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「あべ弘士絵本原画展」はじまりました!

9月28日(土)から、展示室4にて、
「あべ弘士絵本原画展」がはじまりました。

「あべ弘士絵本原画展」ポスター

この展覧会では、
旭川出身の絵本作家・あべ弘士さんの

『かちかち山』
『かちかち山』2010年 岩崎書店

『トラのナガシッポ』
『トラのナガシッポ』2001年 福音館書店

この2つの絵本の原画を展示しています。

この展覧会は、
当館の開館以来、ミュージアムコンサートで
チェンバロを演奏されている、
明楽みゆきさんとのご縁により実現しました。

京都出身の明楽さん、
ご先祖が実は北前船船主で、岩内や北海道と深い縁があることがわかり、
かつての北前船のように、
北海道と北陸・関西などとの文化交流を行おうと、
「現代版北前船プロジェクト」を2010年に立ち上げました。

このときに、北海道から「自慢のもの」として運ばれたのが、
あべ弘士さんの絵本原画だったのです。

今回当館で展示された原画は、
「現代版北前船の旅」で京都まで旅した原画なのです。

北前船で栄えた歴史をもつ岩内で、
はじめて展示される、あべ弘士さんの作品。
とっても親しみやすいお話です。

10月12日(土)には、
あべ弘士さん、明楽みゆきさんが来館して、
「絵本朗読コンサート」が開催されます。
展覧会・コンサートともに入場無料です。

お子様もご一緒に、どうぞお越し下さい。

(学芸員 岡部 卓)


*************************
あべ弘士絵本原画展
「現代版北前船の旅」に乗って京都まで旅した原画たち
9月28日(土)~10月27日(日)
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料

あべ弘士・明楽みゆき絵本朗読コンサート
10月12日(土) 14:00~
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料
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Volunteer Diary

25,9,1
 久しぶりの美術館。1ヶ月振りくらいでしょうか。長時間椅子に座っていたら、腰が悲鳴をあげた。ラウンジにお客様が多数いて、賑やかだった。藤倉さんの貼り絵の作品がとても優しい雰囲気で癒された。特に、冬の景色に出てくる雪の柔らかい感じが素晴らしかった。もう一度、観に行きたい。(Y・I)

25,9,6
 藤倉英幸展、感動のあまりため息が出てしまいました。幾重にも貼っていく技法なので立体感がありやさしさにあふれ、それに包まれる心地よさ・・・。どこまでも美しい藤倉作品の世界に魅了されます。雪の降らせ方のお話、もう一度是非聴きたいです。(S・Mi)

25,9,8
 監視、新聞の切抜きで今月からボランティアは水、金、日の予定。大森さんが19年間続けてきたスクラップの蓄積は美術館の貴重な財産なのです。(M・R)

25,9,21
 ブログ記事で坂口さん取材。いい内容になりそうだ。絵を描く動機とか意欲とかは非常に微妙なものなんだとわかったような気がする。来月10日の洞爺湖芸術館研修、近くに水の駅、野外彫刻とビューポイント多く今から気もそぞろ。当日はお天気になーれ。(O・M)

25,9,23
 岩内高等女学校卒業の方、いつ来てもいい感じと言われました。月曜日で休館と思ったが開館していてよかったと家族連れで来られた。(M・R)

鑑賞スケッチノートから

○2013/8/3   札幌市 Y様
今回で何回目になるだろうか…。回を重ねる毎に、絵が輝いてきます。すばらしい!!

○2013/8/4   大阪府東大阪市 F.S様
親孝行な息子のおかげで大阪より来ました。素敵な時間が持てて嬉しかったです。

○2013/8/6   埼玉県越谷市 A.K様
永年に亘る念願がかない、この上ない幸せです。私も画家のはしくれなのですが、木田先生のポテンシャルには歯がたちません。素晴らしい絵を観るとその奥の深さに感動と自分自身にも拍車がかかります。

○2013/8/7   青森県むつ市 T.H様
何度目かの来館ですが、ますます良い!!素晴らしい!!!

