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木田金次郎の本棚(6) 『銀行生誕』

木田金次郎の本棚(6)
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島本融『銀行生誕』

開催中の特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」で紹介している本です。
著者は島本融。北海道銀行初代頭取です。

この本は、北海道銀行創業5周年を機に、島本が創立当時を振り返った記録です。
1951(昭和26)年3月に創業した北海道銀行は、
その年のうちに支店を37店開設するなど、
記録ずくめの創業でした。
そのときの状況や職場づくりの模様などが、島本によって生き生きと描かれています。

この本の装丁と挿絵を木田金次郎が手掛けています。
挿絵はペンによる北海道各地の風景が十数点。

表紙のデザインがとてもユニーク。

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飛翔する鳥と、北海道の風物が描かれています。

当館にはこの下絵があります。一部を特別展示でも紹介しています。

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巻末には、島本による「木田さんの絵―北海道的なもの―」、
朝日新聞論説主幹の笠信太郎による「思い出など」も納められています。

また、題字は大蔵大臣・日銀総裁も務めた渋沢敬三。
この人は民俗学者でもあります。
島本の交流圏の幅広さが、この本の造りからもうかがえます。

この本が発行されてからちょうど50年後の2006年。
木田金次郎美術館は北海道銀行と共催で「島本融の眼」展を開催しました。
北海道銀行(堰八義博頭取)は、創業55周年を記念して、
この本を復刻しています。

今の北海道に、必要な本だと思います。
皆さんも当館でどうぞご覧ください。

(学芸員 岡部 卓)

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 『銀行生誕』
 島本融著 ダイヤモンド社
 1956年10月発行

 特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」に展示中。
 当館ティーラウンジで復刻版(2006年発行)をご覧いただけます。


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