イタリア美術とナポレオン展

- 札幌芸術の森美術館で鑑賞 -

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 眩しい新緑の中一路、札幌芸術の森美術館へ今年度初めてのボランティア研修で、会員と一般の希望者22名で出かけました。
 日本で初めて紹介される仏領コルシカ島にあるアジヤクシオ市立フェッシュ美術館のコレクション展とあって、心躍らせて参加したのは私だけではなかったと想像します。
 学芸員の説明を聞き、ナポレオン皇帝の若干の理解はできたものの何故か緊張して、早く観たいと気もそぞろでした。ちょうどお昼時でもあり食事の後バス時間まで2時間ゆっくり鑑賞の時間が取れました。

 館に入ってすぐ、ジョゼフ・フェッシュ卿の肖像画が掲げられておりました。此の方はナポレオン一世の叔父であり、戴冠式ではローマ法王に随行したという皇帝にとっては、意義深い親族だと言われています。
 この叔父によりルーブル美術館を凌ぐほどの、所蔵品を有したそうです。
 現存する1000点の中から61点を選りすぐり、宗教・肖像・風景・静物画等々貴重なコレクションを拝観するのですから興奮を覚えないわけはありません。
 私は欧州旅行をした時、ルーブル美術館でナポレオンの戴冠式その他戦争出陣の絵など観てきているので二重の感動でした。
 静物の果物、肖像画の透けたベール・シルク・ビロード生地等驚くほどの感触が伝わりました。当時の絵画技術の粋を観賞できました。しかし当時の画材は岩絵の具を玉子で溶くといった方法でテンペラ画といわれ現在の手法とは異なっています。だからこそという思いもしますが、540年前の光と闇のドラマ等拝観しないと実感が掴めません。
 ナポレオン皇帝の権威の象徴として身につけたダイヤの数・カラット等唖然としてしまいます。
 紙面の都合で書き尽くせませんが、絵画、特に宗教画の鑑賞法等学芸員の説明が丁寧で解かり易かったです。ボランティアの得した一日でした。
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M.K
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『花階段 2008』 お目見え

これまで協賛金を寄せてくださったみなさま
本当にありがとうございます。

今年もこうして、
美術館の中庭(パティオ)と、
ティーラウンジ“クルー”の階段を花で彩ることができました。
 『花階段 2008』 お目見えです。
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また、当館正面玄関前の2本のライラックの木にご注目。
2006年度特別展「島本融の眼」の
オープニングセレモニーで植樹された
ライラックが3年目で初めて花を咲かせました。
白色の花がかわいらしいですね。
写真後方の開館時に植樹された紫色のライラックも満開の装いです。
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花の水遣り&手入れは
とっ………ても大変ですが、
毎年、
「きれいね~」
と喜んでくださるお客様の声を励みに
女子職員は頑張っております。

花階段を眺めながら
ティーラウンジ“クルー”でコーヒーブレイクをすると…

地球に生まれてよかったー!!

なんて、思えてしまうかも。
ちょっぴり優雅なひとときを美術館で味わってみませんか?

◆◇◆協賛金受付中◆◇◆
一口¥1,500。(複数口でも可)
協賛金は、花の植え替えなど維持・管理に
大切に使わせていただきます。
(K.M)

作品台帳を一括データ化

いきなり、クイズです!
現在、確認できている木田金次郎油彩作品の中で、一番多い作品名はなんでしょう?
木田ファンの皆さんでしたらおわかりですよね!
ではでは、二番目に多い作品名は?
なんて疑問が頭をよぎったのは作品画像や作品名をデータ入力しながらのこと。
まったく同じタイトル作品をサイズや制作年などの入力を間違えないようにしなければ、と思いながら作業をしたからでした。
えっと、答えですよね…?! 
それは美術館でお知らせしま~す!
(S.T)

鑑賞スケッチノートより

○2008/3/16  小樽市  S.N様
来たいと願っていてやっと来れました。自然風景と花はいいですね。小樽美術館の市民ギャラリー又は花園の古屋ギャラリーで展示があると良いと思います。

