白い馬がいいなあ

岩内地方文化センター東側に西尾石油がある。社長の新井場豊さんに木田金次郎の絵があるということで、心躍らせながらお伺いした。
8畳ほどの応接室に2枚の木田さんの絵があった。

1枚は「白い馬」でその馬が今まで観た木田のどの馬よりもよかった。
漁師のせいか魚の表現は迫真に迫るものがあるが、どちらかというと馬の描き方が雑な気がして、個人的には物足りなさを感じていた。

20180508110736のコピー

この「白い馬」は骨格筋肉とも隆々として、馬の体形の持つ躍動感がしっかり表現されていた。遠景の山並みが青紫で薄く塗られ、手前の草を黄色と黄土色で奔放なタッチで描き、空気遠近法としても隙が無い。
新井場さんが近景の左手のところは沼だと教えてくれた。そして海と空の水平線がぼんやりとしていて薄く塗られているのが手前の厚塗りと対比されていていいと話してくれた。
木田の馬のことを話すと「木田の描く馬は擬人化されていて、夏が来て冬が過ぎて、厳しい四季の中で安らぐひと時を楽しんでいる様子が表されている」と反論された。そして「馬の足が何本もあるのは動いているからだろう」と言うことだった。


もう1枚の「茶津海岸」はたぶん大火のすぐ前の作品で、木田の息子さんの話では「荒れている海が描くたびに刻々と変わっていくんです」という興味深い逸話とともに見とれてしまった。

DSCN0603.jpg


海岸から拾ってきた流木がたくさんあり、特に船の一部であろうさびた金具のついた木片が独特の存在感を放っていた。

DSCN0606.jpg

刀掛け岩の写真も力強くてすごかった。
すべてのものに圧倒された。(S,S)
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