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鑑賞スケッチノートより

○2019/5/3 恵庭市 匿名
毎年連休に来ています。心がきれいになる絵です。
外に出ておもいっきり深呼吸したくなります。

○2019/5/3 留萌市 M様
ありがとうございました。

○2019/5/5 東京都 匿名
札幌に住んでいた3年間何度も見に来ました。
春の岩内はほっこりして気持ちあたたかく、羊蹄山のピンクの色が今日は気になりました。美術館の運営がんばって下さい。また来ます。

○2019/5/10 神戸市 F.M様
いつも常に頭の中にある木田金次郎の絵を再度見られ、特に今回は見た事のない絵を見る事が出来て感激でした。ありがとうございました。

○2019/5  苫小牧市 O様
岩内美術知り合いの人がいてよかったです。
木田美術も勉強になりました。

○2019/5  札幌市 F.H様
来て良かったです。これで三度目ですが又来たいです。
ありがとうございました。

○2019/5/19 札幌市 M.H様
三年振りで美術館でよい時間を過ごし満足です。
いろいろの想い出が頭をめぐらし、懐かしさでいっぱいです。

○2019/5/24 札幌市 S.H様
父が好きだった木田さんの絵が見られました。
影響うけていたのだと思います。

○2019/5/24 江別市 S.A様
寄託の方に感謝です!

○2019/5/24 江別市 M.E様
つい先日、札幌「芸術の森」と有島記念館に行き、木田氏との関係を知ったばかりです。力強い筆さばきに圧倒されました。

○2019/5/25 札幌市 S.K様
カルタの解説でわかりやすく面白く観ることができました。
自由で力強い作風を実際に鑑賞できてよかったです。

○2019/5/26 岩内町 匿名
青塚先生の作風を見学しに来ました。

○2019/5/28 台湾 
日本印象派is画家

○2019/5/28 山形県 K.S様K.N様
木田さんの絵とても好きです。本物が見れてうれしいです。

○2019/5/29 兵庫県 M.I様
夏の北海道1日ドライブで初めて知りました。ありがとう!
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「相原求一郎の軌跡」を見て

先月北海道近代美術館で相原求一郎展を見た。
以前中札内美術村で彼の作品を観たときに、その絵の雄大さに強く惹かれたからだ。

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30歳代の簡略化されたキュビスムの傾向の強い「線路のある風景」はピカソの青の時代を思わせる色使いが美しい。年齢がいくにつれて少しづつ、北海道の風景を題材にした絵が多くなる。若いときに満州に兵隊でいったときの、広大な厳しい自然を見て感化を受けた体験がそこにある。どの絵も明るい純度の高い色相を避けて、モノクロームに近い色合に収束して行く。秋の錦織なす景色の鮮やかな色でさえ、相原にとっては無用の長物なのだ。まさに徹底している。
相原の晩年の「北の十名山」シリーズは、絵の構図を再構築したりして彼独自の北海道の山々を創り上げることに成功している。

以前後志で北海道近代美術館の巡回展をやったときに、中学生を引率して鑑賞した事がある。後日アンケートを採ったところ、相原の禁欲的な冬の風景画が多くの票を獲得していた。彼の自然との真摯な向き合い方が中学生の心をつかんだのだろうか。(S,S)

Volunteer Diary

2019/5/1
曇り晴れ、案の定午後雨です。9時半から見守り10時過ぎに2、3人ずつそして午後3時までに30人超えました。Kさんも来てくれてもう少ししたら帰ります。(S.K)

2019/5/3
富山や名寄など遠方より岩内に縁のある方達がファミリーで多勢来館くださいました。ちょうど岩内のゆるキャラのたら丸、べに子が登場し、かわいらしい新1年生の女の子が写真に納まり賑わいました。
ティーラウンジの入りやグッズの販売等も好調のようでした。G.Wは故郷を懐かしむ良い機会になりますね。(S.Mi)

