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Volunteer Diary

28,5,27
 ポプラの会永年の活動でたまったいろいろな書類、通信類などを整理しようと皆で取り組んでいます。スタッフルームのスペースにも限りがあります。知恵を出し合いスマートに。今日の私はマスクにエプロンで濡れぞうきん。個人的なものではないので判断が難しいです。(S.Mi)

28,6,4
 まずは新聞切り貼り。次はキャンペーングッズで頂いたフリーラックの中仕切り4枚を入れ本棚の体裁を作る。第4展示室の二中作品展を見る。先日の群暉編集会議で一中・二中作品展記事の担当になったので鋭く観察。若い感性はいいなあ。(O.Y)

28,6,7
 午前中に立て続けに12名、いろいろ聞かれて忙しかった。「とと姉ちゃん」効果で新聞記事を持ってきたご夫婦も2組。朝ドラの影響力は凄いですね。(S.S)

28,6,11
 切り貼りの作業中に館長が朝日新聞を手にやって来た。指さすところを見ると、今話題の「とと姉ちゃん」の牡丹の絵にまつわる記事が木田との関連で全道版に大きく出ている。当時の論説主幹笠信太郎が関わっているから朝日新聞にとっても第一級のネタ。全国からお客様が押し寄せるぞ。(O.Y)

28,6,15
 朝一番でグリーンパーク岩内から19名が来館されました。倶知安の長寿会のお仲間で和気藹々と熱心に見ていただきました。小川原脩さんのお話も出たり、楽しく過ごされた様子。お花が届けられたので、三つの花瓶に・・・。細葉ナナカマド、アサツキ、ジャーマンアイリスなど涼しげな表情です。今日はフル回転でした。(S.Mi)

28,6,22
 朝一番6名の団体さん。札幌の学校を卒業された方々で部活が一緒だったとのこと。仙台、横浜。新潟、札幌に三重県。年一回それぞれの土地の人がプラニングして旅行するとのこと。昨年は三重県の津を巡ったそうです。「とと姉ちゃん」の絵を喜んでいました。(S.K)
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「岩内第一中学校美術部作品展」始まります!

岩内第二中学校美術部作品展も無事に終了し、中学生の実力もかなりのものです!
そして、まもなく第一中学校美術部の作品展が始まります。
どのような作品が展示されるのか楽しみですね♪
地元の中学生の日頃の成果を是非ご覧ください(*^_^*)

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『岩内第一中学校美術部作品展』
2016年6月29日(水)~7月3日(日)
展示室4 観覧無料

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特定非営利活動法人 岩内美術振興協会第9回通常総会

平成28年5月24日午後6時30分から美術館シアターを会場にして第9回NPO岩内美術振興協会総会が開かれました。

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総会招集案件は議案第1号平成27年度事業報告、議案第2号平成27年度活動計算書報告、監査報告、議案第3号平成28年度事業計画、議案第4号平成28年度収支予算の4件でありました。
開会時刻になり、瀧澤理事長から現会員42名中、委任状提出会員22名、出席会員10名で総会は成立しました、との報告があり、開会挨拶、引き続き着席の上定款に定められている総会の議長を務め、議事録署名人に桜居さん、佐藤英行さんを指名し議事に入りました。
議案第1号から関連する議案第2号までを議題としますと宣し議案第1号の説明を理事長自らが行いました。
議案第2号は事務局長が説明いたしました。
監査報告は佐藤英行さんが会計及び業務の監査報告を行いました。
議案1号、議案第2号、監査報告については拍手で承認されました。
続いて議案第3号、関連ある議案第4号を一括議題とし審議に入り議案第3号28年度事業計画は理事長から、議案第4号収支予算は事務局長から説明がなされました。
両議案とも拍手多数で承認されました。

議長より、追加議案があるが、規約第28条により出席理事の3分の1以上の同意があれば、追加で議案提出できると説明し、同意を得て、追加 議案第5号「役員変更について」資料配布の上、審議にはいった。
その内容は、NPOとなる以前の岩内美術振興協会の代表として、あるいはNPOの理事として、組織の運営にきわめて大きな存在であった吉田吉就さんから理事退任との申し出があり、申し出を受けることとした。
定款上人数には問題はないが、理事の限定数を確保することも重要と思われるので、理事に監事の佐藤英行さんになってもらい、監事の欠員補充に佐々木香さんを選任したいというものでありました。
これも原案通り拍手多数で承認されました。

