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鑑賞スケッチノートから

○2013/9/28   札幌市 S.N様
本日は岩内高校3-8のクラス会で来ました。以前も来ましたが、年齢を重ねると更に深みを感じ、感動します!!スケッチノートに小学校のクラスメイトの名をみつけ、更に感動しました。小学生の時、木田画伯をみかけたことがありますが、こんなすごい人とは知りませんでした。多謝。

○2013/10/1   室蘭市 I.S様
ふと、また木田金次郎さんの絵が観たい。と思いたち、公休を利用して出掛けて来ました。記憶の五感が起こされる、風の強さ、潮の香り、私は太平洋の浜で育ちましたので、少し違うものなのかもしれませんが、子供の頃を思い出します。ありがとうございました。

○2013/10/8   東京都八王子市 O.T様
高校時代に国語の授業で「生れ出づる悩み」を読み、岩内町と木田金次郎氏のことが強烈に心に残った。
仕事で岩内に来て2回目。前回もこの美術館を訪れたが、彼も東京開成中学に入校したことを今日知った。
私も開成中・高出身者として身近に感じた。好きな絵のひとつである。

○2013/10/11   東京都調布市 T.J・T.Y様
20年位前から木田金次郎さんの絵に夫婦して惚れ込んでいました。いつかゆっくり鑑賞したいと思っていました。今日二人で見られて感動しました。またいつか訪れてみたいと思います。いろいろお話も伺わせて頂きありがとうございました。

○2013/10/13   札幌市 H.T・H.N様
世俗的名誉を追い求めることなく、ただひたすら愚直に己の道を貫かれた魂の崇高さ、それが乗り移ったとも言える傑作の数々に、ただ、ただ感動いたしました。自分たちの生き方を己に問うよい機会にもなりました。出逢いに感謝します。

○2013/10/14   江別市 O.F様
随分多くの作品にふれ感動致しました。生命力あふれるすばらしさです。

○2013/10/20   室蘭市 T.Y様
有島武郎の「生れ出づる悩み」を読んでから、いつか来たいと思い、やっと念願かないました。飾らない朴とつな画風に感激しました。なお、いっそう木田ファンになりました。

○2013/10/20   札幌市 T.T・T.M様
沢山の作品にふれ、とても感動致しました。木田ファンの私達です。

○2013/10/22   兵庫県神戸市 F.M様
3年ほど前に来て以来、又、是非、是非観たく、足を運びました。胸の熱くなる素晴らしい作品に今回もワクワクしながら見せて頂きました。ありがとうございました。

○2013/10/26   札幌市 I.Y様
何度も来ていますが、ホッとする気持ちで帰ります。
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Volunteer Diary

25,11,3
 開館記念日なのでいつもより早く来た。無料でワークショップが楽しめる。「謎解きはアートのまえで」、どこかで聞いたような!?お客様がたくさんいらした。私もワークショップに挑戦した。美術への関心が深まる秋の一日だった。(Y・I)

 文化の日、祭日で入館者多数。ボランティアメンバーの吉野さん。わざわざ寿都町から来てくれる。バスの行き来で時間をかけての協力。力強い。美術が好きなだけに頼れる。無理のないように参加してほしいものです。(M・R)

25,11,8
 本日より生誕120年「読んで観る木田金次郎」展が始まりました。ボランティアは前日一足先に新展示と対面、学芸員より解説を受けています。ポイントを少しでも理解しておこうと参加し有意義に思っています。
同時開催された「滝下尚久日本画展」緻密で勇壮な描写に驚きました。5年前の挿絵とはまったく違う面持ちです。(S・Mi)

25,11,13
 二日間降り続いた大雪の中、ご婦人四人連れ。じっくり木田の文章を読んでいた。「随筆北海道」の漁場の生活(抄)にあるアゴ別れでヤン衆が絹糸でびっしり縫いつぶしたサシコを着てという箇所に当時の栄えた漁師生活がわかると話していました。(M・R)

25,11,23
 20日、雁原さんと浜田五郎さんブログ取材。覚悟はしてたが独演会とどまることを知らず。昭和20年代、30年代の記憶もバッチリ。時々脱線もあるので軌道修正もし約1時間の聞き取りだった。雁原さんには特高とかイラネー シャコ スンナとか意味不明な戦中用語、岩内弁があったようだ。それにしても84歳にしてあの気力は恐るべし。物議をかもすこともあるが、「絵を描く」これだけでみると実績十分だしこれからも健康に気をつけがんばってほしいと思う。積丹の海と山が待っているよ、浜田さん。(O・Y)

