前川茂利が撮った岩内~働く人たち

 その風景は岩内大火後落ち着いたころの港の様子だった。今とは全く異なる漁港の活気が伝わってくる。
スケソウダラや真鱈がこぼれんばかりに入った木箱や馬車がある。
中型のサメがずらりと並んだ港がある。このサメは一回焼いて壺に醤油で漬けて食べたそうだ。サメは臭みがあって腐りやすいので、そうやって保存したのだろう。

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はえ縄を運ぶ人たちの表情は、みな穏やかだ。今日とれた漁の収穫に安心し満足しているのだろう。
一家総出、子どもも大人も漁の準備や後片付けを手伝っている様子がほほえましい。 
それとは対照的に打ち上げられた破船の写真があったりする。
西風の強い岩内港は全国でも例を見ない築港工事によって守られてきたが、破船の処理は定かに決められていなかったようだ。遺棄された破船は痛々しい。

DSC08528.jpg
 
岩内の人たちは、家族を養うために農業も営み、半農半漁の生活をしていた。
米や野菜そして魚や貝があれば食べることには困らない。冷害で米がとれない年もあっただろう。でも大漁なら、日銭もたくさん入り、外からの米や、味噌や醤油も買えるだろう。
また屠畜場があったので、その時代では珍しい肉も手に入ったらしい。浜だからこそのつつましいそして豊かな生活がそこにはあった。
後編もぜひ見てみたい。(S.S)

          ☆予告☆
前川茂利が撮った岩内<後編>
           ~街のくらし~

     9月28日(木)~10月29日(日)

共和町の写真家・前川茂利が撮影した岩内の人と風景。
後編は賑わいを見せる岩内市街の姿を紹介。
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