○2008/3/22  東京都  K.M様
この美術館に来るのは三度目です。昔父母が住んでいた町にこんな素晴らしい美術館があって嬉しいです。昔父母から木田画伯の話はよく聞かされていました。近所だったそうです。改めて今日作品を拝見し、その新鮮さ、みずみずしさに打たれました。東京でもまた展覧会が開かれるといいですが・・・。

○2008/4/6  千葉市  G.S様
ダイナミックな色彩と筆さばき、感動しました。北海道の力強さを感ずる絵が多いです。

○2008/4   岩内町  A様
3回目です。地味な絵ですが、だんだん味が出てきました。海の絵が好きです。火事で焼けたのか作品が少ないのが残念。

○2008/4   札幌市  K.N様 Y.N様
釣りの帰りに来ました。魚の絵は迫力がありました。今日で3回目です。

○2008/4   千葉県  M様
帰省の度に来ています。岩内派の絵はどれも力強くとても楽しかったです。いつまでも木田金次郎美術館が開館していてほしいと思います。そう願っています。

○2008/4/19  岩内町  N様
色の使い方が凄かった。自分も同じようなのが描けたら良いなあ~って思った。今日見た絵を参考にしてこれから絵を描いて頑張ろうと思いました。感動です。

○2008/4/19  岩内町  I様
どの絵も上手ですごいと思いました。私は「菜の花畑」という絵が特に好きでした。

○2008/4/23  札幌市  M.T様
岩内といえば絵のイメージはここからだったのですね。初めて来たのですが、とても良かったです。岩内の港も魚も花もとても活き活き感じました。

○2008/4   奈良市  S.E様
22歳大学卒業後大阪に就職。恥ずかしい話ですが、郷土の先輩のこと知りませんでした。有島武郎とのつながりでしりましたが、来て良かったと喜んでおります。力強い中に繊細さが印象的でした。岩内の大火で多くの画を焼失したのは本当に残念なことです。

(T.T)

Volunteer Diary

20.3.15
早朝に倶知安から坂本画家が来館。もと中学教師だけにやさしく声をかけてくれた。やっと春らしく午前中6人の方が来てくださり少しづつ来館者の多くなることを願っている。(M.K)

20.3.29
 高橋さん、総会議案書のコピーと製本をし、25部作成。控え室のボードを4月の暦に更新。佐々木さんが福井の渡辺淳さんのインタビュー記事が載っている新聞記事を持ってきてくれたのでスクラップブックに収納した。生い立ちとか郵便配達の傍ら貧困の中で画業に励む話とか渡辺さん特有のキャラクターがにじみ出る内容。(O.Y)

20.4.2
 昨日は展示替え直後恒例の学芸員による作品解説日。通称、道画壇で「岩内派」と言われる木田門下の教員グループの作品が今回のテーマなので、小学校当時の先生方の懐かしい名が次々と出る。写真はさすがに若い。恩師も何人か。なんとなくきまり悪い。「お前なにやってるんだ」と言われているようだ。(O.Y)

20.4.5
切抜き、図書のラベル貼り、テプラ打ちと目の回るような?2時間。広報誌「群暉」原稿に発信班会議記録もFD保存で提出した。スクラップブック目次打ちはいよいよ山場の道内編だ。予想8ヶ月の長丁場。前田さんが資料部に入り協力してくれるので心強い。(O.Y)

20.4.9
 総会の資料を見て、出席できなかったけど1年が始まるので心を引き締めてがんばらなくちゃー。ボランティアは町でも力を入れているので、携わっている以上、心して協力しましょう。(M.K)

20.4.17
 久しぶりに来ました。「岩内派」の中に、姑のいとこに当たる笠谷三吉さんの絵があったのでびっくり!うれしくなりました。関西から団体客が見えて「後志のミュージアムロード、そして芸術の森を見て帰ります」とのこと。とても皆さん、熱心に楽しそうにごらんになっていました。(S.M)

 「岩内派」の中に母のいとこが二人、牧野巌さんと久保田芳雄さん。子供のときはそばにも寄れなかった。それもそのはず二人とも校長先生で格式があり、そんな方も故人となり絵があったのはうれしいです。(M.K)

20.4.24
 青森県立美術館からの図書数冊受入。棟方志功の図録は立派なものだ。だが講談社発行の難波田龍起の図鑑には目を剥く。厚さ3cmに貫禄ある表紙、手の込んだ装丁と金に糸目をつけず極上の逸品。ずっしりとした重量感はやはり30000円だけある。針生一郎氏との対談も組まれている。(O.Y)



