Volunteer Diary

26,12,27
美術館営業最終日。
入口屋根の雪下ろしをやっている。急勾配にしがみつくように頑張っている岡部さん。職員の皆さんは天井のすす払いにかいがいしい。年末なんだと実感する。
振り返って記念誌作りはまだ視界不良だ。だが暦が新たになればまた違う局面が展開するだろう。
1月、再会を楽しみに。(O・Y)

27,1,3
活動初日。寒気きびしい美術館への道を急ぐ。
職員の皆さんと新年の挨拶を交わす。今年も始まったなと全身がうずく。
いつもの手順で作業にかかる。カッター、のり、日付印等の七つ道具を並べる。最初の新聞を開く。切り貼り18年目がいつものように動き出した。
(O・Y)

27,1,9
 新年私が初めてお迎えしたのは、高齢のお父様と息子さんのお二人でした。尚斌さん、敏斌さんの中学時代、同校で体育の教員をされていたと・・・。「二人とも、良い子だったよ」と目を細めて懐かしそうに・・・。体内酸素計測器を持参して、回られていましたが、足腰がしっかりしておられました。どうかまた元気で来館してください。(S・Mi)

27,1,14
久しぶりの晴天に恵まれる。来館者は午前中お一人だった。20周年記念誌、少し灯が見えてきたと思う。(S・K)

27,1,23
 新聞の切り抜きをしていたら、職員さんに呼ばれた。外国人のご家族5人がいらした。どこから来ましたかと聞くとニュージーランドだそうで、京都、大阪、東京そしてニセコへ来たという。ニセコは8日目とのこと。奥さんに絵のことを聞かれ何とか答えられた。冷や汗!(S・S)

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にしん場の栄華を伝える―光照寺の松の襖絵

光照寺4

旧中央小学校から、道路を挟んで海側にある巨大な瓦屋根が
目に飛び込んでくる。
1858年(安政5年)開基の光照寺だ。
23年前に本堂を大修復したときに使われた石州瓦はなんと
2万3千枚と言われている。
今回は、第6代松本道也師の奥様に解説していただいた。

本堂は天井が恐ろしく高い。
そこに桂の棒天井と太いタモの柱が何本もある。

光照寺2

小樽の西別院を手がけた松井角兵恒信棟梁が、明治39年に
間口13間奥行き14間の堂々たる本堂を建てた。
にしん場で賑わっていた岩内の檀家が、漁の安全と豊漁を祈願して蓄財を惜しげもなく寄進してくれたという。海で生きる人達の切ないまでの思いが、柱や建具に、ぶ厚い一刀彫りのボタンの欄間に、そして講壇の左右にある襖絵にも宿っているようだ。

光照寺1

この襖絵が高さと幅1間半で4枚が1対になっていている。
時を経てすすけ、破れや繕いの跡が見られ「お宝がもったいない」状態だが、堂々たる老木の松はすごい迫力なのだ。水墨画で明治時代の画家の気概が伝わってくる。
安土桃山時代の長谷川等伯の楓図の襖絵を思わせる、太い幹を大きく扱った構図には隙がない。遠くと近くの枝を墨の濃淡で巧みに描き分け、自然の厳しさを老木の荒れた肌に表現している。幹の芯を貫くダイナミズムは、枝から梢まで途切れることなく続いている。浜で体を張って生きる人達の心を「えい!」とわしづかみにしてしまう底知れない力強さを持っている。

その他に、鶴の屏風絵も見せて頂いた。
こちらには名が記されているが、書に疎い私には解読不可能だった。「スミマセン」
縦1間横半間あまりの大きさの画面が6連あり、10数羽の鶴が墨と顔料で描かれていた。様々な姿態が巧みに組み合わされている。丹頂鶴の声が聞こえてきそうなリアルさがあった。

光照寺3

およそ110年前に建てられた光照寺には、お金には換えられない岩内の文化の懐の深さを感じることができた。(S・S)

鑑賞スケッチノートから

○2014/11/30  札幌市西区  I・T様
力強い。感動しました。
有島武郎の作品で木田さんを知りました。今日はこちらに来れて、大変感動しました。

○2014/12/20  札幌市豊平区  M・Y様
有島武郎と木田さんのつながりを初めて知ってビックリと感動。漁師をしながら海の荒々しさが、たくましさが画にも出ており「生きる絵」がわかりました。感動の一言。思い出になりました。

○2014/12/20  岩内町  U・Y様
力強いタッチの絵が多い中で椿の絵が上品で美しく気に入りました。北海道ではあまり椿は見かけませんので、買い求めたのかしら?本州で描いたのかしら?と色々と想像しました。

「マッサン」に岩内が?!

