佐藤喬の山の絵美術館「江幌小屋」を訪ねて

上富良野駅から起伏のある畑の中を4キロメートルほど行くと、車庫と古い民家と新しい住宅、プレハブの建物が並んでいる。
古い家が「江幌小屋」だ。
周りにはコンビニは勿論民家も全く見えない。
1998年開設で、1階が山の絵、2階には建物や人物の油絵や水彩画、人物の彫刻が展示されている。
約100点近くあるそうだ。
無料で鑑賞でき不定休とのこと。

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画家の佐藤喬さんからお話を伺った。
中学校の美術の教員をしていた喬さんは、札幌西高校を卒業した後札幌分校に行く。
西高の美術部は佐藤忠良さんとかがいてとても自由な校風だった。
札幌分校を卒業してから少し回り道をしてから郡部で教員をしていた。
後半は札幌で務めていて、50代から山の近くに住みたいということで家を探していたそうだ。
十勝岳周辺に住みたいということで、この農家の家と土地を退職前に買って手直ししていたそうだ。
札幌から毎週来ていたので、地元の人ともすぐ溶け込めたという。
最初はここに住む予定だったのが、教え子が来た時に作品をここに飾ったらと言われて、書き溜めてどこにも発表していなかった作品を展示するようになったそうだ。
退職した後、絵を描いたり彫刻をすることが仕事になっている。
「札幌だと彫刻をする仕事場がなかったが、ここだと思うように制作できるからいい。売り絵は描きたくない。俺は死んでいないぞ、生きているぞ、いつかみんなに認めてもらう絵を描くぞ、そう思って制作していて生きているという実感がある。ぬるま湯には浸かっていない。」
そう話す喬さんは飄々としていながら、地に足をつけて生きている印象が強くある。

喬さんは今年の春に閉校した江幌小学校で、ボランティアで17年近く絵を教えていたそうだ。
事の成り行きは、町内の飲み会で周りの人に 手伝ってくれないかと言われて、教えに行くようになった。
写生会や卒業制作を手伝っていた。
版画や陶芸や粘土で動物をつくったりしていた。
学校全体で17、8人、小さい学校だったからその子に合わせたきめ細かい指導ができた。
みんなすごくうまくなって、町の文化祭で目立つようになり、子ども達が自信を持ってやれるようになった。
そして音威子府工芸高校に数人入って活躍している。
今でもその子ども達とは連絡を取り合っているという。

「江幌小屋」には年間500人ほどのお客さんが来る。
その人たちが、喬さんに、よく奥さんがここに家を建てて住むことに賛成しましたねと言っていくと笑っていた。
奥さんは優しい笑顔で、田舎が好きだからと話しておられた。
ご夫婦2人のとびっきりの笑顔が「江幌小屋」の魅力なのかと、強く感じさせられた。

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「江幌小屋」へ行くには、上富良野町観光協会か江幌小屋のホームページをご覧ください。
事前に電話連絡をするとよいでしょう。(S.S)

「上富良野町観光協会」はこちらクリック

「江幌小屋」はこちらクリック
空知郡上富良野町西6線北27号 Tel,Fax0167-45-3354

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