4月のポプラ会活動
1日 展示替え作品解説 佐々木、杉山、高橋、斉藤(美)、大森参加
 2日 ポプラの会総会
 3日 発信班・ブログどんざ丸編集会議 翌日から順次更新
    NPO美振協・森嶋、岡部(り) 職員・佐藤、森 ポプラ・高橋、佐々木、大森
11日 マックスバリュー・レシートキャンペーン協賛額 251.909円
26日~7日  監視強調期間  
                                   (O.Y)

「ポプラの会」総会 終わって

 4月2日、ボランティアグループ「ポプラの会」総会。本年度の重点目標として次の3点が承認された。
 1・部活動の充実。
 2・美術館主催イベント等への積極的協力。
 3・21年度当番の北海道美術館ボランティア交流会の開催案検討。
 サービス、研修、資料、群暉、ITの5部については、各部ごとに計画が提案され承認。なお、作品部は活動内容の重複もあり廃部となった。4役のポストは会長が大森、副会長が森井、書記が高橋、会計に佐々木と全員留任。
 さて、本年度の活動開始となったが、交流会の前年であり活動全般のチエックを入念にし、きびしい美術館環境の中だが、望まれる私たちの活動の在り方を探りながら目標の実現に向かって努力していきたい。(O.Y)

伝わる中学生の思い

 回を重ねておなじみとなった岩内二中美術部作品展。会場は第4展示室。今回も画面いっぱいの新鮮な感覚に目を奪われる。出品点数は1年21点、2年4点、3年13点の計38点。うち額入りの6点は昨年のニセコ・有島青少年絵画展出品作で入賞作2点が含まれている。
 正面右端、小野寿子さん作「花の精霊」の幻想性に惹きつけられるものがあり本人の感想に目が行く。
 「精霊(少女)の髪の毛をくるっとしてみました。花をシャボン玉に入れて飛ばしたらいいなあという私の思いつきでこの絵ができました。明暗、大変でした。でも私のお気に入りの一枚です。」
全作品に本人のコメントがつくのもこの作品展の大きな特徴だ。一見、何を表したのだろうと迷う絵も、絵-コメント-絵の順で気持ちが見えてくる。制作意図を理解するのにとても役立つ。19日、当番の部員3名に部活動について尋ねる。

1.今回の作品展でどのようにして題材を決めましたか。
   テーマが二つあり、「立体とグラデーション」と「空想画」。一人2枚の課題だった。
2.部活動で楽しいことは何ですか。
   デザインを考えること。・色を考えること。・下書きをどうするか。
3.好きな画家を教えてください。
   西村計雄(二人)
(O.Y)

ここでも会える木田金次郎『THE JR Hokkaido』2008年5月号

5月です。ゴールデンウィークまっただ中。
例年にない暖かさで、岩内の桜も散り始めています。
ニセコに抜ける「ニセコパノラマライン」も開通しました。

さて、今回は、雑誌のご紹介です。

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JR北海道の車内誌『THE JR Hokkaido』5月号。
特集記事「有島武郎の忘れ形見」に、
木田金次郎のことが紹介されています。

今年は、有島武郎の生誕130年という節目。
有島が過ごした北大、農場があったニセコ、
そして、『生れ出づる悩み』の誕生に連なる、木田が暮らした岩内。
これらの街を取材した、読み応え十分の特集です。

この雑誌は、5月中は、
JRの駅や、特急などの車内で目にすることができますが、
編集者さんのご厚意で、当館にも数部ございますので、
どうぞご覧下さい。

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↑当館を取材した内容も掲載されています。

因みに、永くこの雑誌の表紙を担当されているのは、
貼り絵作家として人気の藤倉英幸さん。
岩内高校美術部のご出身です。
当館「夏休みワークショップ」の講師もつとめていただきました。

岩内に連なるご縁、さまざまです。


《 『THE JR Hokkaido』 》

2008年5月号(通巻243号)
特集「有島武郎の忘れ形見」
~札幌・ニセコ・岩内にたどる、理想の軌跡~
8ページ  文=北室かず子



(学芸員 岡部 卓)
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