○2013/8/7   帯広市 S.T様
ゴッホの影響を受けているのかしら?とも感じさせられました。

○2013/8/7   滝川市 N.I様
岩内にはじめて来ました。町役場に寄って美術館の場所を聞き訪問しましたが、「すばらしい」。又職員の皆さんの対応、古い町役場で働く皆さんに感動しました。皆さんを称賛いたしたい。

○2013/8/10   匿名 様
力強い絵に感動しました。しばらくは岩内にいる予定なので、また寄らせて頂きます。

○2013/8/10   札幌太郎 様
始めて岩内に来て、以前から行きたいと思っていたここへ一番に来ました。入って早々力強い絵に圧倒され、心より来て良かったと思いました。

○2013/8/10   K.Y様
はじめて見学しました。特に“バラ”(絶筆)の絵に見とれてしまいました。力強く生々としています。先ず作品より人間そのものが立派に成長することと思いました。良かったです。

○2013/8/11   共和町 T様
友人の孫と2人連れで入館しました。美術館は、はじめてということで驚いていました。楽しかったです。
はじめてきたから楽しかったです。

○2013/8/18  Kida Kinjiro 様
Great! I like Kida Kinjiro very much. Thank you. また来たりこなかったりします。


○2013/8/15   S.A様
生命感あふれていて、線が生命の息吹のように感じました。動的で心の奥に孤独があり自分を表出し、作品とつながっているように感じました。

○2013/8/16   登別市 O.Y様
牡丹(1956年)に感動した。

○2013/8/18  始めてさん 様
「海」という絵がすごく好きです。始めて来て、圧倒されました。来て良かったです。

○2013/8/18   札幌市 K.Y様
大変感動しました。岩内と人生と人なりと絵画と、ありがとうございました。

○2013/8/18   札幌市 S様
「りんご」がたくさんあった!!けど一番最初のがすきです!!

○2013/8/18   札幌市 M.R様
私の将来の夢は画家なので、「バラ」の絵をさんこうにして、夢をめざしたいです!!

○2013/8/20   札幌市 Y.M様
荒々しい描写に感動しました。

○2013/8/22   赤井川村 K.R様
はげしい筆使いにあっとうされました。又是非来たいと思います。

○2013/8/23   M.S様
3年ぶりに来ました。とてもたくさんの作品が見れておどろきました。

○2013/8/25   岩内町 T.T様
久しぶりにゆっくり鑑賞した。新しく見た絵が多くて、またゆっくり見たいと思った。年々増えていく木田の絵を楽しみにしている。

○2013/8/27   岩内町 M.S様
抽象的でもわかりやすい絵でした。それと同時に昔の風景を実際に見てみたかったという気持ちも湧いてきました。非常に楽しかったです。

○2013/9/1   小樽市 N.K様
後志の自然に愛情を持たれていた事に強く心を打たれました。

『日本経済新聞』に木田金次郎が紹介されました!

9月20日(金)の『日本経済新聞』文化面に、
木田金次郎を紹介する記事が掲載されました。

「画家『生れ出づる喜び』
 有島武郎小説のモデル、郷里で今も愛されて」
 と題して、
学芸員が、木田のこと、美術館のこと、
美術館をつくった町のことを紹介しています。

130920日経文化面
紹介された作品図版は、「第一回個展」出品作品の
「島野海岸」(1953年)


おかげさまで全国版での掲載でしたので、
各方面から様々な反響をいただいております。

前日(9月19日)NHK―BS「釣りびと万歳」に続き、
2日連続で全国に向けて木田美が紹介されたのは、
開館以来初めてかも。

多くの方に、
木田金次郎のことを知っていただければと思います。

(学芸員 岡部 卓)

石川県加賀市「中谷宇吉郎雪の科学館」を尋ねて

柴山潟を右手に見て変形の十字路を渡った。

夏の日差しが眩しいその先に
「中谷宇吉郎 雪の科学館」はあった。
http://www.kagashi-ss.co.jp/yuki-mus/

2012年11月より2013年3月まで木田金次郎美術館で企画展
「没後50年木田金次郎と中谷宇吉郎」展が開催された。
北大教授で雪の結晶を研究し、雪氷学の基礎を築いた中谷宇吉郎は1900年生れで1962年4月61歳で亡くなった。
中谷より7歳年長の木田金次郎もこの年の12月68歳で黄泉の地に旅立った。

二人は1960年中外書房より、木田は全道各地の風景を絵と文章で綴り、中谷は北海道と雪の関係について写真や図版に文を託して両名の著作による随筆集「北海道」を刊行している。
木田金次郎は画家としての力量は勿論の事、文章表現にも秀でていた事は1994年に北海道新聞社から出版された「生れ出づる悩みと私」を一読すると明らかである。
若い頃より画業に精進すると共に、俳句や詩にも取り組む文学青年の一面を持っていたと伝えられている。
中谷宇吉郎は東大理学部に学び、卒業後理化学研究所に勤務したが、この間物理学者で漱石門下の文化人として知られる寺田寅彦と師弟関係にあり、学問上のみならず文筆活動においても指導と影響を大いに受けた。
寺田寅彦門下生として中谷も数多くの随筆、紀行文、社会評論などを発表したが、その主要な作品は「中谷宇吉郎随筆選集」三巻に収められ1966年朝日新聞社から出版されている。