ここで、今回の各議案のエキスとでもいう点について述べてみます。
議案第1号では、定款に定める事業ごとに、参加人員等が示されております。
参加人員の多い順にランダムに示しますと
①「特別展示 木田金次郎と昭和30年代」  2,164人  
②「春の企画展 木田金次郎百花繚乱」  1,793人
③「あれから30年 岩内線廃止とたら丸誕生」  1,106人
1000人以上を記録したのはこの3本だけでした。
議案第2号27年度決算報告では貸借対照表上当期正味財産増加額が2,879,402円であり、正味財産の合計額が5,381,067円でした。
当期財産増加額は寄付金収入2,779,821円に近い額でありました。
議案第3号事業計画では、27年度から実施している絵画教室を拡充しクラス数を増加させるとのことでした。
また今年度は肖像画にスポットを当てた展示を企画しているようであります。
議案第4号平成28年度予算は指定管理料が300万円ほど減額となること
前年度歳出決算額28,803,100円に対し本年度は30,982,353円を予算化したことにより、極めてきつい財政運営になることでしょう。(M.N)

初夏のナイトオープンのお知らせ☆

もうすぐ熱い夏がやってきますね!
美術館では6月18日(土)にナイトオープンが開催されます。
学芸員による解説と美味しい食事で熱いトークを繰り広げませんか?(*^^)v

ナイトオープンが「初めて!」…という方も(私も初めてでドキドキです笑)、
「いつも来てるよ!」…という方も、お気軽にご参加ください!(S.N)

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写真は昨年の様子です。

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『初夏のナイトオープン』
2016年6月18日(土)
18:30~ 展示解説
19:00~ ナイトラウンジオープン    
参加費 1,000円 ≪前売券発売中≫  
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鑑賞スケッチノートから

○2016/5/1 所沢市       M・M様
絵の内側から山や海や波しぶきが出てくるようなかたまりとしての絵、描写しているんでなく、対象物と絡まりあい一緒に身を捻っている動作なんだ。

○2016/5/2 道内
語録から「生まれ出ずる悩み」の暗い感じはなく、とにかく芯の強さのようなものを感じました。

○2016/5/3 道内
美術館は初めてでとても勉強になった。金次郎さんの絵は、見れば見るほどその絵の中に引き込まれていき、神秘的でした。

○2016/5/3 道内
金次郎さんの絵は心で感じとるものだと感動しました。

○2016/5/5 札幌市    N・K様
岩内という土地も知らなければ木田金次郎という画家のこともここに来るまで存じ上げませんでした。
与えられた境遇を受容しながら生命をかけて絵と向き合った方。
見る物の奥にある実相を見つけるという言葉の通り高く精神性を感じました。
また奥の5点の作品と遺作のバラの絵、素晴らしかったです。

○2016/5/10 札幌市    T・E様
とても感動しました。額に焦点をあてていますけど、白い壁のポツポツが気になりました。

○2016/5/13 成田市    Y・H様
妹から木田金次郎美術館の観賞を薦められて、今回初めて来てみることが出来ました。
また一つ宝が増えました。

○2016/5/14 苫小牧市   K・J様
約20数年前に夫と二人のおさな児を連れて初めて訪れました。
有島と木田金次郎とのはじめての出会いから魚をつつむ油のしみた紙に絵を包み、毅然としていた青年、ここから興味を持ちました。感動しています。

○2016/5/22 札幌市    M・D様
初めてきました。色々とおもしろかったです。

○2016/5/27 神戸市    F・M様
いつ見ても感動です。関西から来た甲斐がありました。
めずらしい額縁の説明が面白く興味深く見せて頂きました。

○2016/5/27 姫路市    F・A様
何度訪れてもうれしい岩内と木田美術館。
絵ハガキを買った封筒もなかなか捨てられなくて、いい日に感動です。
偶然「岩内美術協会春季展」も見せてもらいました。
木田美術館で展示出来るのが羨ましい思いです。

「木田金次郎を知っていますか?」を終えて

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この度、当館とニセコ町有島記念館では、有島武郎と木田金次郎の認知度調査を全国規模で行いました。
その中で私の興味を引いたのは世代別読書傾向でした。
当初の予想通りの結果と意外な答えがありました。
意外な答えとしましては、10代20代が思いの外、今や古典となった夏目漱石や太宰治を読んでいるということです。
夏目漱石の「こころ」は現在でも中高生に奨める作品の上位にあげられる作品なので読まれているのでしょう。
また、時代小説が50代以上の世代で読まれているかと思えば、そうでもなく広い世代にファンがいるものと思えます。これは時代小説の書き手が若返っている表れでもあるかも知れません。