NHKの朝ドラ「マッサン」。

いよいよ舞台が岩内のご近所、余市に移ってきましたね。
毎日わくわくしながらご覧になっている方が多いと思います。

こちら、1月16日(金)放送の一場面。

マッサン鉄道地図

昭和初期の時代設定ですので、
大正元年開通の岩内線がバッチリ登場。

さらに、1月21日(水)放送の一場面。

マッサン ニシン漁映像

ニシン漁の歴史を説明する資料映像。

木田金次郎美術館にご来館の皆さんなら、ピンと来ると思います。
そうです。当館ミュージアムシアターで上映している映像、
「木田金次郎 心のかたち」
に用いられている映像と同じものです。

木田金次郎 心のかたち
証拠写真です(笑)

当館の映像は、当館開館の前年、
1993(平成5)年にNHKが制作したもの。
よって同じ映像が使われたものと、推察されます。
いずれにしても、ニシン漁の栄華を伝える、とても貴重な映像です。

上の地図に映っている、北海道の西海岸は、
みなニシン漁で栄えて歴史をもつ土地。
ニシン漁の盛衰が、街の歴史や、人の生き方に、
大きな影響を与えていくのですね。

木田金次郎が、まさにそのひとり。

これからドラマで触れられるでしょうが、マッサンも同様だと思います。
楽しみですね~。

「マッサン効果」、岩内も便乗できるところは、便乗していきましょう。

(学芸員 岡部 卓)

岩内高校美術部生徒によるワークショップ!

1月7日、岩内高校美術部生徒が企画、進行するワークショップ「メーキング ア ブックマーク-アナタだけのしおり-」を開催しました!
当日は、朝から大雪
札幌岩内間の高速バスや町内の路線バスも吹雪のため運休…。なんて日だ!!

そんな天候の中でも、申し込んでくれた参加者全員来てくれました!涙涙涙

ブックマーク=しおりを作るワークショップです

さっそくスタート!高校生から作り方の指導です。
慣れないながらも一生懸命に説明してくれました。

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高校生が事前に用意してくれた台紙に、絵を描いたり、シールを貼ったり、色を塗ったり、自由に貼りつけてみましょう♪

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さらに、美術部顧問の小倉先生が、私物のギザギザはさみや、いろんな形のパンチ、いろがみをたーくさん持ってきてくれました

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雪の形やアルファベットなど、どんなブックマークを作ろうか悩みます!

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桜の形のパンチを使ってピンクの紙を切り抜き、貼っていきます♪

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好きな妖怪ウォッチのキャラクターを描いています♪

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自分の名前をローマ字で貼っていきます♪

好きな色のリボンを通して完成
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かわいいブックマークがたくさん出来上がりました
どんな本に挟むのかな♪

大雪の中、美術館に来てくれた参加者の皆さん、岩内高校美術部の生徒さん、どうもありがとうございました!!
次回はどんなワークショップを企画してくれるのか楽しみです

(G・I)

アニバーサリーコンサート

北海道新聞朝刊の『朝の食卓』に瀧澤館長のコラムが掲載されています。

館長新聞記事

11月30日(月)北海道新聞朝刊より

メェ~作(名作)カレンダーを作ろう♪♪

昨年12月26日、冬休みワークショップ「メェ~作(名作)カレンダーを作ろうを開催しました。
来年の干支であるひつじをモチーフにしたカレンダーを作ります。

あいにくの天気でしたが、たくさんの参加者の皆さんが来てくれて、岩内高校美術部の生徒さんもお手伝いにきてくれました!

