窪島誠一郎さんと木田金次郎美術館<前編>

この秋2017年9月30日より12月3日まで、
小樽文学館で「窪島誠一郎展」が開催されました。
長野県上田市にある二つの美術館“信濃デッサン館”と“無言館”の館主の窪島さんは「父への手紙」(筑摩書房)「信濃デッサン館日記」(平凡社)など80冊余りの著作や、新聞雑誌にエッセイなど数多くの作品を発表している作家です。

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窪島さんと私達の出会いは1986年の暮れの事でした。

当時岩内郷土館の庄崎之男館長から、捜し当てた実父が第45回直木賞作家の水上勉であった事が大きな話題となった窪島さんが今岩内に来ている。君達若い人達で歓迎の席を持ち、岩内の歴史や文化について歓談してはどうかと仲間の笠井君の所に連絡がありました。

笠井君の呼び掛けで7~8名の仲間が集まり、早速その夜地元の老舗料亭の“いりかせ”二階の広間で歓迎の夕食会が開かれました。
歓談が進み岩内の町が歩んで来た歴史や花ひらいた芸術文化、大衆芸能などに話が及び、岩内で生まれ、故郷の自然を愛し、描き続け、多くの優れた作品を残し、この地で一生を終えた画家・木田金次郎が話題となりました。

この町に木田金次郎美術館が必要なのではなど、色々な意見が出た中で、ゲストの窪島さんから「岩内に木田美術館を作る事は、木田作品を飾り紹介するためだけでは無く、この町が鰊で繁栄した時代やその後の漁業の栄枯盛衰、そして岩内大火の焼け跡から必死に立ち上がった町づくりなど、岩内人の心意気やふるさと岩内の歴史などをそれらと重なる木田金次郎の画業や作品を通じて、将来に伝えるために必要なのではないだろうか」との発言がありました。

その場にいた皆からも「そうだ今の岩内はどこか岩内らしさが失われつつあるような気がする。岩内町民がもっと自身を持ち、かつての岩内の姿を取り戻すためにもぜひ木田美術館建設の実現に向け動こうではないか」という意見がその夜のまとめになりました。
                           ~後編へ続く
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