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「百花繚乱」展が百花繚乱

もうすぐ7月。2015年も半分が過ぎようとしています。
いつもの年なら今頃は展示替えの時期ですが、
今年は、春の企画展「木田金次郎 百花繚乱」
7月26日(日)まで開催、
木田が描く花の魅力を存分にお楽しみいただきます。

「百花繚乱」と「花」

折しも、お隣、共和町の西村計雄記念美術館でも、
「花 ~可憐で愛すべきもの~」
が開催されています。
こちらは、7月12日(日)までです。

ところで、
学芸員は5月中旬に、旅行で大分県に行ってきたのですが、
ちょうど「大分県立美術館」が4月下旬にオープンしたばかり。
早速行ってみました。

行ってみてびっくり。
開館記念展が、「モダン百花繚乱」

大分県立美術館
大分県立美術館。街の中心部に建っています。

もちろん花ばかりの展覧会ではなく、
ピカソやミロ、モンドリアンなど、海外の美術館からも出品されている
見応えのある展覧会でした。
こちらは7月20日(月祝)まで。

「モダン百花繚乱」と「百花繚乱」

さらに百花繚乱といえば、
北海道立函館美術館でも、
夏のコレクション展が「百花繚乱」
こちらは7月15日(水)からはじまります。

まさに、「百花繚乱」展が百花繚乱ですね。

(学芸員 岡部 卓)

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木田金次郎 百花繚乱
木田金次郎美術館 ~7月26日(日)

花 ~可憐で愛すべきもの~
西村計雄記念美術館 ~7月12日(日)

モダン百花繚乱「大分世界美術館」
大分県立美術館 ~7月20日(月祝)

百花繚乱
北海道立函館美術館 7月15日(水)~11月8日(日)
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鑑賞スケッチノートから

○2015/5/3  苫小牧市  S・J様
晩年の作品は、落ち着いた色合いの作品が多く、花が好きなんだなあと思いました。リフレッシュできました。お若い時はエネルギッシュで、色々な色彩の作品ばかりで、同じ方の作品でも、こうも変化するのだと感じました。油絵は、あまり見る機会がありませんでしたが、今回、木田さんの作品に出会い、心が洗われた思いでした。ありがとうございます。

○2015/5/4  札幌市  G・Iちゃん
とてもちかづくときらきらしてて、とてもきれいでした。わたしはばらがすきです。とてもすてきでした。

○2015/5/4  札幌市  D・Mちゃん
いろんなすてきな絵がありました。わたしがすきだったのはバラの絵です。また、こんどきたいです。たらのぼりガーランドも楽しかったです。

○2015/5/4  札幌市  D・Tちゃん
私も、バラが好きでした。2階にはってある、魚の絵もかっこよかったです。たらのぼりガーランドもたのしかったです。また来たいです!

○2015/5/4  札幌市  N・T様
3度目の来館でしたが、「百花繚乱」興味深く拝見致しました。殊に、「卓上苹果」は、岩内の魅力が凝縮されたような素晴らしい作品で感動致しました。「菜の花畑」の作品の前では、思わず深呼吸したくなりました。岩内への深い郷土愛が伝わってくる作品展でした。感謝

○2015/5/4  札幌市  I・M様
ただただ感謝です。どうもありがとうございました。

○2015/5/7  札幌市  U様
やっと岩内へやってこれました。木田金次郎美術館へ来れて拝観できうれしいです。感激しました。力強い絵ですね。元気をいっぱいいただきました。

○2015/5/15  宮城県仙台市  H・T様
りんごの絵に特にひかれました。絵に描かれた岩内の姿も素敵ですね。

○2015/5/20  札幌市  Y様
つい近寄って見る癖があるのですが、大きくはなれて見てみると、景色や花の輪郭がはっきりして見えて、やっとその美しさを心から楽しめました。

○2015/5/15  函館市  S様
筆のタッチが好きで来ました。個性ダントツ、金次郎流。また来ます。

Volunteer Diary

27,6,5
3日から始まった岩内二中美術部作品展を見せてもらいました。3年枝元君の描いた「零戦21型」など3点の作品は、自然な陰影が見事につけられており、風景、静物と対象が変わっても構図がすばらしく、しかも繊細なタッチ。驚いて見入ってしまいました。部員さん、増えるとよいですね。皆で楽しく活動してください。(S・Mi)

