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鑑賞スケッチノート

○2017/3/1  札幌市清田区 T.Y様
「生まれ出づる悩み」を読み、絵が観たくて来ました。
青がとてもしみいる色でした。
もっと岩内の絵が見たいと思いました。
又、機会があれば来たいです。

○2017/3/12  札幌市豊平区 M様
2年ぶりに夫婦で来ました。
絵と友人達の書を読み、少し木田金次郎のお人柄を分かったような気持ちになりました。
又、雪が融け春になったら、又絵に逢いに来ます。

○2017/3/15  泊村 N.T様
すばらしかった。絵はなんだかセザンヌの影響を受けているように私なりに感じました。
また来てゆっくり見たいです。

○2017/3/17  倶知安町 
木田さんの作品は素晴らしいと思います。
いろんな季節の風景、絵は自分自身の目で見た景色と通じ合います。
こちらに暮らしてよかったと深く感じます。
すごく気持ちいい作品だと思います。

○2017/3/20  江別市野幌 M.A様
はじめてここにきたけど、おもしろかったです。
えがすごくじょうずでした。みんなもじょうずでした。
またきたいです。学校のしゅくだいにだしたいです。

○2017/3/20  札幌市東区 K.Y様
寒くて入って観て感動いたしました。
生れ出づる悩みのモデルだったのですね。今度読んでみます。
また来てみたい。よい美術館でした。
ありがとうございました。
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ゴールデンウィークは木田美術館へ☆

美術館前の桜が咲くこの季節
美術館では今年もワークショップを行います

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今年は春の企画展示「木田金次郎の本棚」に合わせ、
折り紙で兜(かぶと)を作り、たら丸のイラストに貼りつけ、みんなで大きな本を作ります

ワークショップに参加中に、もしかしたら岩内町のキャラクター『たら丸・べに子』にも会えるかも…
※『たら丸・べに子』は5月3日~6日午前11時30分頃に来る予定です。
(予定は変更になる場合があります。ご了承ください。)

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写真は昨年の様子
さらに中学生以下の皆さんは無料で木田金次郎の絵もみることができます。
この機会にご家族・お友達と一緒に木田美術館に来てみませんか?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ゴールデンウィークワークショップ
『たら丸ブックをつくろう!』
4月29日(土・祝)~5月7日(日)
※5月1日(月)も開館します!
予約不要・開館時間内参加自由
参加料は無料です。どなたでもご参加いただけます。
※木田金次郎を観覧の場合、高校生以上の方は有料です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

岩内高校美術部卒業記念展~番外編~

2階通路に可愛らしい男の子が目に入り声をかけた。
その男の子とお話しをしていると、柿坂茉弥耶さんが展示室から出てきて、「絵のモデルの子なんです~」と。
以前からこのモデルの子はどんな子なんだろうと気になっていたため、目の前にいることに感激をした。

その子は佐藤充悟(じゅうご)君という近所に住んでる4歳の男の子。
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思わず、「絵よりもかっこいいね~」と言ってしまったくらいとても美少年。
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柿坂さんは進学で岩内を離れますが、充悟君の成長をずっと描き続けていってほしい。
次の作品も楽しみにしています。(S.N)

「前川茂利が撮った岩内〈前編〉」 はじまりました!

4月22日(土)より、共和町の写真家・前川茂利の写真展が開催されています。

前川茂利が撮った岩内〈前編〉~働く人たち~

前川茂利(1930-1999)は、
共和町小沢で郵便外務員を務めながら、
地域に生きる人たちに焦点をあてた写真を撮り続けた写真家です。
小沢地区の戦後開拓の姿をとらえた「開拓地のくらし」など、
透徹したリアリズムを追求した姿勢で、後志地域を中心に記録し続けてきました。

前川の没後、作品のネガやプリントは共和町・かかし古里館に寄贈されたことを契機に、
作品の調査研究が進められ、
西村計雄記念美術館や、有島記念館で展覧会が開催され、
その作品世界が、地元のみならず北海道外にも広く知られるようになりました。