陶芸サークル作品発表会  中森さんに陶芸の醍醐味を聞く

10月12,13日に文化センターホワイエを会場に陶芸サークル作品発表会があり、代表の中森幸雄さんからいろいろお話を伺うことができた。

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活動は週2回で金曜は夜6時から9時、土曜は午前9時から11時半でどちらかを選ぶ。
陶器作りには
①土練りでしっかり空気を抜く。
②製作に入るが手びねり、ろくろ、ひも作り等で形を作る。大きめなものはひも作りになる。
③生乾き状態で形の仕上げ。
④時間をかけて乾燥する。
⑤800度で素焼きをする。
⑥釉薬(絵付け)
⑦窯づめして本焼き・窯だしと七つほどの順序がある。
土は岩内近辺の土を試したこともあるが、今は信楽粘土を使っている。
これに大浜砂浜の砂を混ぜるとメチャメチャいい味が出る。岩内砂は粒が小さいので砂の粒々感が出て表面に表情が出ていい仕上がりになる。砂鉄、石英、長石なども砂目が出る。
窯は上下2段で皿類は下、背高の器は上。
今は電気窯だから完全自動で1226度にタイマーセットするだけでいい。
最近一番関心があるのは釉薬の材料だ。
例えば雷電メロンの葉っぱや茎を乾燥して燃やす。それに手を加えるとグレーの灰が残る。メロン灰と言って水に溶かして使うのだがとてもいい。みそ、キムチのもとなんかも試している。
このサークルは福祉センターからのお付き合いで文化センター完成後にこちらに移った。
現在の会員は14名。19年以上が3名。

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初心者は茶碗や湯飲みから作る。要領がわかったら次からは自分が作りたいものを作る。必要な資料類は用意し提供する。アドバイスもする。失敗もあるがその中から自分で気づいていく。主体性に任せる。それが大事だ。逆に教えられることもある。

中森さんは高卒後に多摩美大に進み陶芸専攻の道を選んだ。都内の工房で製作の経験を積み蘭越のアトリエドリームにも一時いて仕事をしたこともある。

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子供の頃から絵は好きで高校生当時に青塚先生に油絵を習いに通ったこともあった。
陶芸でもっとも大事なことは個性だ。
もともと粘土には形がない。それに形を与えることができるのはその人の個性しかない。
だから個性をどう表現するかによってすばらしいものができる。
(O・Y)

過去の陶芸サークル作品展に出品された作品は、岩内陶芸協会HPから見ることができます

日帰り研修感想集 ~25,10,10 洞爺湖芸術館~

水彩画、とてもきれいな色だった。ビエンナーレは2年に一度という意味だそうだ。島牧出身の阿部典英の作品「ソーラン節 ロックに乗って 祭りくる」、手にしているのはギター?また、お目にかかれてうれしかった。ビッキのコーナーで、芸術の森にある作品だが4本のうち3本がダメになり、ビッキは自然に返るのが一番と言ったそうだが、1本だけは保存しようという気運があると説明があった。天気よく楽しいドライブだった。(K・K)

水彩「夕辺」心に残った。今頃の時期の作品だろうか。
洞爺湖畔散策中、湖面にゆったりと白鳥2羽、ケータイで写真を撮った。(I・H)

本当によかった。旧役場の建物は小さいながらも趣があった。絵は薄さの中で濃淡がありすばらしかった。題名は奥さんが万葉集から考えてつけたそうで夫婦が力あわせている。ビッキ、あれだけの大きく力強い作品は見たことがない。あんな小さな美術館だけれどやさしさと力強さを見ることができた。(M・K)

これで2回目。これからも宜しく。(S・K)

ビッキは大胆で素朴。ビエンナーレは何か問いかけられているような作品が多かった。水彩は繊細で心が洗われる。奥さんの話では毎朝墨をすって万葉の歌を筆で書くのが日課になっているという。(S・Mi)

お天気よく実に良かった。これからもよろしく。(N・H)

上田茂の水彩は繊細で柔和、とても感動した。特に「響谷」がよかった。(S・K)

色合いが素敵で心に残る絵だった。爽やかな秋の一日。(S・Y)

自分も写真を撮るのでそんな目で注意して見たが、水彩は構図のとり方がソフトな感じでよかった。現場へ行ってそこで描くという姿勢はすばらしい。(W・H)

湖畔一周は初めて。ビエンナーレ、日本人の作品は手が込んでいるなと思った。(M・R)

絵は繊細、対象の観察がすごい。夫婦の一体感がある。私なりに即興の一句。
洞爺湖で ビエンナーレと ビッキ風の音
(ちなみに7月近美で「シャガール展」を見て・・・オペラ座に マルクシアガール 天井絵・・・丸く仕上がーる)(H・S)