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まずは、ひつじが印刷されたケント紙に日にちを書いて、色を塗っていきます。
カラフルなひつじがたくさん

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塗り終わったら、それを切り抜いていきます

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ひとり31個切るのは結構大変。高校生も手伝います

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切り抜いたひつじの裏にボンドで画びょうを貼りつけて…

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草のかたちのシールに曜日を書いて…

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ボンドが乾いて、コルクボードに刺したら、

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完成

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カラフルで個性的な「メェ~作(名作)」がたくさんできました
ぜひ家に飾って使ってね
みなさんお疲れ様でした!!

(G・I)

どんざ忌にて、みなさんからご意見をいただきました

12月14日はどんざ忌。
参加される皆さんから美術館への希望、批判、感想等をお聞きしようとなった。交流会のくつろいだ場なら、いつも思っている本音が飾らない言葉で期待できるのではないかと取材に臨む。以下、要点を紹介。

・町民コレクション展出品がきっかけとなって美術館に来るようになった。
・イベントは楽しい。絵を見ることができるし、交流会の和やかな雰囲気の中でとてもいい時間が過ごせる。
・コンサートの出演者だが、同じ人ばかりでなく変えてみたらどうか。また、いろいろな分野のステージも見たい。
・イベントでは女子の職員が本当によく頑張っている。
・経営が大変だと聞くが、町民も意見を出し合うような、町民主体の動きが必要だ。
・岩内ゆかりの画家だけでなく、我が家自慢の絵、秘蔵の絵お持ちの方の協力してもらい出しあって大コレクション展なんか面白いと思う。複製もOKにして。
・町内公共施設にスペースを取り木田の絵の巡回展などの企画はどうか。役場新庁舎なんかいいのでないか。

率直な感想、枠にはまらない発想等頂きました。
美術館関係者でなく外部から見た声としてとても貴重だと思いました。30年を目指して歩み出す当館。新しい一つの方向が皆さんの声から生まれるかもしれません。取材ご協力ありがとうございました。(O・Y)

どんざ忌に参加して

12月14日(日)衆議院選挙とガチンコになってしまった20回目のどんざ忌であった。
おまけに風と雪がこれでもかというように激しく荒れた天候の中、30名あまりの人達が喪服から普段着まで思い思いの格好をして、飄々と集まってきた。
木田敏斌さんから、白い菊を献花してゆく。
木田さんの写真がどんざ忌の大きな横一文字とともに正面に飾られている。ゆったりとして大らかな表情をしてくつろいでいる。

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その後1991年に今井さんが撮影した『再発見木田金次郎』のビデオが上映された。
長女の大野るり子さんがエプロンを身につけて、開かずの間から次々とキャンバスや色紙を取り出してゆく。すると傍らにいる青塚初代館長がどこの土地での写生か詳しく解説してゆく。さすがに木田さんの一番弟子だった人だ。
カーテンを閉め切った10畳間の一面の壁には、本棚が置かれ全集本がたくさんある。そして物が累々と積み重ねてあり、棚にはキャンバスがたくさん入れられている。ビデオの画面から、ほこりとかびとテレピン油の匂いが、むっと立ち上ってくる。
木田金次郎美術館建設の決定打になった事件であった。

そして昔の事件を追っている刑事の様相で、ときの北海道新聞支局長伊藤直紀さんのお話が始まる。
木田さんの「私は昔から、画家になろうと思って絵を描いているわけではない。」その言葉は画壇に属さずに、人間として苦しみながら、自身と対決してくるうちに数々の傑作を生み出していった芸術家の本音であろう。
そして第二次世界大戦について、最初からイギリスやアメリカの優位なことを把握していたインテリとしての判断力の正しさも語っておられた。伊藤さん自身がその同じ時を生きていたのではないかと錯覚させるくらい生々しさを感じさせるものだった。

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その後は1階のラウンジで、元職員の吉田まり子さんやスタッフの手作りの岩内の郷土料理とお酒に楽しい時を過ごした。温かいおでん最高においしかった。ごちそうさま(S・S)

第20回ふるさとこども美術展 作品募集中です

毎年冬に開催している「ふるさとこども美術展」も、
開館年数と同じく今年で20年目となります。

後志管内(小樽市を除く)の小中学生を対象とした公募展で、昨年は1779枚の応募がありました。
一生懸命描いてくれた作品すべてを展示したいところなのですが、展示室に貼れる枚数にも限界があり、岩内町の美術に携わる方たちによって選ばれた300枚ほどの作品が展示されます。
それぞれの「ふるさと」をおもいっきり表現してください。
子供たちの自由な意思あふれる作品を歓迎します。
学校・個人応募 どちらでも可能ですが、一人一作品とさせていただきます。
今年も多くの作品をお待ちしております!