私が今夏訪れた「中谷宇吉郎雪の科学館」は石川県加賀市片山津温泉の柴山潟湖畔にあるが、この地は中谷の故郷でもある。
又、近くの北陸本線動橋駅そばには、台座に雪の結晶が刻まれた墓所があった。
科学館は「ロサンゼルス現代美術館」を手掛けた建築家磯崎新の設計により、雪をイメージした六角塔が三つ配置されたモダンな作りであった。
入口と受付は橋を渡った二階にあり、この階の映像ホールでは「科学するこころ―中谷宇吉郎の世界」が上映されていた。
一階の展示室は五つのゾーンに分れ
〝宇吉郎のひととなり〟
〝雪の結晶〟
〝氷の結晶〟
〝グリーンランド・ハワイ〟
〝世界の中の宇吉郎〟の各ゾーンが時計の針と逆回りに配置されていた。
中央部分には人工雪やダイヤモンドダスト発生等の実験ができる常時低温研究室が設けられていた。

世に知られた中谷の南画「雪華の図」は、
墨色や線にこだわり描かれた雪の結晶に
「雪は天から送られた手紙である」の賛がはいり、
〝宇吉郎の人となり〟ゾーンに飾られていた。

私は展示室を一巡後、物理学者として高い評価を得ていた専門分野の研究以外にも文筆、絵画、映像など多方面で活躍し、自然科学的思考方法の普及活動に努めるなどした中谷宇吉郎の多芸多才の人柄と才能を再確認させられ、科学館を後にした。(M・T)

苫小牧市美術博物館へ行ってきました

7月27日(土)から、リニューアルオープンした
「苫小牧市美術博物館」

以前は博物館のみでしたが、市民の熱い要望により、美術展示もできるように約一年かけて改修工事をして、正面玄関向かって左側の白い部分が新たに増築されました。
以前の博物館へは行ったことはないのですが、リニューアルで美術館が増設されたと聞き、見学に行ってみました。

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受付を通り、左側が展示室の入口になっており、受付と展示室の間には真っ白な壁のラウンジが。
椅子とテーブルが置いてあり、窓越しに公園の景色を眺めることができました。

私が行ったときは、出光興産北海道製油所が苫小牧市内にある縁で実現した開館記念の展覧会「出光美術館日本陶磁名品選」が開催中でした。
東京・皇居前にある出光美術館所蔵の、江戸時代の色とりどりの焼き物の展示で、皿・とっくりなどすべてガラスケースに収められていて、照明も優しく、とても見やすかったです。
新しい展示室と改装された展示室は天井が高く、とてもゆったりと鑑賞することができました。
展示室にはやきもののことがわかる鑑賞カードが置かれていたり、子供用の鑑賞シートが配られていたり、ワークショップなどもありました。
訪れた時は、ちょうど学芸員さんが展示解説中で、リニューアルに力を入れているなあと感じました。

美術館の目の前は公園になっていて、噴水があったり、犬を連れて散歩している人を見かけました。穏やかでいい感じの空間でした。

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あと嬉しかったことが。
「木田金次郎第一回個展の頃」の、ポスターを貼ってくれていました!
ありがとうございます

苫小牧市美術博物館「出光美術館日本陶磁名品選」は8月25日(日)で終了しました。
現在は、苫小牧の美術の発展に多大な貢献を果たした画家

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「遠藤ミマン生誕100年記念展 勇払原野を愛して」が開催されています。
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/hakubutukan/
(G・I)

新ポストカード紹介

今年の新作ポストカードは、4種類!!


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輝く羊蹄山(1934年)
以前よりお客様から、ポストカードのリクエストが多かった多かった作品です。
赤く染まった羊蹄山は、ただでさえ勇壮な羊蹄山を、さらに力強くさせる迫力があります。  

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白い馬(1957年)
昨年のリニューアル記念展「ようこそ!新しい木田金次郎」の時にお借りした作品です。
青い空と海を背景に、白い馬体が一際目立っています。

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秋果(1958年)
現在も展示中の果物の作品です。
木田金次郎には珍しい、ぶどうがみずみずしく描かれています。 

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牡丹(1958年)
人気のある花のポストカードに、またひとつ新たに加わりました。
艶やかな色彩で描かれた牡丹の作品。


いずれも本物の絵にはかなわないけれど、色鮮やかできれいに仕上がっています。
小さな額にいれるとちょっとしたインテリアにも変身!

