蓮華寺

正式名は日蓮宗妙厳山蓮華寺で、1878(明治11)年に寺号公称の許可を受け、1911(明治44)年に本堂を建てた。
そして同敷地内に昭和2年から3年にかけて建て直したとのことだった。

門を入って左側に大きなしだれ桜の木がある。
その手前に小さなお堂があり、かわいいお顔の淨行菩薩がある。

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これは、法華経に記されているが、お釈迦様が入滅した時にたくさんの菩薩が現れ、それを4人の菩薩が指導したそうな。その1人が淨行菩薩である。この菩薩は信じる心によって、煩悩を洗い流し清らかな水の功徳を与えてくれる存在らしい。宗派にかかわらず、この菩薩の像を水で洗い清めることで自分自身の悪いところ、心も含めて病気や怪我などで痛む箇所を「南無妙法蓮華経」と一心に唱えながら磨くことにより、感応によって直してくださるとのことだった。

中に入ると通路に6枚ほどの油絵が飾られていた。
ホテルうきよが閉まったときに譲り受けたらしい。中居さんとか岩内出身の方のものだった。そこがどこかのギャラリーのような雰囲気になっている。

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位牌堂にいくと入口に大きなクジラ塚があった。

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骨はひげクジラの右下顎骨だそうで、全体にゆるく曲がっていて長さは340センチ幅は27センチあるとのことだった。昭和50年代に敷地に建てられていたらしいが、風化が進むため建物の中に収めた。骨を建てた経過ははっきりとはしていないが、クジラが取れた後解体して残った骨を供養のために収めたのではないかということだった。現在住職は常にお供えをして漁業の安全のために毎日お参りしているという。

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本堂は宮大工が建て、コの字型の肘木(ひじき)を多用していて、太い材を使い棒天井もしっかりしている。寄木造りの欄間の彫刻も昭和初期とは思われない美しさがある。本堂正面の向拝の彫刻は仏師風間壮慶の作である。日蓮宗なので華美な造りではないが、漁業豊漁、海上安全と遭難した方たちの慰霊のための信徒の方たちのひたむきな気持ちがその空間を創り出していた。
100年以上続いている岩内の信仰の純粋さを感じることができた。(S、S)
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