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木田金次郎の本棚(7) 『明日への科学』

木田金次郎の本棚
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島本融編 『明日への科学』

この本も、開催中の特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」に関する本。

1961(昭和36)年、北海道銀行創業10周年を記念して、
札幌市民会館を会場に開かれた講演会の記録です。
「明日への科学」のタイトル通り、人文科学、自然科学など、
様々なジャンルの講師による講演でした。

その講師とは、

貝塚茂樹(中国古代史)、
西堀英三郎(第一次南極越冬隊長)、
難波捷吾(電波工学)、
桑原武夫(フランス文学)、
牧野佐二郎(動物学)、
今西錦司(生態学)、


と錚々たる顔ぶれ。

実は、この講師たちは、島本融の出身校、
京都一中、旧制第三高等学校(京都)の同級生・同窓生なのです。

いわゆる「京都学派」が身近な友人であった島本。
島本だからこそ、実現できた企画といえましょう。

この本の表紙は、木田金次郎の「菜の花畑」(1956年)。
北海道銀行所蔵の作品です。

講演会の翌日、講師たちが集って座談会が開かれたときの写真があります。
(今回の特別展示でも紹介しています)

明日への科学座談会
「明日への科学」講師座談会 1961年6月28日 北海道銀行円山クラブ
左から藤野重夫(当時北海道銀行常務)、貝塚茂樹、島本初音(夫人)、桑原武夫、今西錦司、難波捷吾、西堀英三郎、藤野夫人

藤野重夫も島本の同級生

皆さん、実に和やかな、いいお顔をされてますね。

この翌日には、一行が小樽、積丹を経由して、
岩内、瀬棚、江差、松前など、道南を周遊してます。
貝塚茂樹が漁船で岩内を訪れ、木田が出迎えている写真も、
特別展示で紹介しています。

多くのものを北海道にもたらした島本。
その一端を、岩内で感じていただければ幸いです。

(学芸員 岡部 卓)

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 『明日への科学』 
 島本融編 北海道書房
 1961年10月発行

 特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」に展示中。

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木田金次郎の本棚(6) 『銀行生誕』

木田金次郎の本棚(6)
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島本融『銀行生誕』

開催中の特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」で紹介している本です。
著者は島本融。北海道銀行初代頭取です。

この本は、北海道銀行創業5周年を機に、島本が創立当時を振り返った記録です。
1951(昭和26)年3月に創業した北海道銀行は、
その年のうちに支店を37店開設するなど、
記録ずくめの創業でした。
そのときの状況や職場づくりの模様などが、島本によって生き生きと描かれています。

この本の装丁と挿絵を木田金次郎が手掛けています。
挿絵はペンによる北海道各地の風景が十数点。

表紙のデザインがとてもユニーク。

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飛翔する鳥と、北海道の風物が描かれています。

当館にはこの下絵があります。一部を特別展示でも紹介しています。

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巻末には、島本による「木田さんの絵―北海道的なもの―」、
朝日新聞論説主幹の笠信太郎による「思い出など」も納められています。

また、題字は大蔵大臣・日銀総裁も務めた渋沢敬三。
この人は民俗学者でもあります。
島本の交流圏の幅広さが、この本の造りからもうかがえます。

この本が発行されてからちょうど50年後の2006年。
木田金次郎美術館は北海道銀行と共催で「島本融の眼」展を開催しました。
北海道銀行(堰八義博頭取)は、創業55周年を記念して、
この本を復刻しています。

今の北海道に、必要な本だと思います。
皆さんも当館でどうぞご覧ください。

(学芸員 岡部 卓)

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 『銀行生誕』
 島本融著 ダイヤモンド社
 1956年10月発行

 特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」に展示中。
 当館ティーラウンジで復刻版(2006年発行)をご覧いただけます。


