鑑賞スケッチノートから

○2016/1/3  東京都清瀬市  A・S様
素描の線の強弱に表現力を感じました。制作を続けることができたのには、表現したいという思いが枯渇しなかったという背景があって、木田金次郎は生まれながらの画家だったのだと作品を見て感じました。

○2016/1/27  釧路市  M・E様
釧路にも来て絵を描いていたんですね。感激でした。
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Volunteer Diary

28,1,27
 水曜日。いつもの水曜メンバーが集まる。作業しながらの雑談だが、ポプラの事だけにとどまらず身辺雑事から町政、社会情勢に至るまで話題が広がる。息抜きの場であり新発見の場でもある。入館者現在3名。こども展の賑わいが待たれる。(O・Y)

28,2,17
 横殴りの季節風が足元をさらう。館内閑散。監視のボランティアも所在無げな様子。図書の現在数を台帳から調べた。資料部の年間活動反省に載せる。例年は100点そこそこ。きだび図書館開設中なのでスタッフルームの本棚はガランとしてスチールの金属的な冷たさだけがやけに目に染みる。さむざむとして気持ちがざわつく。(O・Y)
 

サンキューアートウィーク

『サンキューアートウィーク』をご存知ですか

「サンキュー」「3・9」にかけて
アーティストの開発好明(かいはつ・よしあき)さんが提唱し、全国の美術館やギャラリーなどに
「アートにサンキュー!」
と美術に親しむ機会を呼びかけているものです。
当館は2003年より参加させていただいています。

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今年も
3月1日より9日まで
西村計雄記念美術館・小川原脩記念美術館・有島記念館との連動企画で、いずれかのチケット半券を提示いただくと観覧料が一般料金から団体料金に割引
そして、当館では
ティーラウンジの全メニュー100円引きでご利用いただけます。

また、木田金次郎美術館のチケット半券を
西村計雄記念美術館、小川原脩記念美術館・有島記念館で提示すると入館料が割引されます。
そのほかにも何かイイことがあるかもしれませんので、この機会にぜひご来館下さいませ。(T・M)

新作ポストカード紹介・2015・第3弾

今回は1957年(昭和32年)制作の
「出漁(真昼の岩内港)」をご紹介します。
 
出漁

木田金次郎は「岩内港」をモティーフにたびたび描いております。
木田画集 (1999年11月発行)にも「岩内港」モティーフにした作品が4点収録されております。「大火直後の岩内港」はとみに有名ですが、この「出漁(真昼の岩内港」は活気ある岩内漁業を知る者にとって真に懐かしく、元気をもらえる作品です。
木田の作品は大火後タッチが奔放になり色彩が明るくなったといわれておりますが、この作品はまさにそのことを証する作品であります。
 「さー出漁大漁してくるぞ」というワクワクする高揚感を表現するあかるい色彩に満ちた作品に仕上がっております。 (M・N)

お待ちしています!!

12月19日(土)の北海道新聞朝刊に
木田金次郎美術館ボランティア『ポプラの会』の会員不足や高齢化についての記事が掲載され、お手伝いいただけるボランティアの募集を呼びかけました。

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『ポプラの会』は当館において欠かせない存在です。
興味のある方のご連絡をお待ちしております。
【木田金次郎美術館☎0135-63-2221】

また12月22日(火)の北海道新聞夕刊の
『わが館自慢の一品』で木田金次郎の「アトリエ復元」の記事が掲載されました。

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現在開催中の展覧会『木田金次郎 連作の軌跡』展でご覧いただけます。
会期は3月27日(日)までです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。(T・M)

手塚さん作品「初雪の舞う日」 美術教科書に載る

25年度ふるさとこども美術展・木田金次郎賞に輝いた

「雪の降る町」

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当時岩内第一中学校2年の手塚理帆さんのこの絵は観察力、表現力等で高い評価を得、非凡なセンスを窺わせた。

