ちょっと欲張り? 文学館と美術館研修!!

2月25日、今日の研修は道立文学館と近美。
粉雪舞い散る中、まず文学館だ。
参加者はボランティア、一般町民合わせて16名。
お目当ては「文学の鬼を志望す 八木義」展。
yagi.jpg

徳でなくなんですね。
八木は室蘭出身の芥川賞作家、多くの名作を
発表したが、岩内との関わりは
有島の「生れ出づる悩み」の主人公木本青年の
悩みとか生き方に共感したからだ。
生前の木田に取材し、木田を
素材にした「漁夫画家」を世に問うた。

終の棲家となった町田市で企画開催されたのだが、
同じ内容で再び展示さている。時間の関係もあり
木田関連のコーナーに行く。
正面に見覚えのある「岩内港」と「岩内の海岸」の
2点があり、何かしら心が落ち着く。

左側に小説の原稿があり、端正な字が人柄を偲ばせる。
右側には有島が木田に送ったあの長文の手紙の複製品。
岩内に残り描き続けるよう諭した手紙が
実物と見分けがつかないほど正確に再現されている。
随分お金もかかったそうだ。

説明役の副館長はとても岩内びいきで
岩内の人は是非見に来てくださいと語気を強める。
静謐な文学館を後にして次は美術館。
cezanne.jpg
企画展
「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃」では
全145点の作品が展示され、
木田が絵画開眼の端緒となった
セザンヌ(印象派)の絵を一巡。

Ⅰ人物画、Ⅱ風景画 Ⅲ静物画と
三つのジャンルに分かれセザンヌの
新しい絵画の思想に共鳴した各地の
画家達の作品も揃えずしりと見応えあるものだった。
ゴーギャン、モデリアーニ、ピカソ、ブラック、マティス・・・
日本では安井曽太郎、前田寛治、有島生馬、
佐伯祐三、岸田劉生、小野竹喬、中村彜(うね)等が
大きな影響を受け絵画革新の大河を形成していく過程がわかる。

私の個人的な感じとしては、今ひとつ印象派が
近代美術誕生になぜこれほど重要視されるか
納得できないものがあったが、今回
館内のパンフ類の中に芸術の森美術館のチラシを
何気なしに見ると春に開催予定の
「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」
が目に飛び込んだ。
次の紹介記事を読んで目からうろこ。
「記録性に優れた写真の普及は絵画の存在意義を脅かしました。そこで、更なる絵画の展開を追及したのが印象派の画家たちです。彼らは、パレットの上で混ぜてにごった色を作るのではなく、画布に直接絵具を重ね点描することで、輝度の高い絵を描き、眼前に広がる光と色彩の変転を表現しました。」
O.Y
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