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図録も好評!「島本融の眼:北海道銀行コレクション」

7月もはや下旬。
「第15回木田金次郎生誕祭」も盛況のうちに、無事終了しました。

さて、開催中の特別展示「島本融の眼:北海道銀行コレクション」。
この展示の図録をご紹介しましょう。

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「島本融の眼:北海道銀行コレクション」図録

当館の図録はとても小ぶりな造り。
美術館の規模に合わせて、と言えば聞こえがいいですが、
コンパクトな図録です。
表紙を除く本文20ページ。

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「北海道銀行コレクション」を彩る多彩な作家たちの作品をすべて紹介

今回のテーマ、「北海道銀行コレクション」の内容を、余すことなく伝えるべく、
北海道銀行をはじめとする借用作品は、全点図版を収録しています。

木田のほかに登場する18人の作家たちのプロフィールも収録。
ちょっと文字が細かいかな、とお思いでしょう。
でも小さいながらも、情報量はたっぷりです。

「北海道銀行コレクション」を通じて観ることができる、
日本近代美術を彩る作家たちの作品や、
北海道ゆかりの作家たちの作品をたどることができます。

また、本邦初公開となる、
北海道銀行本店レリーフ制作にまつわる下絵などの資料や、
佐藤忠良による島本融の胸像制作時に撮られた制作風景など、
貴重な資料も数多く収録しています。

図録は展覧会の記録を末永く後世に伝えるために必要なもの。
皆さんに手にとっていただいて、はじめてその真価を発揮します。

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展示室で図録を見ながら鑑賞というのもオツですよ。

出品作品リスト完備。
今回の企画協力者である藤野いづみさん(美術作品修復家)のテキストも収録。
また、木田金次郎美術館15年の歩みを記した年表も掲載。

これで700円。お求めやすい価格です。
ご来館の記念に、ぜひお求めを。
それほど荷物になりませんから。

(学芸員 岡部 卓)

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 木田金次郎美術館 開館15周年記念特別展示
 「島本融の眼:北海道銀行コレクション」展図録
 2009年7月発行 700円
 この図録はミュージアムショップでお求めいただけます。

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去年とおととしは、図録発行が会期初日に間に合わなかったんです…。
今年は無事発行。まずはほっとしてます。
この図録、もちろん当館でしか販売しておりませんよ~。


初夏のナイトオープン

 6月19日、美術館の定番イベント・ナイトオープンに
約50名が参加し楽しいひと時を過ごした。
ティーラウンジを挟み円形の中庭には
あでやかなインパチエンスとベゴニア、
反対側の大階段には約20個のプランタに
色彩豊かな花たちが迎えてくれる。
 6時30分、学芸員の岡部さんの解説が始まった。
作品を選び特色や背景等開館15周年記念の
イヤーも意識した紹介を要領よく進める。
7時、軽食とドリンクの時間だ。
思い思いのテーブルに陣取って歓談する。
アウトドアーに設えた瀟洒なテーブルを囲み
リラックスな雰囲気で会話に興ずる人たちもいる。
良い絵を見、花に包まれ、気心の知り合った仲間とおしゃべりする。
くつろいだ空気が初対面でも自然と言葉が
交わせるフレンドリーな気持ちを醸し出す。
 忙しい勤務の中で職員が手間ひまかけて
準備したメニューをご披露すると、ロールサンド、
マーボ焼きそば、漬物、枝豆、シホンケーキの品々、
味も程よくお替りして召し上がった人も結構いたようだった。
それに樽ビール、お酒は銘酒白龍、ウイスキー、
焼酎、ジュース、ウーロン茶、コーヒーと飲み物は何でもござれ。
 一夜の交流で手にした情報が
新しい発見や企画を生み、活力を養う。
ナイトオープンはそんな場になっていると思った。
次回は8月21日。どうぞ多数のお出でを。(O.Y)

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夏のナイトオープン
8月21日(金)夜8時まで
参加料1000円