現在販売しているポストカードは68種類
絶賛販売中です。(T・M&G・I)

テレビ放映のお知らせ「釣りびと万歳」

NHKBSプレミアムで放送中の釣り番組
「釣りびと万歳」
岩内木田金次郎美術館が紹介されます!

本編は、夏のタラ釣りをメインとした内容で、岩内の観光スポットとして美術館も紹介されるそうです。

先日、取材クルーが木田金次郎美術館を訪れました。

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海の作品を中心に、館内や木田金次郎が使用していた絵の具などを撮影してました。

岩内のタラ釣りの様子と木田金次郎美術館を是非ご覧ください!
釣りびと万歳HP→
http://www4.nhk.or.jp/P2584/

**************

「釣りびと万歳」
NHKBSプレミアム
9月19日(木)19:30~20:00

**************

岩内美術協会会長 中村聰之さん 熱く語る

 町内切っての老舗染物屋さんに花屋さん、そして絵も描く。
中村さんには三つの顔がある。

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木田美術館名物、春から秋を彩る花階段の花苗は全部中村さんがアレンジして提供している。
平成8年から美協の会長として活躍、この地域の美術界を代表するお一人だ。
 
中村さんは小中学生のころから絵が得意だった。
クレヨンとか水彩絵の具を使っていたが、高校入学後に親にねだって油絵の具を買ってもらい本格的に絵に打ち込むようになった。
安原先生が美術の担当でとてもやさしく教えていただいた。
その頃から今に至るまで絵を描き続けてきた。
高卒後、先輩画家の山本善政さんに勧められ美協に入会、全道規模の大会出品を目ざしたが、当たり前の絵では入選は無理なので前衛的手法で制作、これが新道展初入選となった。
昭和37年、19歳。
あの時はずいぶん燃えたなあ。

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笹谷貫太郎さんや山木仁さんは怖い存在だったが絵の手ほどきをしてくれた。
好きな画題は風景。それも平原。
船とか高い建物は描かない。人物も描かない。風景の中に山があれば平らな山にしてしまう。水平構図が性に合う。

 木田と祖父は小学校の同級生で40歳の頃まで一緒にパチンコに行ったり交遊があった。
だが、木田が娘を(中村さんのおばさん)嫁にほしいと言い出してから不仲になった。
祖父によれば有島の名作「生れ出ずる悩み」の主人公木本青年は木田がモデルということは知れ渡っていて、当時の文学少女は木田に夢中だった。多くの女学生が木田を一目見ようと押しかけてきた。おばさんもその中の一人だった。木田はきかない女性(性格のはっきりした)が好きなので、その点でも木田は気に入ったらしい。祖父は嫁の話を断った。それ以降仲違いになってしまった。

中村さんは木田の絵を模写したことがあるけれど難しかった。
色の出し方等独創的でありとても真似できない。

 美協は現在25名で多士済々。高齢化の中でみんなでがんばっている。
本年度の全道展に早瀬さんが入選、うれしい。

会長として思うこと三つ。
1.年2回の定期展、春季展と秋季展、の開催を継続する。町外に転出した会員がそのまま
 会に残り出品してくれるのも大変心強い。札幌の坂口清一さん、仁木の志津照男さん方。
2.若い人を発掘し会に加入してもらう。
3.先輩が築いた伝統を守りさらに一層の発展を目ざす。

木田美術館に望むことは、堅実に諸活動をしっかり進めてほしい。
ナイトオープン等に美協会員の参加が多くなるよう呼びかけたい。
(O・Y)

2013年作品展終了に思う

2001年11月から岩内高校開放講座の一環として、美術部顧問の福田好孝先生の指導のもと絵画教室が始まった。
2007年11月に木田金次郎美術館では初めての作品展があり今回は2回目となる。

この12年間の前半は石膏をはじめ、瓶、トランペット、時計、新聞の束、ダンボールなどのデッサンでいろいろな物に挑戦した。
そのうち色を付けたいという声があがり、ほうずきや赤い実の小枝などから始まったのだが、それが上手くいかない。
彩色って難しいと文句タラタラだったが、だんだん撮った写真を持ち込み、それぞれが1年がかりでやっと1枚仕上げ、気がついたら6年が過ぎていたのである。

ところが、来年の3月で福田先生が退職と聞き、いままでお世話になった集大成として作品展をということになった。
思えば上達のテンポの遅い生徒にきっとやきもきしたことだろうと思うが、生徒の方はいたってマイペース、出品といわれてあわてて出来上がった作品を調べたら6年間で4,5枚?これには皆で頭を抱えた。
こんなに少なくて出来るんだろうかと思い、先生にも出品をお願いしたのである。
最初の頃は15人もいて教室が狭いくらいであったが、今は8名、なんとか終了してほっとしている。

