トイレに見るやきもの文化***江別市セラミックアートセンター

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この展覧会の副題は「染付便器の民族誌」とあります。
明治中期から大正時代にかけて、瀬戸地方で盛んに作られた 染付け古便器の展示を見てきました。
古便器とは、非水洗式トイレ用に作られ、陶磁器製便器の総称です。
江戸時代末期は、木製便器を使用していました。
当時、藍染めの着物や染め付けの食器が普及し、青白の組み合わせが粋であると流行しあこがれの対象になったため、そのブームが便器にも影響したそうです。
展示品も陶器製の白地にコバルトで文様が描かれていますが、唐獅子/鷹/富士山など吉祥模様で、花では牡丹がもっとも多く描かれています。
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昭和という時代が懐かしがられ、古い住宅もリノベーションされカフェに変身したり好意的に利用されていますが、私の幼年時代は、豪華絢爛な柄付の和式トイレが恐ろしくて、お化けが出てきそうで苦手だった思い出があります。
子供には、華麗な装飾はただヘビーでした。
改めて鑑賞すると、日本人の感性の細やかさ職人技につくづく感心させられました。
特別注文の作者の銘入の便器もあり、使うのが惜しくならないのかと考えてしまいました。
昔の人はご不浄と呼んだりしましたが、トイレはきれいな場所、そうあるべきだと認識を改めた次第です。(S.K)

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