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絵が動き出す!ゾートロープをつくろう

7月に入り、夏らしくなってきたこの頃。
夏といったら、そう!
キダビ夏休みワークショップです
毎年岩内高校美術部の卒業生の方を講師に迎え開催するこのワークショップ。
今年の講師は、毎年「仲間たち展」でも出品してくださっている、新見亜矢子さん!
新見さんは、現在中学校の美術教師として働きながら、道展への出品、個展の開催などで作品を発表している方です。
そんな新見さんをお迎えして、「ゾードロープ」という、アニメーションを作ります。
ゾードロープ???聞いたこと無いな…??
アニメーションってむずかしそう…?
ノンノンノン
簡単に手作りアニメーションが作れます。作れちゃうんです
自分の描いた絵が動くんです!楽しそうでしょ
先日、岩内高校に挨拶に行き、美術部生徒さんにワークショップの協力のお願いをしてきました。
みなさんとても好意的で快諾してくれて一安心!ありがたい…
当日は美術部の生徒の皆さんも、手伝ってくれます。
夏休みの思い出に、新見さんと一緒にゾードロープに挑戦してみませんか?

お問い合せ・お申込みは木田金次郎美術館(0135-63-2221)まで!

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夏休みワークショップ「絵が動き出す!ゾートロープをつくろう」
日 時:2009年8月5日(水) 午後2時~
場 所:木田金次郎美術館
講 師:新見亜矢子氏(岩内高校卒業生)
対 象:小中学生及び保護者の方
参加料:無料
当日持参する物:のり、はさみ、カッター、えんぴつ、いろえんぴつ(カラーペン)
定員:20名 ※定員になり次第応募を締め切らせていただきます。
協力:岩内高校美術部員
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木田金次郎の本棚(5)『生れ出る悩み』叢文閣版

木田金次郎の本棚(5)
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『生れ出る悩み』叢文閣版

これが、かの『生れ出づる悩み』の原書。
1918(大正7)年刊行。
「有島武郎著作集」の第6輯(集)として出版されました。

この当時、有島武郎は次々と作品を生み出し、多くの読者を獲得していた時期。
実はこの「著作集」、これ以前は新潮社から出版されていました。
この巻から、叢文閣(そうぶんかく)という出版社から発行されたのです。

叢文閣は、有島の札幌農学校時代の友人、
足助素一(あすけ・そいち)が興した出版社。
足助はのちに木田とも関わりを持つ、
橋浦泰雄(日本画家・民俗学者)とも親交がありました。

この小説は新聞連載からはじまりましたが、
この本を出発点に、今日まで長く読み継がれているのです。


ところで、
先日刊行された集英社文庫版のほかに、
当館で販売しているのが、これ。

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『生れ出ずる悩み』岩波文庫版

そして、残念ながら品切れ絶版となってしまったものに、

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『生まれ出づる悩み』角川文庫版(左)
『生れ出づる悩み』新潮文庫版(右)


お気づきでしょうか。

『生れ出る悩み』叢文閣版
『生れ出ずる悩み』岩波文庫版
『生まれ出づる悩み』角川文庫版
『生れ出づる悩み』新潮文庫版
『生れ出づる悩み』集英社文庫版


タイトルの表記がみんな違うんです…。

これ「仮名遣い」と「送り仮名」のとらえ方の違いなのでしょうね。
当館では、「生れ出づる悩み」の表記を用いています。

奥深い、「生(うま)れ出(いづ)る悩み」(原題)の世界です。

(学芸員 岡部 卓)

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 『生れ出る悩み』
 有島武郎 叢文閣 
 1918年9月発行

 この本は当館資料展示コーナーに展示しています

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いよいよ間近、「木田金次郎生誕祭」。
(木田金次郎の誕生日は7月16日です。生誕116年)


7月17日(金) 18:00~
 ミュージアムコンサート 西村由紀江さん(ピアノ)
7月18日(土) 14:00~
 記念講演会 池内 紀さん「木田金次郎との出会い」


おたのしみに!

