可愛いね二中祭作品展

オオカミの写真をもとにして描いた1年本田凜さん『狼』。オオカミの白、薄いベージュ、薄いブルーグレーのバランスがとても良い。背景に黄緑を持ってきて対比もしゃれている。オオカミの大きな眼がひたすら優しく引き込まれそう。
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2年生天野匠君『花火』は数枚の写真を組み合わせて自分でアレンジしている。線香花火を画面中央に近く大きく入れて、左端にほんの少し女の子の浴衣の袖をつかむ所作が描かれていて画面の切り取り方がすごくうまい。浴衣の柄は白い蝶で自分で考えたそう。その白い蝶と白い手がなにやらひどく色っぽいけれど、反面この世のものでないような消え入りそうな存在感の希薄さは大人でもなかなか出せない。
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1年土門琴美さん『とある船』左手前に大きな漁船を配置し、右手奥に漁業市場の建物を小さく組み合わせていて、遠近感の表現が抜群だ。船の構造がしっかりしていて薄塗だが重量感が出ている。空の荒目の水平のグラデーションも画面全体に生き生きとしたリズム感を与えている。
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ちょっとタイプの違うイラストは3年菊池青衣空さん『涙』。女の子が部屋の隅で熊のぬいぐるみを抱いて泣いている。ごくごく淡い色調で、窓から見える三日月が孤独感をよく表している。
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二中では夏休み中に一日木田美術館に来て模写をしている。今回は1階ホールに展示されていた佐藤おちろ作品の模写が圧倒的に多かった。どの絵もおちろの雰囲気をよく表していた。

中には木田金次郎の静物画の模写もありこれも良かった。顧問の先生は「模写をやらせているのは、夏休みに一日長い時間美術館にいて、絵に触れさせたい。生徒たちはデッサンはあまり好まず、イラスト的な絵が多くなる。それで模写を続けているとのこと。」美術館で一日模写なんて、なんて贅沢でしょう。うらやましい限りだった。(S.S)
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