「とと姉ちゃん」が持っていた木田作品が!

NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。
ご覧になっている方も多いと思います。
ドラマは雑誌『暮しの手帖』創業者の大橋鎭子さんをモデルとしたオリジナル脚本です。

ドラマの最初の舞台は、静岡県浜松でしたが、実は大橋さんは北海道育ち。
「とと」が北大卒(当時の北海道帝国大学)、「かか」は小樽出身で女子美術大学卒。
ふたりは小樽で出会って結婚、「とと」が日本製麻株式会社に就職し、
工場があった小沢村に、当時1歳だった長女の鎭子さんとともに暮らしていたのです。

この小沢こそ、岩内の隣町、現在の共和町小沢です。
西村計雄の生まれ故郷でもありますね。

実は当館は、「とと姉ちゃん」こと、大橋鎭子さんから、
木田金次郎作品をお預かりしていたのです。
「牡丹」(1956年)。20号という、花を描いた作品中、最大の大きさです。
2004年11月、開館10周年記念特別展示「木田金次郎 画業の全貌」展に、大橋さんから作品をお借りし、
会期終了後にそのまま寄託してくださいました。

大橋鎭子さん旧蔵「牡丹」
木田金次郎「牡丹」1956年 (大橋鎭子さん旧蔵作品)

2013年3月、大橋さんは93歳でご逝去されますが、同年11月、妹の横山晴子さん(3人姉妹の次女)から、
作品を岩内町に寄贈するというご意向をいただき、現在に至っています。

大橋さんは木田金次郎とは面識はなかったそうですが、
作品をお預かりに「暮しの手帖社」へ伺った際には、北海道のことを懐かしく振り返ってらっしゃいました。

この作品「牡丹」は、開催中の春の企画展「木田金次郎 額縁の秘密」に展示しています。
加えて、当館2016年度の年間スケジュール「木田金次郎美術館のごあんない」の表紙にも掲載しています。

「とと姉ちゃん」が永く大切にしてきた作品、
皆さんも会いに来てくださいね!

『「暮しの手帖」とわたし』
ドラマのモティーフとなった大橋さんの自伝『「暮しの手帖」とわたし』。北海道時代のことも書かれています。
現在はポケット版も発売中(ともに「暮しの手帖社」から)。


『北海道新聞』2016年6月2日夕刊
そして、ついに大橋鎭子さんと北海道のゆかりについて、『北海道新聞』の記事に!
6月2日夕刊のトップ記事に掲載。当館のことにも触れられています!


(学芸員 岡部 卓)

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「とと姉ちゃん」大橋鎭子さん旧蔵作品を展示中!
2016春の企画展
木田金次郎 額縁の秘密
7月3日(日)まで
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