたコンサートでありました。
明楽さん、はじめ、演奏いただいた皆さんに
感謝申し上げるとともに、コンサートを
コーディネート下さった井筒先生に感謝申し上げます。
M.N
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