前川展・会場風景

前川は岩内町の写真倶楽部にも所属し、岩内の写真も数多く撮影しています。
木田金次郎美術館では、春と秋の二回に分けて、
前川が撮影した岩内の写真を紹介します。

その一回目〈前編〉では、
岩内の基幹産業である漁業と農業に携わる人の姿を紹介します。

40点の作品は、いずれも1960年代の岩内。
活気あふれる岩内の姿は、懐かしさとともに、
若い方には新鮮に映るでしょう。

元気な岩内の姿、ぜひ、心にとどめてください。

(学芸員 岡部 卓)

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前川茂利が撮った岩内
〈前編〉~働く人たち~
2017年4月22日(土)~5月21日(日)
木田金次郎美術館 展示室4
 入場無料
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** 岩内高校美術部卒業作品展 **  2017.3/22 ~3/26

 この春に岩内高校美術部を卒業する3年生10名の絵画作品、約40点が展示されました。
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今回初めてとなる企画でありながら、100号以上の大作も数点並び、様々な公募展で入賞した油絵はとても10代の力量とは思えないほどの迫力で、圧巻の作品ばかりでした。
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 受付にいた谷口進吾君と柿坂茉弥耶さんに、少しお話しを伺いました。

 谷口君は、石、砂利、泥、轍などを画面いっぱいに描きまるで写真のような作品を数点並べています。
スケッチ場所を尋ねると、先生に連れて行ってもらった、共和と岩内の境にある廃材置き場とのこと。
絵を描く人になりたいと話していました。
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 柿坂さんは小さな子供が好きで、動き回る幼子を愛情いっぱいの観察眼で描いています。
将来は安定した仕事に就き、絵画制作を地道に続けて行けたらと希望を聞かせてくれました。
お二人とも、生きることは描くことと、もうわかってしまっているのだなと頼もしく感じました。
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 岩内高校美術部に在籍したこと、福田先生と小倉先生に指導してもらったことにとても感謝している様子に高校時代を好きな美術に打ち込めて、精一杯創作した思い出が羨ましくなるほどでした。

 小さな街の小さな美術館の第四展示室に、若い伸びゆく才能が部屋の隅々まで広がっているようでした。
この場所が彼らの作品展示のスタートにふさわしい場所として、また地元出身者の作品を包み込む場所として、通年開かれていなければならないと強く感じる卒業作品展でした。(S.K)

「岩内絵画教室」 1年間お疲れ様でした!

3月に『岩内絵画教室作品展』が第4展示室で行われ、受講生の皆さんの1年間の集大成が見事に展示されました。
来場者数も460名と大変賑わいました
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1年間受講された子ども達、後期最後の受講日は福田先生の似顔絵を書きました
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そして、美術館館長よりこどもの部のみんなへ修了証が手渡されました
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今年も素晴らしい作品展を目指してがんばりましょう(S.N)
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絵画教室展  伝わる 絵を描く楽しさ

 「岩内町絵画教室展―大人の部」が会期3/14~3/20で第4展示室を会場に開催された。
出品数90点。月2回の受講とはとても思えない傑作ぞろいだ。
講師は福田好孝氏。元岩内高校美術部顧問としてよく知られている方。才能を引き出し大きく伸ばす先生。
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 作品題材は実に多種多様、受講まだ日浅いのだろうか鉛筆描きのデッサン26点がまず目に入る。
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バケツ、びん類、手、猫、こどもなど身近なものや人がていねいに描かれている。
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色が付くと風景が最も多い。
異彩を放つのはダリ張りのシュールリアリズムかと思う現実離れした3点の作品。
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素朴な絵から最先端の絵まで一人一人の力、好みを大事にしていることがわかる。作品題名を追う。・・・