27,6,12
 10日から岩内一中美術部作品展。木田の絶筆「バラ」をモチ―フにした共同作品〈つまようじアート〉8万本以上に着色を施し、むずかしいバラの花のグラデーションを見事に表現していました。5~6m離れて見ると段々とくっきり浮かび上がってくるようでした。部員全員で懸命に取り組んだ様子が伝わって来ます。2年生が多いのでまた来年が楽しみですね。紙粘土作品も良かったです。(S・Mi)

27,6,20
 今夜はナイトオープン。参加者から「町民コレクション2」の感想取材ナイトでもある。先日のレシートキャンペーンで頂いたホワイトボードに取材お願いの言葉を書き入れる。目に入りやすい場所に立て掛ける。ギャラリートークの最後に岡部さんにも取材にご協力を軽く触れてもらうようお願いした。7:20~7:40の20分と設定。ビールを数口飲みのどを潤しテーブルごとに回る。ビンビン、本音の感想がはね返る。短くふだんの言葉で率直。自分の席に戻りメモを見る。ろくに紙に目を落とさずに書きなぐっているので読み取るのが大変だ。さあ、すぐ記事にしよう。(O・Y)

イオン幸せの黄色いレシートキャンペーンによる寄贈品

マックスバリュ共和店で毎月11日に発行される黄色いレシートによるボランティア団体等への支援活動は、毎年、今年の支援額は、どの程度になるのか、マックスバリュ利用者が木田金次郎美術館のボックスに黄色いレシートを入れてくれたか、その額の多寡とともに美術館への関心度も測れることから、ポプラの会では、毎年大きな期待と関心の高いイベントとなっているものであります。
4月のポプラの会総会後、杉山前会長から、私にマックスバリュ(MV)から、今年の金額のお知らせがあったかと、顔を合わせる都度尋ねられておりました。

ポプラの会では、おおよその額を想定し、美術館とも協議の上、MV及びMVに隣接するホームセンターホーマック(HM)で取り扱っている品々をリストアップし、金額の確定を待っておりました。
ようやくMVより確定金額は23,500円との連絡をいただき、早速リストアップ目録をもって、5月17日杉山前会長、前田、ポプラの会書記佐藤さんの3名でMVと隣接するホーマックへ出向き希望の品々を選定したところ、金額的にもぴったり23,500円となり、案ずるより産むがやすしの格言を実感した次第でありました。

資料部や事務局で使用する事務用品やコーヒーなどの嗜好品が主なものでしたので、早く贈呈式をセットして使用したいと、MVの担当安崎さんと連絡し、瀧澤館長の在館日程を調整し、5月29日、贈呈式を美術館で行うことができました。贈呈式には、物品購入に出かけた3名のほかに、会計の斉藤(美)さんにも立ち会ってもらいました。MVの安崎さんが午前10時の時間通りに品物をもってきていただきました。

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記念撮影等式が終了後一同の共通認識は、このキャンペーンがなくならないことを祈っていようねということでした。
MVの安崎副店長さん、HMの担当辻さん、ありがとうございました。

(M・N)

NPO美振協総会開催される

木田金次郎美術館の指定管理者NPO法人岩内美術振興協会第8回通常総会が5月22日PM6時30分より木田美術館で開催された。

事務局長より第1・2号議案の平成26年度事業報告及び会計報告があった。この議案について出席者より未払金の内訳と理由、有料入館者数と入館料収入、花階段事業についての質疑があり、事務局長よりの応答説明の後、両議案は可決承認された。

続いて第3・4号議案の平成27年度事業計画及び予算案が上程され、事務局長より定款の範囲内で例年通りの継続事業を行い、今年度新規事業として成人と児童を対象とした『岩内絵画教室』を前後期各10回開催すると議案の説明があった。

議案審議の中で出席者から美振協の活動に対し、今まで以上に美術の振興、普及に積極的に取り組むべきである。「絵の町・岩内」として、正式な宣言ができるように、中・長期的ビジョンを持って活動すべきとの提言もあり、討議の後、両議案は原案とおり可決された。

第5号議案の役員改選については全員留任と決し、総会は終了した。
総会終了後、開催された役員会で瀧澤進理事長が選任された。

(M・T)

「絵の町・岩内:町民コレクション2」はじまりました!

