文化祭

10月3日、岩内町にある二つの中学校で文化祭が行われました。

岩内第一中学校文化祭
 
美術部展示教室入口には、縦2、4メートル横3、15メートルの白黒の「ONE PIECE」の共同作品があり目を引いた。
約5ミリの黒画用紙を92、279枚貼って3ヶ月かけて制作したそうだ。

文化祭3

展示室には、迫力あるB全版が4枚、B2判が11枚、四つ切が1枚飾られていた。
風景画が多く、色使いがとてもうまい。
伊藤路留さん「葉桜」は右近景に大きな桜の木をおき、左中心に赤い遊具があり、遠くの木立が暗くてそれらを引き立てていて遠近感、季節感がよく表現されている。

文化祭2

井上潮音さん「ふるさと」は凹凸のある畑を中心にして、中心の小さな農家の赤と青の屋根がアクセントカラーになっていて、画面を引き締めている。
福森勇次君の「カブトムシ」はカブトムシを中心に巨大に入れて、背景は空と雲で単純化し奇抜な空間を作っている。

文化祭1

面白かったのは、清川翔太君の「人形たちの期末」で教室風景にだるまや招き猫、狸、こけしなどがいてテストをうけているというユーモアあふれる構想画でついニンマリしてしまう。
中学生の多様な表現が垣間見えて楽しい展示だった。


岩内第二中学校文化祭
 
B2判が2枚、四つ切が19枚と小さめな作品が多いのは、コンクールに応募するためとのことだった。
手を入れた題材の作品が4点あり、どの絵も手のデッサンが巧みで力強かった。
顧問の先生のお話では、手のデッサンをたくさん描いて練習した成果とのことだった。
田村悠翔さん「光」は指の関節に力が入り、円い光の輪を自分の手に封じ込めてしまいそうな力強さがある。それと対照的に松田朋佳さんの「空」は、右上からさしてくる光の方へ伸ばした手が実に伸びやかで美しい。手を片方入れただけで、これほどの空間が成立することが不思議だった。10代の思春期の心の震えるような繊細さがあった。

文化祭5
文化祭6

コンクールで銅賞を獲得した枝元善藏君の「貨物船」は斜め正面の難しい角度から描いていて、重量感があり、海の色、空の雲の動きと、全体から細部までていねいに描き込んでいて素晴らしい。

文化祭4

また「馬」は手前から走ってくる駿馬を迫力ある構図で切り取っている。岩と馬の色を濃く、空と砂を極端に薄くして、水彩の濃淡の効果を最大限に利用しているのに、舌を巻く。
特別支援の生徒の切り絵は1ミリの細さの図柄を正確に、気持ちを込めてカッティングしていて、どの切り絵もため息の出る美しさだった。

文化祭8

生徒たちの真剣さが伝わってくるような作品だった。(S・S)


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