ナイトオープンに参加して

9月18日(金)午後からあいにくの雨降りで、夕方には雨足が強くなる中、35名の方が集まってくれた。
学芸員の岡部さんから、『昭和30年代と木田金次郎』の企画展の解説があった。

ナイトオープン1

昭和29年の岩内大火の後、すぐに描かれた「大火直後の岩内港」の絵がある。
これから木田金次郎の再出発が始まる。岩内町から出された「復興のしおり」には、大火直後とその2年後の町の写真が載っていて、短い期間にもかかわらず町並みがすっかり戻っている様子がわかる。
これは全国からの寄付と岩内魂によるものとのことだった。

昭和34年東京の高島屋で木田は初の全国デビューを果たした。高島屋のその時の写真には、大きな日の丸の旗の飾り付けがあり、皇太子ご夫婦ご成婚の時だったのがわかる。
その後、仙台丸光デパート、札幌今井丸井デパートと巡回した。

ナイトオープン2

昭和37年には福岡、東京、札幌で2回目の個展を開き、その時に女優の木暮実千代さんが買って所蔵していた30号の「岩内山」が、木暮さん亡き後20年行方不明だったが、東京のオークションで森田晋氏に購入され、寄託していただき木田美術館に展示された。
今回の企画展では、「東山から見た早春の岩内山」(中学校の美術資料集にも掲載)と寄託された「岩内山」と道立近代美術館からお借りした「岩内山」の3点が並べられている。

また泊村の茶津の断崖の絵も、木田の作品の中では最大の50号の「海岸風景」を北海道大学の附属図書館からお借りしていて、同じモチーフで3点展示している。
それらの絵を観ていると、木田が焼け跡から立ち上がり、渾身の力を振り絞って制作した時の熱い想いを痛いほど感じてしまう。
その後、第4展示室で『岩内線廃止とたら丸の誕生』の展示を見た。昭和60年に廃止された岩内線のSLやデイーゼル機関車の写真、汽車の料金表、駅名の看板などたくさんの物が陳列され、みんな懐かしそうに談笑し見入っていた。その空間はまさに昭和の空気が漂っていた。

それから、ラウンジで温かいうどんやそばと手作りのお総菜でおなかを満たし、ビールが入るたびに話が盛り上がった。

ナイトオープン3

またエントランスには、共和町の『Grow up』のみなさんが手塩にかけて育てた新鮮野菜が並んでおり、香ばしい匂いのポップコーンの実演も相まって、お帰りの皆さんの手には野菜たちが…

キャプチャ

とても楽しいひとときを過ごすことができた。(S・S)
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