美術館には何かにつけ大変お世話になった。
8月23日(金)から25日(日)までの3日間はたくさんのイベントの中、やっと予約できた日程である。
この間それぞれの友人、知人をはじめ、美術館のお客様など150人ほどに見ていただき有難いと思っている。

絵画教室1

絵画教室2

そしてこの間の対応にはほとんどの出品者が毎日あたり、そのせいか終了後すでに次回の作品へ闘志?を燃やしているのである。

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「豚も煽てりゃ木に登る」はちょっと言いすぎかな~?とにかくあと半年、大作を仕上げないと(と私は心の中でつぶやく)。(T・T)

真夏のナイトオープン

8月23日(金)、木田金次郎美術館の今年度2回目のナイトオープンが催されました。
 
当日展示室4でオープンした岩内絵画教室の出品者、美術館前庭の花鉢を彩る世話人、絵画サークルで活躍しているご婦人、仕事を終えた役所や会社帰りの人たち、毎回駆けつけてくれる西村美術館の学芸員とスタッフなど、約50名の方々に参加いただきました。

開催の直前、雨が…
不安気に空を見上げていましたが、心配無用!!
次々にみなさんいらっしゃって下さいました。

まずは、受付前に並んでいる

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共和町農業青年グループ『Grow up』のみなさんが持ってきてくれた採れたて野菜を手にとりお買いもの!!大盛況でした。


午後6時半より岡部卓学芸員の解説がありました。

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ただ今開催中の展覧会「第一回個展の頃」のエピソードなど、参加者の皆さんは作品を観ながら耳を傾けていました。今回の展示は木田の第一回個展前後の作品を知るのに好適なものです。
常連から「今回の解説は最も輝いていた」との声がありました。
 
第2部はラウンジがオープンし、冷えたビールとお酒、美術館のスタッフと毎回お手伝いをしてくれるY・Gさん、元職員のY・Mさんが半日かけて手がけたソーメンの冷やし中華、おからのハンバーグ、ナスのナムル、シフォンケーキ、キャベツの千切り、漬け物とみな心のこもったもので、〆のデザートは、共和町の細川さんからいただいたとてもあま~いスイカでした。

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海外からの留学生も参加してくれたのですが、イスラム信者のムスリムは豚肉類を禁じられているのでディナーをとらなかったのは残念でした。
 
各テーブルでは話題に花が咲いていました

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木田の作品の魅力についてとか「いつだったか展覧会でみた『鮭』の画をもう一度みてみたい」との話もありました。

最後に今回初めての試み
金次郎飴つかみ取りを行いました

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先着10名のみなさんがチャレンジし、とても盛り上がりました。

これからも、美術館のことはもちろんのこと、みなさんが楽しんだり、喜んだりするイベントもやっていけたらなぁと思っております。

午後8時、それぞれが余韻を残して館をあとにしました。
今回参加できなかった人より「午後のスイートなお茶会があるといいのに」との話がありました。
(M・R&T・M)

夏休みワークショップ

8月7日(水)
夏休みワークショップを開催しました

夏のワークショップは、岩内出身で美術活動をされている方を講師にお招きしています。

今年の講師は佐藤真琴さん

新聞紙の色がついた部分を切ったりちぎったりして貼り絵を制作されている方です。
過去には東急デパートで貼り絵講師をされていたり、とまりん館や町内で作品を発表したりしています。

佐藤さんの作品がこちら

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新聞紙とは思えない作品です。

先生のご挨拶と今日の工作の説明。

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今回も、岩内高校美術部の皆さんがボランティアでお手伝いに来てくれました。

今回は夏らしく、うちわに貼っていきます。
まずは、どんな絵を貼り絵にするか選びます。
佐藤さんが用意してくれたひまわり、さくらんぼ、いか、かき氷の型紙。美術館で用意したマスコットなどもあります。

絵が決まったら、今度は色選び。

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新聞紙の中から、貼り絵にしたい色を選びます。
新聞紙に、カーボン紙で切るところに印をつけたら
あとは手でちぎって

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貼っていきます

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型紙が同じでも、どの色を選ぶか、どの部分を使うか、ちぎり方など、みんな違う作品が出来上がっていきます。
慣れてきた子は、型紙も無視してどんどんちぎって貼っていきます!

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完成

みんな個性的な作品に仕上がりました。

DSC07787-1.jpg

参加者のみなさん、お疲れ様でした!

当日の様子が道新webに載りました

道新ウェブ

新聞には小樽後志版に載っていましたが、見られない方のために…
(G・I)
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