6月17日(水)から、
「絵の町・岩内:町民コレクション2」がはじまりました。

町民コレクション2ポスター

この展覧会は、昨年6月に、
開館20周年記念で開催した
「絵の町・岩内:町民コレクション」の続編。
このときは、大変大きな反響をいただき、
あっという間に24作家・60点もの作品が集まりました。
さすが「絵の町・岩内」。
びっくりするくらい、絵が身近にあることを示す機会となりました。

町民コレクション2会場1

今年は、18作家・46点の作品を、
町内の方からお借りして展示しています。
昨年と重複する作品はひとつもありません。
つまり、昨年と今年で、100点余もの作品が、
美術館に集まったことになります。

町民コレクション2会場2

風景画あり、静物画あり、抽象画あり。
多彩な「絵の町」の姿をご堪能ください。

(学芸員 岡部 卓)

出品作家:
佐藤栄次郎・齋藤七資・笹谷貫太郎・牧野巌・
西村計雄・安原勤二・長野襄・青塚誠爾・
山岸正巳・濱田五郎・古屋五男・櫻井寛・
坂口清一・長内秋夫・鵜沼人士・山下淳也

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絵の町・岩内:町民コレクション2
6月17日(水)~7月12日(日)
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料
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初夏のナイトオープン!

6月20日(土)は午後8時まで開館します

仕事帰りにふっと絵画鑑賞なんて、ちょっとおしゃれな気分に浸るのもたまにいいのでは・・・?
学芸員解説で絵画鑑賞し、軽食ドリンク付きで1.000円。

ナイト1
(昨年の様子)

今回のメニューは、麻婆焼きそば&丼、かに玉あんかけなど…隠し味に愛情たっぷり入った職員手作りです

ナイト2
(昨年の様子:たくさん作りますよ~!)

野外客席は花見気分で室内客席ワイワイおしゃべりを楽しみましょう。
普段味わえない夜の美術館をどうぞご堪能ください!

(I・Y)

岩内町郷土館主催研修旅行に参加して

5月10日(日)朝7時半33人の町民が岩内町郷土館に集まってきた。

坂井弘治郷土館長が郷土館のお宝展の説明をしてくれる。その中で昭和中期に描かれた岩内町の鳥瞰図2点を細かく解説してくれた。

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1枚は有名な日本画家のもので、もう1枚は名前は同じでも、絵の作風が全く違う弟子が描いた物とのことだった。師匠の絵は、羊蹄山がリアルで、背景の空も海もグラデーションになっている。
それから、昔にアイヌの人達と交易していた時に、和人の商人が鮭の乾物と米を交換するのに、年々米の量を減らしたために、アイヌの人達が飢餓に陥り、反乱へと発展したことを教えてくれた。

その後「たら丸バス」に乗り、札幌芸術の森美術館に向かう。
芸森は凄く混んでいた。江戸時代の歌川国芳展が開催されていたからだ。
国芳の浮世絵は、描写の技術が巧みで、享保の改革の裏をかいた風刺画があったりで、作者の少し毒のある作風が生き生きと表現されていた。それぞれの浮世絵の隣に複製の絵を展示して、漫画の吹き出しのようにしてわかりやすい解説を入れていた。そのことにより、作者の意図や、描かれた人物や猫たちが誰なのか何をしているのかが 理解できるようになっている。

次に、北海道博物館に行った。

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そこの展示は新しくなっていて、とてもシンプルで分かりやすかった。特に以前の長文の解説が少なくなっていて、アイヌの人達のことは親子の会話が漫画の吹き出しになっていて字も大きく 読みやすく、小学生でもわかるようになっている。朝に坂井先生が解説していた物と同じような、とても大きな北海道の鳥瞰図があった。また和人の商人達が アイヌの人達をだましていた証である物々交換の米俵も年ごとに小さくなっていくのが見て取れた。最初に郷土館で見る視点をあらかじめ教えてくれたので 、そこと比較できたのでとても参考になった。

(S・S)

岩内第一中学校美術部作品展始まりました!

先週の、岩内第二中学校に引き続いて、今度は、岩内第一中学校美術部の作品展が今日から始まりました!