今回モティーフは違うが手塚さんの作品が思わぬ形で脚光を浴びることになり関係者、学校共に喜びに沸いている。

「初雪の舞う日」

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25年度北海道教育美術展に出品入選したこの絵が美術教科書の日本文教出版社の目に留まり参考作品として掲載されることになったのである。
テーマは「心に残ったできごと」。
学校生活のいろいろな思い出の中から一つ選んで描くのは簡単なようで意外と難しいのかもしれない。
そんな時の参考例として全国からきびしく選ばれた数点、おそらく美術のプロが全国中学生の参考に最適と推すほどの完成度の高い作品の中に入ったのだろう。どんなことをどのように描くのか迷った時にヒントが見出されると思われたに違いない。
「夜空と光の明るさを対比させたりスパッタリングの技法で表わしたり表現方法で工夫している」とコメントが絵の傍に付いている。技法上のポイントを2点あげているが、この絵にはそれだけでなく絵全体が持つ魅力があるような気がする。
学校の一日が終わり校舎を出る。外は暗いが開放感がある。一歩踏み出す。闇の中で初雪がチラチラ舞い落ちるのが光の中で幻想的だ。「初雪だ」、嬉しさがこみ上がる。両手を大きく上げ無心に喜びを爆発させる二人の女子中学生。実に純な目で思い出の一瞬を鮮やかに切り取ったと言えるのでないだろうか。

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権威ある教科書に掲載されたことを励みとして手塚さんの今後のご活躍を期待している。
(O・Y)

『私の絵が選ばれた!』― 表彰式

冬の青空は澄み切った冷気が肌を刺す。
今日1月30日(土)はこども展表彰式の日だ。
こんな冬晴れの日は滅多にない。

27年度こども展の概要は応募総数1608点、一次選考で378点が残り、さらに慎重審査をし入賞作品40点を選出した。
この378作品が第4展示室に展示された。

個人賞BEST2は

木田金次郎賞
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「冬の足音」
岩内第一中学校2年  表  歩輝君

・秋の終わりから冬にかけての微妙は空模様や、そこへ繋がる山のつらなりを美しく描いています。

木田金次郎美術館館長賞
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「岩内へ行こう!」
岩内第一中学校2年  福森 勇次君

・遠景の微妙な色合いを丁寧にとらえています。奥へと向かっていく構図の取り方も印象的です。 (・印は審査員のコメントです。)

団体賞は
岩内町立岩内第一中学校
仁木町立銀山小学校

奨励賞が
倶知安町立西小学校樺山分校

因みに応募作品提出校は18小学校に4中学校。
また岩内一中はここ数年で3回の受賞に輝く。

表彰式は10時半からだが30分ぐらい前から会場の第4展示室には何組もの親子連れが絵を探したり写真を撮ったり絵のできを話し合ったり微笑ましい光景があちこちで見られる。
受賞者はそれぞれ指定された椅子に座るが、付き添いの親、引率の先生方は両サイドか後ろのスペースに立ったまま見守る。
あの狭い会場、百人前後の織りなす雰囲気は本当に独特だ。
式だから硬さもややあるがそれよりも子供たちの喜びや親子の情愛が場馴しない不安も交えながら会場を包み込む。
受賞の喜びを4人に聞く。

銀山小6年  佐久間 拓人君
佳作 「友だちのがんばり 名キャッチャー!さあ、いくぞ!」
グローブの色や形が難しかった。
お母さんから : 特徴をしっかり描いてよかった。ソフトボールをやっている。

蘭越小3年  岩橋 和夏さん 
佳作 「トラクター」 
タイヤの影をどう付ければ立体感が出るか大変だった。先生が付きっきり。
お父さんから : もうちょっと堂々としたイメージがあった。タイヤの凹凸がすっきり描け影も良かった。

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岩内第一中学校2年  清川 祥太君
銀賞 「見慣れた交差点」 
なじみある岩内の象徴としてバスターミナルを描いた。空の色、上下のグラデーションが難しい。
お母さんから : 立派な賞を頂いた。