鑑賞スケッチノートより

○2009/6   札幌市  N.H様 N.S様
生き生きと生命感あふれる作品、
久しぶりですが感動いたしました。

○2009/6/6  川崎市  M.S様
岩内にもスゴイ画家がいたことを初めて知りました。
感激です。

○2009/6   東京都葛飾区  M.R様
私も絵の世界にいますが、まさに洋画の先駆者と考えられます。
昭和、平成にと次ぐ方々に良い先生と思います。

○2009/6/10  留萌市  I.S様
障害者施設で2回目の鑑賞、個人で1回。3回目。
心が落ち着きました。

○2009/6   札幌市  W.N様
3回目です。何度見ても感激して帰ります。

○2009/6  札幌市  I.S様
3度目です。来る度に感動しています。
北海道は素晴らしい! の一言。

○2009/6/17  札幌市  A様
細部が描かれなくても伝わるものが大きいのはすごい。

○2009/6   札幌市  K.T様 K.H様
描き続ける人間のエネルギーをひしひしと感じました。
描くことと、生きることと。ありがとうございました。

(T.T)

美術館ボランティア日帰り研修

 6月10日(水)AM8:00、全国ゆるキャラ大会2連続準優勝を獲得し、たくさんの方々に知られるようになった〝たら丸〟バスは、17名(札幌で2名合流)のボランティアグループポプラの会メンバーらを乗せ、近代美術館へと動き出した。
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 30歳の若さで世を去った佐伯祐三(1898-1928)は、パリの街角の文字が躍るようなタッチで描いた作品で知られる。
 彼のパリへの並々ならぬ情熱は、学生結婚した妻米子と、2歳にも満たない愛娘彌智子(やちこ)を伴い、当時40日以上もかかるフランスへ出航(1924年1月到着)した事だけ見ても想像に余り有る。
 フォービズムの巨匠ブラマンクに「このアカデミック」と怒声を浴びた出来事から、「教科書通りでつまらない」と言わせない独自の画風を確立して行く事になる。
 2年余りで一時帰国するが、パリへの思いは捨て難く、健康に不安を抱えながらも、1927年再び渡仏。
 この後の4ヶ月で100点余りもの制作をしたと言うのだから、正に全精力を注ぎ込んだと言えよう。
 1928年6月に自殺未遂を起こし、8月にパリの精神病院で死去したが、常に自分のそばに置いた彌智子(6歳)までも同月に亡くなってしまう。
 私はまだ幼い<彌智子像>に注がれた、温かで寛くまぶしい光が忘れられない。

 PM2:00、小樽美術館到着。
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 ちょうど佐伯と同時代に同じくパリに憧れた小樽の外遊画家たちの作品、《エコール・ド・パリ》と呼ばれ異邦人として個性を競い合った、ユトリロ・シャガール・ローランサンなどの作品を鑑賞。
 今回パスキンの妻が人気画家で、エルミーヌ・ダヴィットという名であるのをはじめて知った。
 時代を想わせる<寝具店>などの作品群は、なかなか興味深い。
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 よさこいソーラン祭り初日、やわらかな日差しのもと、絶好の研修日和で、無事帰館!!お疲れ様でした。

(研修部 S.M)

Volunteer Diary

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 札幌駅前の五番館西武が閉店する。平成6年の秋、木田美術館開館直前に赤れんが美術館で木田のプレビューに監視として入ったのがボランティアの初体験だった。わくわくしながらあの人の波に興奮した記憶がよみがえり何とも寂しい気持ちになる。今日、交流会の案内状8通発送した。杉山さんや職員の吉田さん、佐藤さんに助けられた。感謝。ちょっとほっとしたかな。(O.Y)

21,6,6
 図書の受入、下書台帳の記入は終わった。やたらに表題の長い書名にはいささかうんざりする。早く書こうとするせいか字が粗末になる。正式台帳にPC入力の川村さんが読みづらいだろうなと思いつつなかなか直らない。(O.Y)