白川郷、初秋の囁き、駒ケ岳、ばら、木漏れ日の道、冬の小樽運河、果物。
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野菜シリーズ、ロウソク岩、大沼とツツジ、安の滝、あのん、ハマナス、紅葉、小樽駅前より、長野小谷栂池紅葉、イタリアベネチアとその潟、木陰、森の小動物、初秋、旧駅舎、樹木、毛越寺庭園泉が池、ストラスブール、DAHLIA、転華、罰、・・・
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 実物の写生もあるが写真や絵ハガキから題材を選ぶこともある。
そのままでなくイメージをふくらませオリジナルな絵を描き上げる。
絵の具は水彩が主だが一部油絵も。

 現在は文化センターだが以前の高校会場当時からの長いお付き合いの方、町内西尾ギャラリーで個展を開いたこともある方など長い画歴があるのに一層の精進をする、この教室の懐の深さが全体の刺激となり励みになっている。

年齢も幅がある。若い方から人生経験十分な方までそれぞれ自分のペースで楽しんでいる。それと入門間もない人、上達途上の人、自分なりに完成の域に近い人が違和感なく作品を並べたことにこの教室の大きな魅力を感ずる。

更に私が存じ上げている高橋さんご夫婦、萩原さんご夫婦のようにお二人で教室に通っているのもいい雰囲気だ。ともに創作に励み、語り合うなんてこれからの高齢社会の一つの生き方を示唆するようだ。美に関心を失ったら人間おしまいなんだから。(O.Y)

可愛らしい作品展♪

「岩内絵画教室」の一年間の成果を発表する展覧会が行われました。
3月7日~12日までは4才児から小学生までの作品がずらりと並び、その数120点程。
どの作品も可愛らしく微笑ましい絵が描かれていました
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なぜ木田金次郎ではなくピカソの似顔絵??
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8月に荒井記念館にみんなで遊びに行き見学してきたからです。
ピカソ生誕祭にも展示して頂きました

他にもチラシを切り抜いて顔を作ったり、粘土で地域の特産品を作ったり、自分の好きな絵を描いたりと、毎回楽しい授業が行われていました。
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自由にのびのびと絵を描いている子ども達の様子が目に浮かぶような作品展でとっても癒されました(S.N)

元NHKアナ 杉山邦博氏の講演 「大相撲の魅力 ~ 放送席から見た半世紀」

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3/9 岩内地方文化センターで行われた講演会に出かけました。
 杉山元アナウンサーは相撲解説の第一人者、昭和5年生まれで相撲報道は64年になる大ベテランの方です。
1時間40分にわたるお話しをステージに立ったまま、そして観客席におり左右の聴衆に大きな声で話して下さる姿に年齢を超越した大いなるパワーを感じました。
相撲愛がハンパでないというか、力士の悪いことははっきりと指摘し、歴代の名場面はすぐに記憶から取り出し実況中継を行うことができる。相撲人気が盛り上がるためには、粉骨砕身の姿に感銘しました。

 昨年、新弟子検査の年齢枠緩和の合格者第一号として、岩内町出身の山本大生くんが一山本(イチヤマモト)として二所ノ関部屋に入門したことにも触れていました。
中大相撲部出身で福島町役場に就職した後の入門で23才の青年ですが、5年辛抱して頑張って欲しいとのこと。その間、岩内町民は欠かさず声援を送って欲しいと話されていました。
確かに社会人を経ての入門は大変な努力が必要だと思いますが、それでも相撲の魅力から逃れられなかった山本君のこれからを見続けていたい気持ちになりました。
久々の日本人横綱「稀勢の里」も誕生し活躍を期待する中、これからの大相撲観戦が楽しみになってきます。

 杉山氏は大相撲の魅力を「抑制の美学」と表現していました。
勝者が結果を喜んで土俵でガッツポーズをしてはいけない。敗者をなおざりにしてはいけない。
日本の国技といわれる美点がここにあるのでしょうか。
勝敗がすべてではない、勝利は力士の人生の通過点でその先にあるものをつかみ取れなければ心技体を実現できないのだ、といわれたように感じました。日本の文化の魅力を再発見した一日です。(S.K)
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