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河鍋暁斎はうまかった!

2月上旬に上京して、久しぶりにサントリー美術館へ行って「河鍋暁斎その手に描けぬものはなし」を見てきた。
若年時に歌川国芳に浮世絵の風刺画等を学び、のちに駿河台狩野派に師事し伝統的な日本画や水墨画を描いた河鍋暁斎。
その画業は卓越した画技を持っていた。江戸時代末期から明治時代という怒涛の時代を駆け抜けながらも、自分を見失わず絵を描くことにすべてを注いだ作品の1枚1枚はため息が出るほど、力強くまた繊細で美しい。仏画、花鳥画、美人画、風刺画、妖怪画など多岐にわたるジャンルで、同じ人間が描いたとは思われないほど作風の筆勢が異なる。特に狩野派の流れを受け継ぎながらも、奔放に自分独自のものと変化させている絵を見ていると「すごい!」とうなってしまう。
時代の枠を超えて天高く飛びたつ龍を見るようだ。

20190228171715.jpg

日本ではそう有名でなくあまり高い評価はなされていないようだが、その作品は大英博物館やイスラエル・ゴールドマン・コレクション収蔵のものがたくさんある。
来館者はあまり多くはなく、イギリスからの里帰りのものもあり、これだけの作品が一堂に集まるのは稀有なことなのでとても残念だった。その分ゆったりと鑑賞できたのはありがたかった。時間があれば何時間でも見ていたかった。(S.S)
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