2019/5/4
10連休、何かといろいろあって忙しい日々ですが、今日は久しぶりの見守りボランティア。昨年よりも入場者数も多いとの事、お天気のせいもあるとのこと。でもうれしいことです。美術館の周りの駐車場も全道各地からの車がびっしりです。多くの人に岩内に来て頂きたいです。(S.M)

2019/5/11
今日多数の団体が入ると聞きまして、午後から来ました。全部で48名が札幌からいくつかのグループが集まっての1団体だそうです。中には泊村堀株とか岩内出身の方もいてとても懐かしく楽しそうに見ておられました。(S.M)

2019/5/23
第4展示室の25人展、あと数日で終了です。この展示が目当てで来館される方が多く、関心度が高かったように思います。心に染み入るような印象の良い展覧会だなと感じています。(S.Mi)

久保奈月展のお知らせ

今年1月に行われた「仲間たち展」でひときわ目を引いた
“書”の展示がありました。

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その作品を書いたのが現在書家として札幌で幅広く活躍している
元岩内高校美術部卒業の久保奈月さんです。

縁あってこの度久保奈月さんの個展が木田美術館で
6月25日(火)より開催することとなり、
6月30日(日)最終日にはイベントも開かれます。
今までにない展示になりそうですので皆さま是非ご覧ください

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

TADAIMA“唯今”
NATUKI KUBO/Soro exhibition
2019年6月25日(火)~6月30日(日)
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料


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Closing event!

6月30日(日) 13:30~14:00
<Guest>津軽三味線 忍弥-NIYA-
     きつけ舞  鈴木豊苗樹(ほうみょうじゅ)

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初夏のナイトオープンのお知らせ

6月22日は令和元年最初のナイトオープンが行なわれます
学芸員の解説後は屋上で素敵な夕焼けを見てゆっくりとした時間をナイトラウンジで過ごしませんか?
たくさんのご参加お待ちしております

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写真は昨年の様子

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初夏のナイトオープン
2019年6月22日(土)
18:30~19:00 ギャラリートーク
19:00~20:00 ナイトラウンジオープン
参加料 1,000円(観覧料・ドリンク代)
≪美術館にて前売券販売中≫
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NPO総会を終えて

2019年5月29日午後6時30分より木田金次郎美術館においてNPO法人岩内美術振興協会の第12回通常総会が開催されました。
定款の定めにより瀧澤理事長が議長となり、本人及び委任状出席者数の報告があり総会開会が告げられました。
次に理事長より2018年度の木田金次郎美術館は『生れ出づる悩み』出版100年記念「有島武郎と木田金次郎」展を東京都、札幌市、ニセコ町、岩内町などで開催し、その他の事業等も順調に推移したが財政的には大変厳しい年であったとの挨拶がありました。

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その後総会の議事録署名人が2名指名され議案審議に入り理事長より2018年度の事業報告が、佐藤英行事務局長より決算報告が、佐々木監事より監査報告があった後、賛否が諮られいずれの議案も賛成多数で承認可決されました。
続いて2019年度の事業計画、収支予算案が審議され、これらも原案通り可決されました。
最後に任期満了による役員改選の件が諮られ全員留任と決し、第12回総会が終了しました。(M.T)

「第129回岩内美術協会春季展」は力強かったよ

17名のメンバーが29点の絵を出していた。道展、独立展、全道展の会友、所属という人たちが何人もいる。その力強さに圧倒される。
新井場豊「回帰Ⅰ―平成」「回帰Ⅰ―令和」の100号の鮭を描いた油絵はともに乾燥した鮭を題材にしていて、画面からほとばしる力に圧倒される。鮭のそれぞれの顔に個性があり、味がある。

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新井場豊「回帰Ⅰ―平成」「回帰Ⅰ―令和」

宇野嘉祐の「ヤドカリ」と「貝」は小さい画面のスーパーリアリズム的な描写が巧みだ。けれども作家がその手法を何の目的のために使うのか、ちょっと見えてこない部分がある。その絵は写真を超えて、普遍という領域に近づくのだ。そこのところの宇野の深まりを期待したい。

