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「青 塚 誠 爾 回 顧 展 」始まる

 当館初代館長・名誉館長で 2005年8月惜しまれながら逝去されました青塚誠爾先生の回顧展が開催され、連日多くの人々が会場を訪れております。
 本展は、1.木田金次郎とともに 2.港を見つめて 3.円熟-柔らかな光、の三部で構成されております。
 青塚名誉館長は 1941年、木田金次郎門下生となり1942年19歳で第18回道展に初入選し、翌年「風景」で連続入選を果たしました。本展ではこの時代、師・木田金次郎の指導のもと絵筆をとった初期の作品が5点、展示されております。
  1960年37歳で道展会員、1968年45歳で一水会会員に推挙された青塚名誉館長は、制作テーマをふるさとの港、漁船にしっかりと定め、この時期充実した制作活動を続けました。本展では1967年~1990年にかけ漁港を描き、道展・一水会展に出品した80号から100号の大作や、1994年当館館長就任以降円熟期の作品、遺作となった2005年80回道展出品の「元朝の漁港」など合計20点(展示期間中入替3点含)の作品が会場を飾っております。
 木田金次郎最後の愛弟子は、師の言葉を忠実に守り、ふるさと岩内の港と向き合い、毎年元旦の朝には港にイーゼルをすえ、描き 初 ( ぞ ) めは大漁旗で飾りたてた漁船でした。
  終生、「僕は老画学生」と話し、常に謙虚に誠実に人生を歩んだ最後の作品は、やはり、ふるさと岩内港の風景でした。 80歳の画家が、2005年第80回道展に出品した、F80号の遺作「元朝の漁港」をぜひご覧下さい。

M.T
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