美術館講座 スタート

本年度で11回目の開催となる土曜講座が、5月14日土曜日参加者12名で開始しました。

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テーマは「額縁の秘密」額縁に暗号が刻まれているのか、と考えるのは大間違い。
日頃から、額縁に関する入館者の質問が多いこともあり、学芸員は額縁専門テキストを熟読しこの企画を完成させた、とのことです。
現代美術作品では、縁なしが多いそうです。
しかし、西洋画の歴史をたどると、初期には宗教をテーマに描くことが主であり額縁は祭壇を模した重厚なデザインでした。
展示室に入るとすぐにその額縁を見ることができます。
1階の作品は、フランス式の古い額に治った作品が並びます。
なかでも、箱入りのフランス式額は、日本独自の物で、額縁をも貴重品と丁寧に取り扱った事が発端で、油彩画が特別扱いされていたと感じます。
他にスペイン式の額縁もあり、展示室2階の不動の位置に飾ってある絶筆の「バラ」は、このスタイルの額縁に納まっています。
2階の階段を上がったところからは、チーク材でこっくりとした色合いのシンプルな額縁。
最終展示コーナーは、まとめてあつらえた同じ額縁に入った作品が並びます。

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額縁の入替え時に20~30点のオーダーをして、金色の彫り物が縁取る木田の大きな作品は静かな風格を漂わせています。
額縁が変わると作品の印象が変わる、もしかして美術館のイメージをも変えていく底力があるのか、と考え込んだ講座でした。(S.K)
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