倶知安町西小4年  荒川 桃百さん
金賞・岩内観光協会会長賞
「じゃがいもとかんこうのまち・くっちゃん」

いもの花と山にかかった雲にオレンジ色を付けたところが大変。
お父さんから : 賞もらえてよかった。絵や工作を作るのが好き。いもの花は良く描けた。

定刻開会。
瀧澤館長挨拶のあとひとりひとり名前を呼ばれ賞の授与。
小倉審査委員長講評があり11時30分頃閉会。
改めて作品を観る。画題の多様性に気付く。山、海、町、村、畑、木、建物、ひと、農機具、花…しりべしの雄大な広がりがそこにある。それだけでない。お寺や神社、学校に由緒ある建築物等には歴史がある。この展示室でこどもたちの目から見た後志の立体像を見ることができるのでないだろうかと思った。(O・Y)

美術館はこども展一色

1月23日(土)の北海道新聞朝刊より 

こども展

1月26日(火)の北海道新聞朝刊より

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1月31日(日)の北海道新聞朝刊より

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こどもたちの楽しい作品見に来てください!!
2月21日(日)までですよ

冬のナイトオープン

2月13日(土)木田美術館では
『冬のナイトオープン』を開催します。
学芸員による『木田金次郎 連作の軌跡』展の解説のあとは『ナイトラウンジ』。

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(写真は昨年の様子)

今年は『たら丸雪像コンテスト』と連動して、たら丸館前広場から美術館まで“光の回廊”が出現するかも…。
さむ~い冬の夜、光に誘われて是非美術館へどうぞ。(T・M)  
**********************
『冬のナイトオープン』

2016年2月13日(土)

18:30~ 展示解説
19:00~ ナイトラウンジオープン    

参加費 1,000円 ≪前売券発売中≫  
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平成28年 新年会~高島旅館にて

1月21日は大寒の日。
いつもこの時期に美術館の新年会が開かれ、皆さん寒さに震えて集まって下さいます。
高島旅館は、岩内円山温泉でも予約の取りにくい人気旅館。
たまたま当日夕方の民放で、岩内名物「たつカマ」のレポートが放送され、高島旅館も取り上げられていました。アワビにヒラメ、海の幸満載の宴席料理が写り、楽しみに会場へと向かいました。

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はじめに館長の挨拶では、東京の「岩内会」に足を運び、木田美術館の活動をアピールしてご寄付をいただいたというニュースが発表されました。
東京在住の岩内出身者の方々が、郷土の美術館を思い出すきっかけになったことを嬉しく感じ、応援して下さる気持ちに感謝しました。

海鮮鍋から湯気の立つ暖かな部屋で、次々と並ぶ魚介にせっせと箸を運び、賑やかにビンゴゲームが始まりました。

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毎年どんな景品が当るかソワソワする時間ですが、一番はじめのビンゴ当選は東洋実業の佐々木さんで、人気の本食1斤(ベーカリーサンライズ製)を獲得。私はいつもハズレが決まりでしたが、今年は館長手作りのシフォンケーキをワンホールもらいました。

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景品が当るって、こんなに嬉しいものなのですね・・・・今年は幸先いいなと、笑顔で家路につきました。(S・K)

こども展展示作業

1月28日
先日ふるさとこども美術展の審査が終り、いよいよ今日は展示作業です。
一生懸命描かれた1608点の中から選ばれた378点の作品が壁一面に一枚一枚丁寧に貼られていきます。

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作品を手に取ると「これはうまいね。」とか「目の付け所がイイね。」「上手だね。」「これ面白い!!」とついつい見入ってしまい手が止まります。そんな話をしながらの作業は何百回と繰り返される画鋲を押す指の痛みも、梯子の一番高いところで展示する怖さも忘れさせてくれます。

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毎年のことながら、壁の上から下まで作品で埋め尽くされた展示室は、こどもたちの純粋なパワーに満たされ心がホッコリします。みなさん是非見に来てください。(T・M)

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第21回ふるさとこども美術展

2016年1月30日(土)~2月21日(日)

展示室4 入場無料
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高校生が大活躍!冬休み・ふたつのワークショップ