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宇野嘉祐「ヤドカリ」「貝」

「DRUM」山田則意のコンプレッサーとドラム缶、ホースを組み合わせ分厚いマチエールに茶系統の色合いでしっとりとまとめている。背景に古びた貨車を配置し、それぞれの金属の質感が統一された音色で奏でられている。青緑や赤の点がその中にちりばめられていて、穏やかで不思議な雰囲気を醸し出している。

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山田則意「DRUM」

早瀬文子「季節の詩A」抽象画で今までとは異なる色相を使っていて、灰色の抑えの色はあるが様々な感情が立ち上がってくるようで面白い。作家としてはもがいてもがいて模索しながら色を探してゆく過程があるということで、しんどい部分ではあるがこれからも歩んでほしい。

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早瀬文子「季節の詩A」「季節の詩B」 

「雨」林真広、青系統に紫や抑えたピンクが入り、女の顔を左画面に大きく取り込み右奥に傘をさして座る女の姿が小さく描かれている。色数を抑えた分、絵の表現が明快になり、シュールな感覚から心象画風景へと軸足が移動している感がある。女の表情が言葉で表現できない複雑さを持っていて美しい。(S,S)

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林真広「雨」

木田金次郎美術館開館25周年記念「岩内美術を彩る25人」

年号が平成から令和にかわった4月27日から5月26日まで開館記念「岩内美術を彩る25人」展が開催されました。
「絵の町いわない」と言われるこの町に生まれ、或いは縁があってこの町で絵筆を手に活躍した画家25人の作品が会場を飾りました。

この展覧会は第4展示室を会場に明治21年生まれの佐藤栄次郎の日本画「雷電風景」で始まり、平成10年生まれの松原明季美の油彩「春景Ⅲ」まで25点の作品で構成され、この2人の作家の年齢差110歳の時間の隔たりの中に「絵の町いわない」の画業の歴史を知り、この町で絵画と対峙した画家達の系譜を目にする展覧会となっておりました。

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大正14年10月、札幌市中島公園の農業館で北海道美術協会の「第一回道展」が開催され岩内町から明治25年生まれの池田龍雄の作品が入選し、その後昭和7年前後になって木田金次郎の指導を受けた応募作品が毎年多数入選し、それらの作品には地域的特色が見られ岩内派と呼ばれました。この時の応募作家の佐藤末太郎、齊藤七資、小野垣哲之助、笹谷貫太郎に加え、木田金次郎美術館初代館長を務めた青塚誠爾など木田の影響を色濃く受けた作家の作品が会場に展示されました。

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他方、岩内美術協会の会員では昭和31年岩内地方の中心的美術団体として活動を展開した頃に多様な表現力や手法で絵画と向き合った間宮勇、安原勤二、坂口清一、浜田五郎、大地康雄、長野襄、全道展で活躍中の小島英一、札幌大谷短大で小谷博貞教授の指導を受けた佐藤潤子などの作品が選ばれました。

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昭和19年根室女学校から美術教師として赴任した安原勤二が新制岩内高校で「緑陰会」を組織し、ここから渡辺良子、山岸正巳、藤倉英幸などプロとして活躍する作家が誕生しました。

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岩内高校美術部は近年美術部顧問に鵜沼人士、北口さつき、福田好孝の各先生を順次迎え、その秀でた指導力により美術部生徒の技量も格段に上達し道展や高文連、学生美術全道展、道展U21等に多くの入選者、入賞者を輩出し、全道的に高い評価を得ております。

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本展覧会にも3名の先生と卒業生の新見亜矢子、オチロ、松原明季美の作品が展示されました。
「岩内美術を彩る25人」展は「絵の町いわない」を実感出来る展覧会でした。(M. T)

三沢市寺山修司記念館~修司忌2019

 五月に生まれ五月に逝去した寺山修司、5月4日の第37回修司忌に出かけてきました。
 三沢市の中心地からタクシーで20分以上走り到着。広々とした自然豊かな敷地に建物があり、屋外多目的スペースには移動遊園地が設営されて幼児の声が響き渡っていました。
山桜に囲まれ晴天の広場に吸い込まれるように入館すると、多種多様の大勢の方々が詰めかけていました。
みんな寺山を追いかけてるんだなぁと感じさせました。

