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―「木田金次郎展」府中市美術館への道中記―

『有島武郎「生れ出づる悩み」出版100年記念・青春の苦悩と孤独を歓喜にかえた画家達「木田金次郎展」』と云う大変長いタイトルの展覧会が東京の府中市美術館で始まりました。

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今回39年振りに7月21日から東京での木田金次郎展開催と云う事で、瀧澤館長に岩内美振協のメンバーを加えた私達4名は開会日翌日に府中市美術館へ向かいました。
7月22日朝、千歳空港は折からの観光シーズンで大勢の乗客で大変混雑し、10時30分発のANA56便は30分遅れの出発となりました。府中市美術館にはすでに展示作業の監修等の開催準備のため、7月18日から岡部学芸員が出張し、展覧会初日の7月21日には木田金次郎の画業や人物像を中心にギャラリートークを行なっておりました。
これらの仕事が終わった岡部学芸員は7月22日に羽田から千歳へJAL便で帰路につきましたので、府中に向かっていた私達とはどこかですれ違った事になります。


岩内を早朝6時30分にS君の車で千歳空港に向け出発した私達は、羽田空港に到着したらとりあえず食事をして府中市へ向かう予定でしたが、飛行機の遅れとリムジンバスの出発時刻の関係でただちに羽田空港から調布市行きのバスに乗りました。調布市からはタクシーで午後2時30分過ぎに府中の森公園にある美術館に到着しました。岩内町から8時間の道のりでした。

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府中市美術館では志賀学芸係長にご挨拶し、エスカレーターで二階の展示室に移動しました。
そこには以前木田美術館で講演いただき、東大での研究生活の後、広範囲の領域で執筆活動をされている本田成親先生、2012年志賀学芸係長と木田美術館に来られた府中市地域美術のリーダー吉田裕子さん、木田美術館の演奏会やピアニスト西村由紀江さんのコンサートプロデュースなどで岩内に幾度も足を運ばれたおなじみの地域史研究者斎藤弘美さんなど旧知の皆さまがお揃いでした。
私達はそれらの皆さまに久し振りに再会したご挨拶をし、今回の展覧会にも何かとご尽力頂いたお礼を申し上げ歓談の輪が広がりました。


その後展覧会場を時間をかけて一巡し、午後5時美術館の閉館時間となりました。
コーヒーブレークの後5時半頃本田先生と志賀学芸係長の車でJR中央線小金井駅まで送っていただき、電車で宿泊するホテルへ向かいました。ホテル到着後近くのレストランで夜7時半頃より斎藤弘美さんを交えての夕食会となりました。
朝6時30分に岩内町を出発し食事もせず13時間、中味の濃い一日となりました。夕食会39年振りの東京での木田金次郎展の話題で会話も弾み、ビールがひときわ美味しいひとときでした。(M.T)
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鑑賞スケッチノートより

○2018/9/1 札幌市 K.M様
北海道らしい作品でスケール大きい。迫力大です。

○2018/9/14 旭川市 K.S様
苫小牧、室蘭(地球岬)、豊浦、ニセコ、余市、積丹、神恵内、泊、岩内、約400kmの一人旅です。
木田コレクション荒々しく、見ることが出来ない。私は65才。兵は語らず、歩むがごとし、されど我が人生ここにあり、いい思い出ありがとう。

○2018/9/15 札幌市 F.T様
私は岩内に来るたびによくしてもらっているリピーターであります。
木田金次郎の絵は本当に私の心に語りかけてくるものがあります。岩内に来るたびにまた観賞したいと思います。

○2018/9/15 札幌市 O.S様
初めて知ることばかりでした。絵も始めて拝見し、うまく言えませんが心が波うつようです。
自然の中に生かされていることを改めて思います。
ボランティアの方々のお支えにもよるこの展示…ありがとうございました。

○2018/9/16 札幌市 Y.Y様
久しぶりに岩内に来ました。油絵は正直わからないのですが、心のおもむくままに、力強く描かれた絵がたくさんあるように感じました。海とりんごが好きな方だったのでしょうか?