昨日の放課後、一年生と三年生が展示作業に来てくれました

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まずは、作品を展示するための基準となる中央線の糸をを画びょうで留めていきます。

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女子チームは絵と絵の間隔を同じになるように測ります。


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絵の位置が決まったら、しるしをつけます。

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フックを打ちます。

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キャプションをつけて…

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大作の修正をして…
(昨年の学校祭で発表した、8万本のつまようじでできた、木田金次郎の「バラ(絶筆)」です!)

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ちょっと休憩して…

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きれいに見える位置をみんなで決めました!
是非、真ん中のベンチに座って正面の作品を見てください!

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展示作業お疲れ様でした!
少ない人数でしたが、てきぱき作業をしてくれました

ご来場をお待ちしております!

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岩内第一中学校美術部作品展 
6月10日(水)~6月14日(日)
(最終日は午後3時頃まで)
展示室4 入場無料

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(G・I)

美術館講座2015はじまりました!

参加していただいた二名の方に、感想をいただきました。

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「『岩内派』の誕生」のレクチャーを展示室4で岡部学芸員から受ける。
木田金次郎の指導を受けた小学校教師が「絵の町・岩内」の礎を築いたのである。

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私は小学生のころ、家の裏の斜面の丘で、木田金次郎と思われる人が、海の方に向かってスケッチブックに描いていたのを見たことがある。なぜこんなところでと思ったものである。
中学二年生の時の担任が、木田金次郎美術館初代館長の青塚誠爾先生だった。美術の時間となると、必ず、一人の生徒を前に立たせ、デッサンさせた。青塚先生はその生徒の席でデッサンをしていた。教え子に対する絵心を育んでいったのは木田金次郎より魂を受けた「岩内派」の系譜であったのだと、今回の講座に参加して、再確認をした。
(S・H)

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5月9日(土)午後1時から3時まで今年の美術館講座がいよいよ始まった。もう十年になるという。私は毎年この講座が木田美術館との関わりを持つ第一歩なのだ。これから1年間、絵を鑑賞したりいろいろなイベントに参加をするのである。

第1回目は「岩内派」誕生の地探訪であった。昭和の初期、木田金次郎の指導を受けた岩内尋常高等小学校の先生方が、放課後絵画に取り組んでいたという場所に移動した。

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今その小学校があった場所には、新しく建てられた岩内町役場が5月7日から業務を開始している。昔の写真には古い木造の建物が写っているが、今、目の前にはハイカラな都会風の建物があり、その頃を想像するにはちょっと違和感を覚えたが、まぁそれはそれとして素直に受け止めることにした。
また、時々スケッチに出かけたという岩内神社に移動、今年から町で管理することになったという「含翠園」の中を見学、神社の階段の下では淡いローズ色をした八重桜や葉桜になった木が風に揺らいでいた。

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帰りには少し汗ばむくらいの速足で歩き、心地よい風を受けながら美術館に戻った。その後は恒例のブレイクタイムとなりコーヒーセットで一息ついて3時過ぎに第1回目は終了した。
(T・T)

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次回の講座は、7月11日(土)午後1時からです。飛び入り参加大歓迎ですので、お気軽にご参加ください。

「HO」に木田金次郎美術館

北海道情報雑誌「HO[ほ]Vol.92」 に、木田金次郎美術館が掲載されました。

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4ページに渡って、美術館が紹介されています

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小樽やニセコエリアのお店情報も盛りだくさん!
6月24日まで使える、道内温泉無料・半額券などもついています

書店・コンビニにてお買い求めください。

(G・I)

岩内第二中学校美術部作品展がはじまりました

岩内第二中学校美術部の作品展がはじまりました!

昨日、生徒と先生が放課後に展示作業に来ました。

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絵の真ん中に合わせるための中央線を貼って…

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絵と絵の間隔が同じになるように測って…

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大きな共同作品は脚立にのぼって貼って…

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フックを打って…

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集合写真を撮るときにはふざけたりなんかもして…

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展示作業は終了しました!

部員のみなさんお疲れ様でした!
少ない人数で、汗だくになりながら作業をしていました。

日頃の成果をどうぞごらんください

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岩内第二中学校美術部作品展 
6月3日(水)~6月7日(日)

(最終日は午後3時頃まで)
展示室4 入場無料

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