岩内美術協会秋季展に感動して

 11月3日から5日まで第4展示室で岩内美術協会秋季展があった。

 入って左の南田宰子の「輝」に目がいった。娘さんが送ってきた写真を元に大きく引き伸ばして、船を薄くして、空に飛ばしてみた。その船が未来を象徴するように描いた。おじいちゃんと孫の服の色を強くした。波の音、静と動を表したかったそうだ。

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 新井場豊の「キング(鮭)」は、立体感を出さずに表現主義的な手法で、様々な色を使いながら緊張感のある画面にまとめている。干している形のまま下向きに鮭を描いて、顔つきがすごい。
「生きている(ソイ)」は何日も競りに通い魚を買って下に保冷剤をたくさん入れて描いたとのこと。それでも色がどんどん変わってゆく。ソイが死ぬ直前にぐっと背びれがあがってゆく。ソイの尾びれを入れずに大きく画面に入れたことが、迫力を強く感じさせている。
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 早瀬文子「季節の詩」AとBがあり、小さいBの方は赤だけで白を使わないで線と面の組み合わせだけで表現した。Aは直線に丸を入れている。それで物足りなくて曲線を入れてみた。形と色のバランス、そのときの気持ちのままに組み合わせを変化させている。調子がいいと思って描いているときより、少しのりが悪くて描いているときの方が後で見ていい感じになっている。

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 他にも安田久美子の静物画「ヤマゴボウ」の色合いが実に楚々として美しかった。青の台に灰青色のバック、ヤマゴボウのピンクと濃い紫がよく調和していて円熟味を感じさせる。

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 それぞれに個性的で制作に対する真剣さが伝わってきて感動した。
岩内美術振興協会の伝統を感じた。(S,S)

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