○2018/9/21 匿名
バラ、ハマナス、リンゴなど色彩が美しく魅力的でした。

○2018/9/29 札幌市 T.I様
10月14日北海道文学館にて、「生れ出づる悩み」(抜粋)を朗読するにあたり、木田金次郎氏をより深く知ろうと訪れました。
若い頃のハングリーな一面をもっと見たいですが、大火が悔やまれます。「絵の具がどっしりついた」絵が描けて本望だったでしょう。

うきうき絵本フェスタ

今年で4回目の開催になる「うきうき絵本フェスタ」。文化センターの大ホール入り口からすでに“うきうき”するような可愛い飾りで出迎えてくれました

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会場の中に入ると小さな子どもたちが絵本の読み聞かせのパフォーマンスに釘付け

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今年は「岩内絵画教室」に通っている幼児のみんなが作成した絵本や似顔絵作品も展示していただき、会場の可愛らしい飾り付けに馴染んでいていました

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他にも工作コーナーやダンボールハウスなど、子ども心をくすぐるようなスペースがあり楽しい空間になっていました(S.N)

味覚市を見て

 9月23日11時半頃に岩内漁協に行ったら、人でごった返していた。300人から400人は集まっていただろうか。どちらかというと年配の人が多かった。

ステージには大漁旗が縦にたくさん貼られていて、漁協の奥さんたちが力強い振り付けでスコップ三味線を演奏していた。
直径90センチくらいの大鍋で味噌味の鮭のあら汁を100円と格安で出していた。50人から60人位も並んでいて少し待ったが、おいしかった。秋風で体が冷えるところがなによりほんわかと暖かくなってくる。
にしんとサンマの焼き魚をもらうのに、整理券を近くの女性に譲ってもらい並んでサンマを食べたらこれもおいしかった。

12時から恰幅のいい女の人が民謡を歌っていた。若い男性が太棹の津軽三味線で伴奏をつけていた。
「津軽じょんがら節」「ソーラン節」や北島三郎の「祭り」などを朗々と響く声で歌っていて聞き惚れてしまった。それから津軽三味線の演奏があり、30歳代くらいだろうにすごくうまくて感心して聞いていた。海は凪いで穏やかで、おなかも心も満たされて帰路についた。(S,S)

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Volunteer Dairy

 2018/9/3
 久方ぶりに木田美術館ポプラの会の研修会に参加した。
参加人数は21名で、芸術の森でブリューゲル展と小川原美術館での麓彩会展を見た。
どちらも充実した内容で心が震える内容だった。研修係のKさんとTさんに感謝。(S.S)

 2018/9/28
ごく最近、同じだと思っていた「カモメ」と「ウミネコ」が似ているけれど別の鳥と判明。夏にまだ飛べない茶色の羽根のカモメが木田美の廻りをヨチヨチ散歩しているのを見かけたけれども、あれはどうもウミネコらしい!カモメは渡り鳥なので夏はいないとのこと…?
館内今日は冷えを感じ、膝掛け利用です。(S.Mi)

札幌JRタワープラニスホールにて巡回展始まります

東京都府中市美術館から始まった
「出版100年 有島武郎『生れ出づる悩み』と画家・木田金次郎」の巡回展が10月13日(土)より、
いよいよ札幌市JRタワープラニスホールにて開催されます。
木田金次郎展が札幌で開催されるのは約24年振りのことで美術館一同とても楽しみにしています
尚、10月20日(土)午後2時より有島記念館学芸員伊藤大介氏、ライターの谷口雅春氏、当館学芸員岡部卓によるギャラリートークも開催されます。
札幌にお近くの皆さま、この機会に有島武郎と木田金次郎の歩みを鑑賞してはいかがでしょう

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しりべしミュージアムロード展

2018年7月14日(土)~ 9月24日(月)、しりべしミュージアムロード展「花さんぽ」が5館で開催された。
各館のタイトルは、荒井記念美術館「ピカソの花」、有島記念館「北の大地に生きる花や草」、小川原脩記念美術館「花~彩りとあそぶ」、木田金次郎美術館「小さな花のものがたり」、西村計雄記念美術館「花と人」である。 

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私は木田美術館で小川原及び西村記念館と木田3館の作品を鑑賞した。小さな額に収められた花の作品は、いつも大きな風景画や静物画に囲まれて展示された時とは違い「私は、ここに!」とこの時とばかり自分をアピールしているようだ。
じーっと見つめていると小さな花がだんだん大きく見えてくる。なかなか心に沁みる作品ばかりである。

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 小川原脩の作品は寂しそうな犬に優しく寄り添う花、西村計雄の作品はまるでバレリーナのようにすーっと体を伸ばして立っている花。木田の作品は牡丹、バラ、百合、椿、アナモネなど種類が多いが、私は開館時に初めて「白い花瓶のバラ」を見て感動した事をこの作品を見て思い出した。一目惚れである。

 毎年恒例の展覧会ではあるが、今年は自然災害や社会情勢が騒がしく落ち着かない年であったので、花の作品は心を穏やかにしてくれる清涼剤であった。(T.T)

木田金次郎美術館 美術館講座「千石場所バスツアー」に参加しました!

