美術館講座 第3回 「後志・美術資源をめぐるバスツアー」

9月10日(土)、「美術館講座2016」第3回として、
「後志・美術資源をめぐるバスツアー」
を開催しました。
いつもの講座よりちょっと早めの11:00、美術館前を福祉バス「たら丸号」で出発。

多くの画家を輩出した後志を、景観や人物交流を軸に紐解いてみるツアーです。
最初に訪れたのは、

1)「小沢10号」(共和町):日本製麻株式会社小沢工場跡地

日本製麻株式会社小沢工場跡地

ここは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のモデル、
「暮しの手帖社」創業者の大橋鎭子さんの父(とと)が工場長をしていた場所。
大橋鎭子さんは1921(大正10)年、1歳の時に暮らしていました。

現地では、西村計雄記念美術館の福井館長と待ち合わせ。
製麻工場についてガイドしていただきました。
かつては採取した亜麻を柔らかくするためのため池があったとか。
そして、この場所を描いたとされる、西村計雄《小澤村》1935年のこともお話し下さいました。

2)「末次商会」(共和町)

トンネル餅・末次商会

続いては、小沢名物「トンネル餅」を作っている「末次商会」。
ご主人の末次敏正さんから、お話をうかがいました。

「トンネル餅」の創始者は、西村計雄の父・西村久太郎。
久太郎氏から末次さんへ「トンネル餅」が引き継がれたときの模様や、
小沢がロケ地となった映画「男はつらいよ 望郷編」(1970年)のことなども。

3)「倶知安風土館」(倶知安町)

倶知安風土館

一行は倶知安へ。風土館では自然科学が専門の、岡崎毅館長より、
後志の地形の成り立ちからみた、この地方独特の景観についてお話いただきました。
羊蹄山の微妙な「ふくらみ」が、とんでもない事実を物語っていた話など、興味の尽きない館内でした。

4)「小川原脩記念美術館」(倶知安町)

小川原脩記念美術館「麓彩会展」

こちらでもお話をうかがう機会が。
開催中の「第58回 麓彩会展」のアーティスト・トークを聴講。
小川原脩とともに同会の創立に携わった野本醇さん(伊達市在住)、
地元倶知安在住の徳丸滋さん、本庄隆志さんから、
ご自身の作品についてのお話をうかがいました。

5)「有島記念館」(ニセコ町)

有島記念館

最後は有島記念館。伊藤大介学芸員から、この場所にあった「有島農場」についてうかがいました。
バスの車窓からも、有島ゆかりのポイントが見えることもうかがったので、景色の見え方がちょっと変わったかも。

岩内から共和、倶知安を経て、ニセコへ。
「美術資源」を実感しつつ、17:00に岩内に戻ってきました。

トンネル餅
旅のおみやげはコチラ。小沢名物「トンネル餅」。

ご参加いただいた皆さん、
各所でご案内いただいた皆さん、
ありがとうございました。

次回講座は11月12日(土)13:00~15:00
第4回 「平成の『生れ出づる悩み』2016」です。
どうぞご参加ください!

(学芸員 岡部 卓)
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