しりべしミュージアムロード共同展はすごくいいね!

チラシ面1

ここ数年、夏に開催される しりべしミュージアムロード共同展に
はまってしまっている。
何故かというと、1つの美術館のなかで、木田金次郎、西村計雄、小川原脩、ピカソと4人の作品を鑑賞できるからだ。
いわば1個のお菓子で4つの味を楽しめるということなのだ。
距離的にもそう遠くないので、折り畳み自転車に乗ったり、それをケースに入れてバスに持ち込んで乗り込んだりとサイクリングを兼ねて、荒井記念美術館、木田金次郎美術館、西村計雄記念美術館、小川原脩記念美術館をまわってみた。

DSC07267.jpg

今回のテーマは「いろとかたちのシンフォニー」で、それぞれの学芸員がそれに沿ったテーマを決めて、他館から絵を数点借りてくる形になっている。
たとえば、木田美術館は「色彩のコーラス」で、小川原脩の見たこともないような彩度の高い絵が展示されていた。
西村美術館では「線のリズム」で、小川原美術館は「奏でるカタチ」、荒井記念館では「人生賛歌」だった。
それぞれにテーマを表す絵を配置し展示する。そこにそれぞれの学芸員の考え込んでいる姿が浮かんでくるようでとてもおもしろい。話を聞けば、この企画のために数か月の時間をかけ、各美術館の収蔵目録を見ながら絵を選んでゆくという。
他の美術館ではできない仕事なのだ。

久しぶりに行った小川原美術館では「小川原脩のラダック」というチベット旅行での取材を基にした絵だけを抜粋して展示していて、精神的に深みのある作品をゆっくりと観られて至福の時を過ごすことができた。
小川原脩がなぜ、フランスでなくイタリアでもないチベットに旅をして滞在し、そこの住民とその生活を見つめていたのか。
そして絵として表現したのか。
声高に話すタイプではない、どちらかというと寡黙な小川原脩の思考回路を、戦争画を描いていた時期があるという学芸員の解説によって少し理解できるように思った。

荒井記念館では学芸員の解説文がとても印象に残ったので抜粋させてもらう。
他館の作品のコメントを書くという活動がとても貴重だと思った。(S.S)
~小川原脩の「巡礼」は、仏教における最高敬礼【五体投地】の初動作が描かれています。
アジア諸国を周遊した小川原は、この礼拝にアジアの人々の精神性を見出しました。
二等辺三角形の安定した構図。地に足をしっかりとつけて、合わせた掌を天に向かってすっと伸ばす姿は、宗教とは何なのか、生きることとは何なのかを、私たちに問いかけてくるようです。~


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