 9月8日土曜日の岩内地方は、とてもよい秋晴れの日で、こんな日に岩宇の海岸線をゆっくりとバスで辿るのは、とても贅沢な旅行のようでもありました。

 この日訪れた木田金次郎の描いた場所は、岩内雷電海岸から泊村盃まで。現在のように整備された道路がまだ無かった時代、その道のりを重い画材をしょって彼が歩いたという話にも驚きましたが、海岸線のどの場所をとっても、画家さんの目には描くに値する、魅力的な風景が広がっていたのだと、現地を訪れて改めて思いました。

 特に『古番屋』の描かれた敷島内海岸の絵は、いつも自分が眺めている風景が描かれていて、住んでいる者には思い入れがあります。半世紀以上も前の景色なのに、打ち寄せる波や遥か遠くの山々の美しさは、今も変わりません。

 岩内の港を過ぎ泊村堀株の海岸では、絵にある通り、水辺をはさんで浮かぶように羊蹄山がくっきり見えました。
参加した皆さんと、「どの辺りに立って描いてたんだろう」「あの岩辺りじゃないか」などなど話し、木田さんの描く姿を空想するのもまた一興でありました。
その先は原子力発電所で、木田さんの作品にある「ヘロカラウス」の海岸は残念ながらもうありません。

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 泊村盃のモイワ、そして最後に泊漁港を見下ろす高台へ。遠く望むと、おらがまちの岩内山が見えました。木田さんは近くからも遠くからも岩内を見て、描き続けたのだなあと、また少し彼の持っていた「愛郷心」が伝染してくるように感じました。

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 木田さんの絵を見て、岩内の子供達にも伝染すると嬉しいなあ。
そして木田さんの絵は、文字では書かれないもう一つの「岩内町史」。
これからも大切に残されていって欲しいと思います。

 美術館スタッフのみなさま、この度は貴重な体験をありがとうございました。(参加者E.R)

ブリューゲル展を鑑賞して

平成30年9月3日(月)、木田金次郎美術館ボランティアグループ「ポプラの会」の第2回目の日帰り研修が実施された。
今回は札幌芸術の森美術館の「ブリュ―ゲル展」及び倶知安町の小川原修記念美術館の「ミュージアムロード展」と「麓彩会展」の鑑賞となった。

ブリューゲル展はSTV創立60周年記念及び北海道読売60周年記念事業として開催されたものである。
 参加者は会員、絵画教室受講生、一般の方などで20名。福祉バスを利用して午前8時木田美術館前を出発、天候は雨が降りそうな曇空ではあったが、午前10時半ごろ予定とおり芸森美術館に到着した。

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 ブリューゲルは16世紀フランドル(現在のベルギー北部)を代表する画家ピーテル・ブリューゲル1世。画家としての才能は息子のピーテル・ブリューゲル2世、ヤン・ブリューゲル1世、さらに孫、ひ孫の代まで受け継がれ、ブリューゲル一族はおよそ150年に渡り優れた画家を輩出し続けたといわれる。
 ブリューゲル展では表示が面白く○―○―○―○で父、子、孫、ひ孫を表し、作品はそれぞれの○を塗り潰していたのだ。カタカナの名前はなかなか覚えられないのでとても良かった。私は人物、特に女性の絵が好きで、息子のピーテル・ブリューゲル2世の作品だったと思うのだが、大きく開いた胸元の肌の色がなんとも言えず、触るとパンッと弾けそうな張りが感じられた。ルノアールの温かさを感じる肌、藤田嗣治の透き通った乳白色の肌とはまた違った魅力がある。又この日は写真撮影も許可されていたので私も10枚ほど撮ってきた。
もう一つの特徴は、紙にペンなどで描かれた作品が多く、またそれが細かいので鼻が壁に付くくらい前に出て見ないと何が描かれているのかわからず、しかも小さい人物も丁寧に描かれていたので感心した。濃い色の油彩画と、淡い色の細かいペン画、バリエーションが豊富で飽きることがなかった。
出口近くではテレビで何度も紹介されていた農民がダンスをする動画が大きな壁面に映し出され、立ち止まってしばし見入ってしまった。

 午後1時、2館目の小川原修記念美術館に向かい1時間「ミュージアムロード展」と「麓彩会」を鑑賞、午後5時前に木田美術館に着いた。充実した1日を過ごす事が出来たことに感謝!(T.T)
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