少し時間が経ってしまいましたが、
冬休み期間中の年末と年始に、ふたつのワークショップが開催されました。

12月26日(土)には、冬休みワークショップ
「ブラブラ申年カレンダーをつくろう!」
毎年恒例の、新年の干支に因んだカレンダーづくりです。

ブラブラ申年カレンダー1

講師役は学芸員だったのですが、
岩内高校美術部の皆さんがこどもたちをサポート。
これがとてもしっかりと、やさしく教えてくれて助かりました。

ブラブラ申年カレンダー2

ブラブラ申年カレンダー3

みんなそれぞれ、思い思いの絵を描いて、月・日・曜日のレイアウトを。

ブラブラ申年カレンダー5
みんなで完成したカレンダーを自分の「記念日」にしてパチリ


1月6日(水)には、高校生によるワークショップ
「プラバンで作ろう!」
美術部員のみなさんが企画立案した内容です。

うすいプラスチックの板に、自由に絵を描いて切り取り、
オーブンで加熱すると、かわいいアクセサリーが!

プラバンで作ろう!1
美術部員によるデモンストレーション。リハーサルまでやったので進行は完璧!

プラバンで作ろう!2
プラバンにすきな絵を描いて

プラバンで作ろう!3
オーブンで加熱すると、約4分の1に縮まります

プラバンで作ろう!4
穴をあけてもらって、アクセサリーに

企画立案、進行、こどもたちのサポートなど、
高校生の行動力は目を見張るもの。
やさしいお兄さん、お姉さん、頼りになりますね~。

プラバンで作ろう!5
最後にみんなでパチリ。みんなありがとう!

プラバンで作ろう!6
こどもたちが作ったアクセサリー。
早速「ランドセルにつける!」という子も。


来年度も、夏休みなどに多彩なワークショップを予定しています。
岩内高校美術部の皆さん、これからもよろしくお願いいたします!

(学芸員 岡部 卓)



力作ぞろいだね

1月22日(金)午後からふるさとこども美術展の審査会があった。
審査員は8名で館長から岩内美術協会会員まで、絵を見ることには自信いっぱいの面々がそろう。
作品数は1608点と去年より少し少なかったが、どの絵も生き生きとして子ども達の絵を描く様子が伝わってくるようだ。

まず第4展示室の床一面に並べられた小学校低学年の元気いっぱいの作品の中でいいと思うものをぬきとってゆく。

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そして次の作品を並べてゆく。
全体を見ながら選ぶ。また並べる。
その学校、その指導者の教員の傾向によって、様々な傾向の絵が並ぶ。
またその枠に当てはまらない自由奔放な絵も時折見受けられる。

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マッサンで有名になったニッカウヰスキー北海道工場やリタハウスの絵が、昨年の作品よりレベルがすごく高くなっている。工場の煉瓦を1枚1枚実にていねいに表現している。子ども達が自分達の郷土の歴史を再発見して気持ちを込めて描いているからだろう。
他の学校の高学年で、友達をのびやかに描いている絵があった。体の形や動作をしっかりととらえていて、顔の表情も生き生きしている。人物の体を観察して描けることは、子ども達の描画への自信をつけることにつながるので、是非継続していってもらいたい。
中、低学年で淡彩の作品が割合と多く出品されていたが、物の質感を表すにはある程度の濃さは必要だろう。淡彩の技法は年齢が高くなってからでも遅くはない。
また中学生の作品が圧倒的に少なかった。夏休みの宿題でもいいので、1年間に1枚は四つ切の大きさの作品制作をさせてもらいたい。絵として緻密で好感が持てる反面、デジカメの画像に頼りすぎる傾向も時々見られる。いらない細部を省いたり、画面構成を変えたりしてその生徒の個性がもっと強く出るような指導があっても楽しいのではないだろうか。
昨年気になった質の悪い画用紙の絵は見られなかった。このことはとても大切だろう。安い画用紙だと、薄かったり絵の具ののりがよくなかったりして、子ども達の意欲をそいでしまうかもしれない。
今年も入賞した作品にコメントを書きながら、豊かな気持ちにさせてもらったことを感謝している。(S・S)
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