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慈愛溢れる仏像彫刻

 岩内に仏像を彫っている方がいるということで、高台のお宅をお伺いした。
船見光英さん(90歳)で、奥様とともに柔和な笑顔で迎えてくださった。

 若い時は旋盤工として働いていたが、昭和29年の岩内大火で焼け出され、全修寺に仮住まいをしていたところ、その敷地内に家を建ててもらって住んでいたそうだ。
奥様はそこで洋裁教室を開き、船見さんは40歳代で全修寺の住職に勧められお坊さんになった。
そして45歳の時に、大仏師、松久朋琳著「心を刻む」の本に出会い仏像を彫り始めた。そして30センチメートルほどの大きさの30体ほどを制作したそうだ。

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 韋駄天像は3体彫って、全修寺と他の曹洞宗のお寺2軒に奉納されている。
今回拝見させていただいたなかで聖徳太子像がとても印象に残った。手に持っている物と手を切り離さないように緻密に彫っていた。顔は若く初々しくて美しかった。
仏像はみな穏やかな表情をしていて、見ていて心が安らぐものばかりだった。

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 ご夫婦二人で30代後半に札幌南校の通信教育を受けて、毎日夜3時間勉強を続け4年間で卒業したそうだ。
それがNHKの「500万人の顔」という番組で取り上げられた。そんな仲睦まじいご夫婦の生活の基盤があってこその仏像彫刻のように思われた。
退職した後も毎日仏像をご家族で拝んでいるという船見家の信仰心の篤さに心を打たれた。(S.S)

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