21,6,11
 図書受入の残りの作業を一気にやった。ラベル貼付しその上にキーパーを貼る。分類ごとに書架に並べる。本もようやく安心したように見える。(O.Y)

21,6,13
 交流会要綱の内容にいろんな思いが錯綜する。何よりも参加者本位の使いやすいものを目指したい。会場案内図も設計図そのままのような味も素っ気もないものでなく少しは体温が感じられるものにしたい。(O.Y)

ポプラの会 6月の活動
  4日発信班会議ブログ7月号コンテンツについて
    職員から佐藤、雁原 ポプラから高橋、佐々木、大森5名
  5日季刊誌「群暉」56号の編集会議 職員から岡部、ポプラから森、高橋、杉山、大森5名・高橋、大森(森国車で)荒井、西村、小川原3館に交流会案内状を直接届けた。また、各館のパンフも100部いただく。当日、参加者に資料として配布する。
10日日帰り研修 近美と小樽美術館の2館 ポプラ6名 一般参加11名 計17名
11日MVレシートキャンペーン 157,484円
19日ナイトオープン ポプラから 斉藤(雅)、大森2名 全体44名
23日交流会第9回検討委員会 杉山、高橋、佐々木、大森4名

木田金次郎の本棚(4) 『生れ出づる悩み』集英社文庫版

こんにちは。学芸員のお兄さんです!

さて、特別展示も始まりましたが、新刊本をひとつご紹介。

これです。

木田金次郎の本棚
umare-shueisha
生れ出づる悩み

当館にとってはおなじみの名作が、新たに集英社文庫から登場です。

ところで、
誰ですか。このイケメンは。
…俳優さんですか。知りませんでした…。
お兄さん、返上かな。


「これが君なのか」
今の若い人たちには、
彼が、木本青年:木田金次郎のイメージとなるでしょうか。

この機会に若い読者が増えればと思います。

巻末には親切なブックガイドを収録。
ここに木田金次郎美術館の情報も掲載。
来館の記念にぜひ当館でお求めください。

(学芸員 おかべたく)

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 『生れ出づる悩み』
 有島武郎 集英社文庫 
 2009年6月発行 314円+税

 この本は当館ミュージアムショップでお求めいただけます

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元気なこどもたちがやってきた!

7月2日、岩内西小学校の3年生が総合学習で木田金次郎美術館を訪れました
町内にある施設を調べるという内容で、木田美に来てくれたのは8人。
学芸員のおにいさん(?)に、「一日何人くらいの人が来ますか?」「何枚くらいの絵があるんですか?」など、美術館についての質問をしました。

nisisyo.jpg

学芸員が、「美術館は今年で15歳です」という話をしたところ、子どもたちはみんな、8歳か9歳なので、平成12年か13年生まれ。時代の流れを感じました。。。。
初めて来た子が多く、絵を見てははしゃぎ、屋上に行ってははしゃぎ、エレベーターにのってははしゃいでいました。
絵を見て発見したことをたくさん話してくれて、私自身、木田金次郎について新しい発見があり、とても勉強になりました。やっぱり子どもの目はすごいな
第4展示室の、本郷新の彫刻の前で同じポーズをしたり、油絵の具の道具を興味津々で見たり、初めての美術館を楽しんでくれていたようです。
最後には、ちゃっかり8月のワークショップの宣伝もしたり。おもしろうそう!来たい!とみんな言ってくれたので、たくさん来てくれればいいなあと思います。(ワークショップ情報は近日アップします!)
(G.I)

開館15周年記念 生誕祭

毎年7月16日の木田金次郎の誕生日に合わせて開催される「生誕祭」。
今年は、開館15周年という節目の年でもあります。

今年のミュージアム・コンサートは西村由紀江さんが登場します
西村由紀江さんは、2004年にも木田美術館で、オルガン演奏してくださいました。昨年は、泊村・とまりんかんでのコンサートの際、前日に行われた木田美術館のナイトオープンにも参加してくれました。とても気さくで素敵な方です

そして、その翌日に開催される記念講演の講師は池内紀さん
池内紀さんは、自身の著書で木田美術館を紹介して下さったり、季刊誌「群暉」にも原稿を書いて下さるなど、木田美術館のファンのおひとりでもあります

お二人とも、ファンが多く、二三ヶ月前から、美術館にはたくさんの問い合せの電話が
お二人の人気っぷりを実感いたしました!
日にちが近くなったら電話対応に追われる?かも!
多くの皆様のお越しをお待ちしております。
お問い合せ木田金次郎美術館(0135-63-2221)まで!