ビエンナーレ、著名な彫刻家のような作品と違いハッとするような新鮮さがある。TABU(アルジェリア)もそうだがお国柄も出、国際性がある。再開してほしい(O・Y)

感想のポイント部分だけを拾いました。不十分な表現もあるかもしれませんがご了承願います。
毎回皆さんの的確な観察眼に目からうろこの思いがあります。
そして今回の絶好の秋日和に恵まれた研修の旅、皆さんに喜んでいただき係一同も気持ち晴れやかになりました。有難うございました。参加者16名。

洞爺湖芸術館へ

晴天に恵まれたというより、観光日和で心も身体もうきうき総勢16人で出かけました。
研修では二度目の館でしたが、初めての方も多く、皆さん喜んで参加してくださいました。

この芸術館は、役場庁舎を利用した館ですが、大変まとまりのある良い造りで作品展の展示が良かったです。

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黒松内在住の画家上田茂氏の『ひかり・交響』というタイトルの作品で、万葉集より雅な歌がそえられ、薄い水彩画の優雅な作品で鑑賞している私達が、心あらわれ癒されました。
作品の題名は奥様が付けられたということですが、大変学識深く、さすが万葉の世界に引き込まれた感がしました。
山も川も木も、淡い水彩画で、幽玄の世界に引き込まれるようでした。

「秋山に もみつ木の葉の うつりなば さらにや秋を 見まく欲りせむ」

こんな歌がありました。

好きな絵題名は『秋韻』。
ちょっと寂しげな絵でしたが良かったです。

この後、砂沢ビッキ氏の巨大な作品・樹華木のバランスの組立てには目を見張りました。

あと骨董品と思われる程の作品が数多く展示され見ごたえのある重厚さを放っていました。

この後館を出て、各自由に昼食を取り、湖水の彫刻鑑賞をし、湖水一周のバスの中で残りの彫刻を鑑賞しました。
紅葉には少し早かったですが、彫刻とマッチし見ごたえがありました。

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関係者各位のご協力に感謝申し上げ、研修が無事終えることができありがとうございました。(M・K)

あべ弘士と明楽みゆきの絵本朗読コンサート

異色のコンビによる朗読が聴衆を魅了した。

コンサート2

絵本作家のあべさんが自作の絵本を朗読し、チェンバロの明楽さんが朗読の流れに寄り添うように盛り上げる。
12日、雨も風も強い日、子供も交え約50名が第4展示室を埋めた。
挨拶で明楽さんが岩内とも縁がある北前船との深いかかわりを話し、

コンサート4

あべさんは旭山動物園の飼育員当時に経験したサルやフクロウの脱走劇を軽妙な語り口で披露し、会場は大いに沸き空気がぐっと和らいだ。

コンサート3

第一話は「かちかち山」。
よく知られた昔話の一つ。
絵はとてもリアル、文は短くわかりやすい。
そして読みが登場人物・動物の気持ちを掬い取るようにていねいに表現していく。
音楽も効果的で場の背景やタヌキ、ウサギ、じいさん達のばかしあいのようなやり取りの面白さを膨らます。
二人の一体感が見事!

第二話「トラのナガシッポ」。
ユーモラスなタッチで描かれた作品。
私には初めての物語だがこれもよかった。
絵本を手にして目いっぱい開いたので参加者にも見え1ページ1ページの絵がよくわかり、絵と語りに音楽が程よくハーモナイズされ情感豊かなひと時を楽しむことができた。

コンサート1

室内に展示された約30枚の絵本原画にも見守られながらの心温まる絵本朗読ワールドだった。
(O・Y)

Volunteer Diary

25,9,29
 「あべ弘士絵本原画展」が始まる。「かちかち山」に出てくるタヌキが悪ダヌキなのに、かわいい。力強いタッチと表情の豊かさに、思わずクスッと笑ってしまう。「トラのナガシッポ」に登場するお父さんは、作者自身を表わしているのか。似ている気がした。子供に親しみやすい雰囲気で、見ていてほっこりした。(Y・I)

 札幌の福祉バスに障害の人たち、あべ弘士展だけ観に行く。室内で声高い。しかし帰り際、みんなが「きれいな美術館ですね。」とおほめの言葉。外観、館内がきれいなのは、来館者にとっても気持ちのいいものです。(M・R)

25,9,30
 9月最後の日、休館日なれど、午後50数名来館のためその時間だけ開館する。雨でなかなか到着しない。朝夕めっきり寒い。職員3名と私が対応した。(S・K)