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13:30からの献花は遊歩道を歩き文学碑まで移動し、その前で最初に地元中学生が寺山と自作の短歌を朗読してくれました。緑に吸い込まれていく短歌の音に、どこか遠くに連れて行かされる気持ちです。
歌人、詩人、劇作家と才能あふれる人であり、未だにこれほどファンがいることに驚かされました。

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 70才の佐々木英明館長はかつて寺山映画に主演した俳優、常設展のポスターを眺めていると若かりし頃の館長の役者姿を見つけたり、沢山の机が並び引き出しを開けてしまい込まれた資料を懐中電灯で照らして読むなど、テラヤマワールドに浸る楽しさに時間を忘れてしまいました。
 収蔵された資料をまだまだ読み足りない、いつか再訪したい記念館です。(S.K)

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ティーラウンジのコーヒーが変わりました!

木田美術館ティーラウンジ『CREW』のメニュー深層水コーヒー
今春よりニセコ町高野珈琲店さん がコーヒー豆をブレンドし
“KIDABI BLEND”として新登場しました

穏やかな酸味とコクと甘みがマイルドで飽きのこない味わいの
“KIDABI BLEND”
木田美でしか味わうことのできないコーヒーを美術館のゆったりとした雰囲気の中でおくつろぎください。
お土産としても販売しておりますので旅の想い出にいかがですか

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販売用80g 600円

2019美術館講座

年4回奇数月の第2土曜日に開かれる木田美術館講座が、5月11日(土)午後1時から今年度の第1回目が開かれた。
参加者は16名で講師は当館の岡部学芸員。
はじめに現在開催中の春の企画展「木田金次郎かきくけこ」が説明された。以前もかるた風の読み札に作品の特徴が書かれた「木田金次郎あいうえお」が企画されたのだが、同じ作品も読み札が変わるとより深く絵に対しての理解度が深まると思う。

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学芸員の説明を聞いているうち、ふとこんなことを考えた。もしこの企画に次があるとしたら「さ行」も「た行」もあり得るのかな?
もしあるとしたら、作品も視点を変えて読み札を作らなければならない。でもそれも難しいとなったら、言葉の位置を変えて・・・・なんて頭で思い巡らせていたら、意地悪く頬がゆるみ苦笑いをしてしまった。
そんなことを考えているうちにコーヒータイムとなりティーラウンジへ。


続いて二階の展示室4へ移動、開館25周年記念「岩内美術を彩る25人」展について解説。100号を超える作品も多数あり室内に収まりきれず入り口に2作品がはみ出してしまったという。

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年代順に展示され、木田金次郎より5歳年上の佐藤栄次郎から始まり、木田金次郎、その指導を受け道展や全道展会員、木田金次郎美術館初代館長の青塚青爾、そして岩内美術協会会員などなど・・・。

特記すべきは岩内高校初代美術部顧問安原勤二に続き4人の顧問とその教えを受けた生徒たちが折り重なるように続いて引き継ぎ、4年前退職した福田好孝は現在岩内絵画教室の講師として岩内の美術を引き継いでいる。
そして最後は福田先生の教え子松原明季美は今年の春、社会人として第一歩を踏み出しているのだ。

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まさに「絵の町岩内」にふさわしく面々と続き岩内美術を彩っている。
次回は7月13日で「東京の木田金次郎」のスライドショーである。(T.T)

岩内の中学校による美術部作品展のお知らせ

今年も町内の中学校2校による作品展が行われます

はじめは岩内第二中学校
6月5日(水)~6月9日(日)

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写真は昨年の様子

続いては岩内第一中学校
6月16日(日)~6月22日(土)

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写真は昨年の様子

新入部員とともに新たなスタートをきった中学生のがんばりを見て下さいご家族、お友達、地域の方々のたくさんのご来館お待ちしております
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料

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