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第15回 木田金次郎生誕祭

7月17日(金) 18:00
ミュージアム・コンサート
ピアノ 西村由紀江氏(作曲家・ピアニスト)
演奏曲 あなたが輝くとき、素敵にモーニング 他
料 金 入場無料(観覧料が必要です)
一般:500円 高校生:200円 小中学生:100円
(未就学児童のご入場はできません)
西村由紀江HP:http://www.nishimura-yukie.com/

7月18日(土) 14:00
記念講演会
講師 池内紀氏(ドイツ文学者・エッセイスト)
題目 「木田金次郎との出会い」
料 金 入場無料(観覧料が必要です)
一般:500円 高校生:200円 小中学生:100円

※ 整理券は配付致しません。
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「美術館講座2009」を受講して

 趣味は何ですか? と聞かれたら、
“旅行と絵画鑑賞”・・・でしょうか。
特に美しいものを見るのが好きで、
時間の許す限り美術館を歩きたいと
思っている今日この頃です。
幸い、子供たちやお付き合いくださる
お友だちに恵まれ、ときどき美術館で
心と目の洗濯をしています。

 地方からお客様がいらっしゃった折は、
岩内町と共和町の美術館はできるだけ
お供をするようにしております。
お陰さまで折々の展示に触れる事が出来、
嬉しい限りです。
ナイトオープンなどで詳しい説明を聞いた後では、
その感動をお客様にもお話ができて、
本当によかったと思うのですよ。
kouza
 5月9日(土)、「美術館講座2009」の第一回講座に参加しました。
寄る年波で頭が刺激を求めていますので、
良い機会と思いました。
岡部学芸員さんを講師に1時間ほど
「木田金次郎と北海道美術史」
についてのお話を聞きました。
ちょうど私の大好きな「牡丹図」を描いた
「佐藤栄次郎展」が開催中でしたが、
佐藤栄次郎氏を初め、道展で活躍されていた
岩内の画家たちのお話も大変興味のあるものでした。

 その後一旦、お茶の時間となりました。
ふう~っと一息、美味しい紅茶を頂きながら
みなさんとおしゃべり。
それからまた、学芸員さんの解説を聞きながら
絵を楽しみました。
こんな贅沢な時間をたくさんの方々にも
持っていただきたいなあーと思いました。

 今年はあと3回、7月11日、9月19日、
11月14日、いづれも土曜日です。
北海道美術史から、木田金次郎と日本美術史・西洋美術史、
最後に木田金次郎と文学へとお話が
どのように展開していくのか興味津々です。
N.Y

岩内神社例大祭

今年も神社祭りが始まります。
文化センターのほうからリズミカルな笛の音が
聞こえてくるのは赤坂奴の練習をしているのでしょうか?
神幸の笛太鼓になんとなくわくわくしてしまう3日間、
下記の日程でお祭りが行われます。

7月7日(火)午後7時  宵宮祭  太々神楽奉奏・松前神楽奉奏・餅つき餅まき
7月8日(水)午前8時  本祭
       午前8時半 発輿祭  市中神幸
       午前10時  弓道大会 岩内弓道連盟(於 神社境内)
       午後4時半 御旅所仮泊 魚菜市場
7月9日(木)午前9時  御旅所発  市中神幸
       午後1時  海上渡御発
       午後1時半 海上祈願祭
       午後9時  還御祭  太々神楽奉奏
S.T
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