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一方、当然予想通りと思われる広い世代に読まれているのは、映画やテレビドラマの原作などで「倍返し!」で流行語になった池井戸潤などがその典型的な作家だろう。
あの大ベストセラー作家・村上春樹は30代40代のコアなファンに支えられているようです。
湊かなえや伊坂幸太郎は10代20代の若者に読まれ、全世代に多くのファンを持つ作家は東野圭吾、宮部みゆき等の作家になる。(T.S)
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美術館講座 スタート

本年度で11回目の開催となる土曜講座が、5月14日土曜日参加者12名で開始しました。

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テーマは「額縁の秘密」額縁に暗号が刻まれているのか、と考えるのは大間違い。
日頃から、額縁に関する入館者の質問が多いこともあり、学芸員は額縁専門テキストを熟読しこの企画を完成させた、とのことです。
現代美術作品では、縁なしが多いそうです。
しかし、西洋画の歴史をたどると、初期には宗教をテーマに描くことが主であり額縁は祭壇を模した重厚なデザインでした。
展示室に入るとすぐにその額縁を見ることができます。
1階の作品は、フランス式の古い額に治った作品が並びます。
なかでも、箱入りのフランス式額は、日本独自の物で、額縁をも貴重品と丁寧に取り扱った事が発端で、油彩画が特別扱いされていたと感じます。
他にスペイン式の額縁もあり、展示室2階の不動の位置に飾ってある絶筆の「バラ」は、このスタイルの額縁に納まっています。
2階の階段を上がったところからは、チーク材でこっくりとした色合いのシンプルな額縁。
最終展示コーナーは、まとめてあつらえた同じ額縁に入った作品が並びます。

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額縁の入替え時に20~30点のオーダーをして、金色の彫り物が縁取る木田の大きな作品は静かな風格を漂わせています。
額縁が変わると作品の印象が変わる、もしかして美術館のイメージをも変えていく底力があるのか、と考え込んだ講座でした。(S.K)

「とと姉ちゃん」が持っていた木田作品が!

NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。
ご覧になっている方も多いと思います。
ドラマは雑誌『暮しの手帖』創業者の大橋鎭子さんをモデルとしたオリジナル脚本です。

ドラマの最初の舞台は、静岡県浜松でしたが、実は大橋さんは北海道育ち。
「とと」が北大卒(当時の北海道帝国大学)、「かか」は小樽出身で女子美術大学卒。
ふたりは小樽で出会って結婚、「とと」が日本製麻株式会社に就職し、
工場があった小沢村に、当時1歳だった長女の鎭子さんとともに暮らしていたのです。

この小沢こそ、岩内の隣町、現在の共和町小沢です。
西村計雄の生まれ故郷でもありますね。

実は当館は、「とと姉ちゃん」こと、大橋鎭子さんから、
木田金次郎作品をお預かりしていたのです。
「牡丹」(1956年)。20号という、花を描いた作品中、最大の大きさです。
2004年11月、開館10周年記念特別展示「木田金次郎 画業の全貌」展に、大橋さんから作品をお借りし、
会期終了後にそのまま寄託してくださいました。

大橋鎭子さん旧蔵「牡丹」
木田金次郎「牡丹」1956年 (大橋鎭子さん旧蔵作品)

2013年3月、大橋さんは93歳でご逝去されますが、同年11月、妹の横山晴子さん(3人姉妹の次女)から、
作品を岩内町に寄贈するというご意向をいただき、現在に至っています。

大橋さんは木田金次郎とは面識はなかったそうですが、
作品をお預かりに「暮しの手帖社」へ伺った際には、北海道のことを懐かしく振り返ってらっしゃいました。

この作品「牡丹」は、開催中の春の企画展「木田金次郎 額縁の秘密」に展示しています。
加えて、当館2016年度の年間スケジュール「木田金次郎美術館のごあんない」の表紙にも掲載しています。

「とと姉ちゃん」が永く大切にしてきた作品、
皆さんも会いに来てくださいね!

『「暮しの手帖」とわたし』
ドラマのモティーフとなった大橋さんの自伝『「暮しの手帖」とわたし』。北海道時代のことも書かれています。
現在はポケット版も発売中(ともに「暮しの手帖社」から)。


『北海道新聞』2016年6月2日夕刊
そして、ついに大橋鎭子さんと北海道のゆかりについて、『北海道新聞』の記事に!
6月2日夕刊のトップ記事に掲載。当館のことにも触れられています!


(学芸員 岡部 卓)

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「とと姉ちゃん」大橋鎭子さん旧蔵作品を展示中!
2016春の企画展
木田金次郎 額縁の秘密
7月3日(日)まで
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