25,10,5
 監視に入る。木田と有島のかかわりを聞かれる。第4展示室のあべ弘士展に行く。ご本人の経歴に思わず笑う。ニシキヘビに巻かれるとかラクダにかまれる、ゴリラに哲学をならうとか面倒見た動物と一体の型破り人生。どんな哲学だったのか取材すべきだった。(O・Y)

25,10,11
 奇しくも旭川ボランティア交流会で講演されたあべ弘士さんの絵本原画展を木田美で観ることができました。「かちかち山」ってこんな怖い話だったのか・・・。あべさんのデフォルメはしているけれど超リアルな表現はインパクトがあります。長い間動物を間近に見てきたすばらしい観察眼なのでしょうか。(S・Mi)

25,10,17
 約30名の団体さん。ある男性、「木田の絵は荒々しく見えるがやさしい人柄が偲ばれる。」
第一回個展のころの新聞広告が人気だ。丸井の秋から冬にかけての衣料品の売り出し広告の前でその頃を思い出し話が弾む。(O・Y)

25,10,23
 三人連れのご婦人。一人は岩内出身。作品を見て「いい色合いね。」とか「奥さんの力って大きいよね。」と話し合っていました。やはり木田の色彩は見る者にとって受け入れられる色彩を作っているのだろう。もっと木田の色彩論が必要と思われる。(M・R)

「生誕120年 読んで・観る木田金次郎」はじまりました

展示室1~3も展示替え。
11月8日から、秋から冬を迎える企画展
「生誕120年 読んで・観る木田金次郎」がはじまりました。

読んで・観る木田金次郎

この展覧会では、
生前、新聞や雑誌にエッセイを数多く執筆し、
優れた文章家でもある木田の一面を紹介します。

木田の文章を、「画家の心境」「北海道の情景」
「有島武郎の思い出」「一枚の手紙から」
「漁場の生活」のテーマにわけて、
文章を共通するモティーフの絵画作品とならべて展示しています。

展示室で、絵と文をじっくりと味わうことができる季節です。
ゆったりと木田の世界に触れてみませんか。

『「生れ出づる悩み」と私』
本展のテキストはこちら。紹介している木田の文章がすべて収録されています。
当館ミュージアムショップでお求めいただけます。


(学芸員 岡部 卓)

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秋から冬を迎える企画展
生誕120年 読んで・観る木田金次郎
11月8日(金)~2014年3月30日(日)
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瀧下尚久日本画展

明日から二つの展覧会が始まります。

そのひとつ「瀧下尚久日本画展」。

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愛知県在住の日本画家・瀧下尚久さんの2003~2010年までに制作された大作を中心に展示します。
2008年、中日新聞に掲載された「生れ出ずる悩み」の挿絵を担当し、当館でも挿絵を展示しました。
そのご縁で、一昨年にも「大人の絵手紙講座」を開催、今回での個展は二度目となります。

今回の作品は屏風やパネル6枚分もある大作ばかり。
墨で描かれた「龍図」や富士山を描いた「黎明」は本当に迫力があります。

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11月9日(土)には、美術館講座④にて、瀧下さんをお迎えして自身の作品について語っていただきます。
11月10日(日)は、瀧下さん指導のもと、箔を使って色紙(しきし)に日本画を描くワークショップを開催します。

ご参加お待ちしております!

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瀧下尚久日本画展
2013年11月8日(金)~12月8日(日)
展示室4 入場無料

11月9日(土)13:00~
美術館講座④

「日本画と親しむ―瀧下尚久ワークショップ」
場所:木田金次郎美術館
参加料:無料(ただし観覧料がかかります)

11月10日(日)10:00~
「墨と箔を使って色紙に描く」

場所:岩内地方文化センター 美術工芸室
参加料:無料
定員:20名
持ち物:筆、ぞうきん、テッシュ
汚れてもよい服装でお越しください

どちらも事前申し込みが必要です。
木田金次郎美術館(0135-63-2221)
までお申込みください。

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開館記念日&ワークショップ

11月3日(日)文化の日は、
木田金次郎美術館19回目の開館記念日です!

この日は、観覧料が無料
開催中の展覧会「木田金次郎『第一回個展』の頃」を無料でご覧いただけます!
展示室4では、「岩内美術協会秋季展」が開催されておりますので、こちらも是非ご覧ください。

さらに、文化の日ワークショップ
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も開催します
作品を楽しく鑑賞できるクイズを出題します!
実際にアート(絵)のまえで謎を解いてくださいね!
参加無料で、どなたでもお気軽にご参加ください!開館時間内であれば、いつでも参加できます。
ささやかな参加賞もご用意しておりますのでお楽しみに!

皆様のお越しをお待ちしております
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