しりべしミュージアムロード共同展

―絵がたどってきた道―

しりべしミュージアムロード共同展は2002年から各館が所蔵するコレクションを交換貸出し、共通のテーマのもとそれぞれの館で展覧会を同時開催してきました。
2015年は『道―On the Road―』がテーマとなりました。

MRポスター

木田美術館では例年通り雁原学芸員が担当し、作家の手を離れた作品がどのような経緯で現在に至ったか『絵がたどってきた道』を主題に展示内容が構成されました。
展示会場には木田金次郎、パブロ・ピカソ、西村計雄、山岸正巳、小川原脩の作品22点が並びました。それぞれの作品は絵画として大変素晴らしく鑑賞の楽しみは勿論ですが、その作品がたどってきた道のりも又興味深いものがあり、解説文に目を凝らす入館者の方々が多くみられました。
ミュージアムロード各館を回った熱心な絵画ファンからも「良かった」「楽しめた」「木田美術館が一番」とおほめの言葉をいただきました。

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 『絵がたどってきた道』を少々ご紹介します。
木田金次郎の「枇杷の図」1953年油彩は、札幌丸井今井百貨店で木田金次郎第一回個展が開催された時、遠路根室よりはるばる展示の手伝いに来た画友茂木幹氏にお礼として木田が贈った作品です。木田没後1994年木田美術館が開館し、90才となった茂木幹氏よりお祝として岩内町に贈られ40年ぶりに里帰りした木田の作品です。

西村計雄の「アネモネ」1962年油彩は、長女育代さんの結婚に大反対していた西村計雄でしたが、結婚し田中姓となった育代さんの長男誕生の知らせを受け、誕生祝として贈った作品です。長い間田中家(東京都大田区)のサロンに飾られておりましたが、父西村計雄逝去の後共和町に寄贈されました。

小川原脩の「巡礼」1982年油彩は、1995年小川原脩が自作の60点を倶知安町に寄贈し、それらは30号以上の大作でその後の小川原脩記念美術館建設の契機となりました。この作品はそのうちの1点です。

パブロ・ピカソの「読書をするジャクリーヌ」1957年リトグラフは荒井記念美術館の創設者荒井利三氏がニューヨークのオークションでアメリカの著名な音楽家ミッチミラー氏からパブロ・ピカソの版画188点を譲り受け、荒井記念美術館を1989年にオープンしました。その後も作品蒐集は続き全国最大267点のピカソ版画コレクションを所蔵する美術館となりました。このリトグラフはオークションで獲得した作品です。(M・T)
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ミュージアムロード共同展
『 道 ―On the Road― 』
8月30日(日) まで開催中
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