きだびQ&A(2) 絵のタイトルって誰がつけるの?(下)

続きです。

木田作品の中には、木田の没後に発見されたり、
存在が明らかになるものも、少なくありません。

それが、前述の1)や2)のように、
タイトルが絵に記されていればよいのですが、
カンヴァスの裏側がまっさらの作品が、
結構あるんです。


このような作品を、展覧会や美術館で展示するために、どうするか。

3)その時の担当者が便宜的につけたもの

り
木田金次郎「りんご」 1960年頃

例えば、近年寄贈いただいたこの作品。
カンヴァスの裏側には、何も書かれていませんでした。
厳密に言うと「無題」。

そこで便宜上、わたくしめが、描かれているモティーフなどから名前を付けました。
この場合は「りんご」。

実は、当館の収蔵作品には、このような作品がかなりあります。
とくに、木田がアトリエに遺していた作品群は、ほとんどがこれ。

当館が新たに作品をお受けする際には、
過去の展覧会への出品歴があるかどうかなど、
できる限りオリジナルのタイトルの有無を調べてます。

また、収蔵作品で、「同じ制作年・同じタイトル」がなるべく出ないように、
作品ごとの識別ができるタイトルがつくように気をつけています。
(重複もありますが)

ですから、木田作品のタイトルは、いろいろなんです。
奥深いでしょう。タイトルひとつ取ってみても。

(学芸員 岡部 卓)

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