こども1
審査の様子

こども2
展示作業

こども3
表彰式

こども4
展示風景

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「第20回 ふるさとこども美術展」

応募対象:後志管内(小樽市を除く)小・中学生
応募作品:B3版画用紙(50×35㎝) 水彩・クレヨン
提出先:木田金次郎美術館
応募用紙は、各町村の学校・教育委員会、木田金次郎美術館にあります。
応募締切:2015年1月20日(火)

展示会場:木田金次郎美術館 展示室4
会期:2015年1月31日(土)~2月22日(日)
表彰式:2015年1月31日(土)10:30~
お問い合わせは木田金次郎美術館 0135-63-2221まで
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Volunteer Diary

26,11,28
 11月25日(火)、2014岩内町応援大使に就任しているファイターズの斉藤祐樹・谷口雄也両選手が来岩。木田美にも来館し、作品を観ていただきました。夜には約700人の集まり、野球少年やファンと触れ合いました。私事ですが抽選会で祐樹君から直筆サインボールを手渡され握手もできました。ラッキー!! 活躍を願います。 (S・Mi)

26,11,30
 小春日和に人も木陰も長く晴天なれど来館者なく寂しい。どうしたら集客に繋がるのか、いつも考えている。今年も残すところ1か月。(S・K)

26,12,6
 昨日は群暉編集会議。恒例の5大ニュース選定。ポプラの活動を何とか入れようと杉山さんと画策工夫する。20年間もの活動だから少しは声を大にしていいと思う。(O・Y)

26,12,14
 12月に入り、ああすっかり冬だなあと思う今日この頃。本日はどんざ忌。寒い中、沢山のお客様が足を運んでくださることを願う。そう言えば、20周年記念誌は順調に進んでいるのだろうか。12月は1年の大掃除やお正月の準備等で皆さん忙しいと思いますが、風邪を引かないよう気をつけましょう。(Y・I)

26,12,17
 10時過ぎから職員さんたちと書架の移動と本の移動をした。「図書をいつもホールに置いて見てもらうといいね。」とみんなで話していた。美術文化の宝物。みんなで共有していきたい。(S・S)

26,12,19
 「おはようございます」とロビーを通り抜けようとしたら、そこにパーッと新しい図書館の如く木田美図書館が開けていたので驚きました。資料部の新聞スクラップは、ラウンジに・・・。例年は2階の展示室でしたが、こうすることで思い浮かんだだけでも、いくつもの利点があります。やはり発想の転換というのは、常に考えるべきですばらしいことだと知らされました。(S・Mi)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!

木田金次郎美術館は本日よりはりきって営業しております!
今年も皆様のお越しをお待ちしております!

さっそく来週にはワークショップを開催します。

岩内高校の美術部員が企画・運営するワークショップ
「Making a Bookmark(メーキング ア ブックマーク)」
を開催します。
高校生ws
自分だけのオリジナルなしおりを作ってみませんか!
高校生のお兄さん・お姉さんが優しく教えてくれます♪

日 時:2015年1月7日(水)
    午後1時30分~午後4時(予定)
場 所:木田金次郎美術館
教えてくれる人:岩内高校美術部員
参加料:無 料
対 象:小中学生 及び保護者の方
当日持参する物:筆記用具、のり、色えんぴつ または サインペン、
        シール、描きたいキャラクターのイラスト(写真など)
定 員:20名(定員になり次第、申込を締め切らせていただきます)
協 力:岩内高校美術部員、顧問・小倉恵一先生

お問い合せ・申込みは木田金次郎美術館(0135-63-2221)まで!
多くの方のお越しをお待ちしております~!
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