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木田金次郎の本棚(16) 『木田金次郎の交流圏』

木田金次郎の本棚
木田金次郎の交流圏
小谷博貞『木田金次郎の交流圏』

真っ白い表紙のこの本は、本文63ページの小冊子。
北海道を代表する抽象画家である、小谷博貞さんが著した私家版です。
ただし、遺作なのです。

この本の内容は、2001(平成13)年7月に、
木田金次郎生誕祭の記念講演で小谷さんにお話しいただいた内容です。
講演後、小谷さんが原稿用紙に書き起こしたものが本になりました。
ただ、小谷さんは翌2002年6月に亡くなられ、この原稿は〈未完〉のままなのです。

小谷さんにとり最後の講演となった、木田金次郎美術館でのお話は、
当館にとってとても刺激的で、
かつ、小谷さん自身の生い立ちに深く関わるものでした。

副題「橋浦泰雄と田上義也のこと」とあるように、
主な登場人物はこの3人。

木田・橋浦・田上
本書の扉には、若き日の三人の写真が。
(右から木田金次郎・橋浦泰雄・田上義也


この3人に加え、様々な人が登場し、
「木田金次郎の交流圏」は、豊かな広がりをみせています。

木田金次郎の交流圏・相関図
2001年の小谷さんの講演会の様子と、登場人物の相関図が。
ボードに相関図を丁寧に書かれていた姿が思い起こされます。


2001年の講演会は、特別展示「孤高と交流」展に関連してのものでしたが、
この講演以降、当館では「木田金次郎の交流圏」という、
大きなテーマに取り組むことができたのです。

当館にとって、大切な出会いでした。

(学芸員 岡部 卓)

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 『木田金次郎の交流圏 ―橋浦泰雄と田上義也のこと〈未完〉』 
 小谷博貞著 私家版(小谷ふき子発行)
 2005年9月発行
 
 この本は、当館ティーラウンジでご覧いただけます。
 また、ご希望の方にはお分けすることができます。


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