どんざ丸
北海道岩内町・木田金次郎美術館のスタッフブログです。
サンキュー・アート・ウィーク
2月もはや下旬。本当に早いものですね。
さて、3月の木田美術館は、ちょっとお得な企画がございます。
その名も「サンキュー・アート・ウィーク」。
3月1日(土)から9日(日)まで開催します。

「サンキュー」/「3・9」にかけて、
アーティストの開発好明(かいはつ・よしあき)さんが提唱し、
全国の美術館やギャラリーなどに「アートにサンキュー!」と
美術に親しむ機会を呼びかけているものです。
北海道では、わが木田金次郎美術館と、
おとなり、西村計雄記念美術館、
そして、小川原脩記念美術館
の3館が連動して、ここ数年開催しています。
当館では、
★他の2館のチケット提示で入館料を割引いたします。
★ティーラウンジの全メニュー100円引きにてご提供いたします。
西村・小川原両美術館とも、相互に割引があるほか、
それぞれ独自の特典もございます。
この機会にしりべしの美術館をめぐってみませんか。
《サンキュー・アート・ウィーク》
3月1日(土)~9日(日)
木田金次郎美術館・西村計雄記念美術館(共和町)・小川原脩記念美術館(倶知安町)
(3館連動開催)
《サンキューアートの日》ホームページ(企画:開発好明氏)
(学芸員 岡部 卓)
さて、3月の木田美術館は、ちょっとお得な企画がございます。
その名も「サンキュー・アート・ウィーク」。
3月1日(土)から9日(日)まで開催します。

「サンキュー」/「3・9」にかけて、
アーティストの開発好明(かいはつ・よしあき)さんが提唱し、
全国の美術館やギャラリーなどに「アートにサンキュー!」と
美術に親しむ機会を呼びかけているものです。
北海道では、わが木田金次郎美術館と、
おとなり、西村計雄記念美術館、
そして、小川原脩記念美術館
の3館が連動して、ここ数年開催しています。
当館では、
★他の2館のチケット提示で入館料を割引いたします。
★ティーラウンジの全メニュー100円引きにてご提供いたします。
西村・小川原両美術館とも、相互に割引があるほか、
それぞれ独自の特典もございます。
この機会にしりべしの美術館をめぐってみませんか。
《サンキュー・アート・ウィーク》
3月1日(土)~9日(日)
木田金次郎美術館・西村計雄記念美術館(共和町)・小川原脩記念美術館(倶知安町)
(3館連動開催)
《サンキューアートの日》ホームページ(企画:開発好明氏)
(学芸員 岡部 卓)
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鑑賞スケッチノートから
○2008/1/11 苫小牧市 T.T様
絶筆はいつも素晴らしい。外は寒いがこの絵はあたたかい。又来ます。
○2008/1/12 S.K様
すばらしい絵でした。絵を近くで見るとさいしょ私はまだ子どもなのでなんの絵かわかりませんでした。でも、遠くに行って見ると近くで見るよりわかりやすい。金次郎さんはバックが青だが明るい色だったのでよく見えました。
○2008/1/14 岩内町 N.Y様
美術館に来て絵がすごく上手でした。好きな絵は1960年の「アネモネ」が好きです。
絶筆はいつも素晴らしい。外は寒いがこの絵はあたたかい。又来ます。
○2008/1/12 S.K様
すばらしい絵でした。絵を近くで見るとさいしょ私はまだ子どもなのでなんの絵かわかりませんでした。でも、遠くに行って見ると近くで見るよりわかりやすい。金次郎さんはバックが青だが明るい色だったのでよく見えました。
○2008/1/14 岩内町 N.Y様
美術館に来て絵がすごく上手でした。好きな絵は1960年の「アネモネ」が好きです。
木田美術館 大新年会開催される!
去る1月25日(金曜日)、いわない温泉高島旅館を会場に、例年通り教育委員会、美振協、ポプラの会、美術館職員、など美術館関係者に報道関係者を加え、40名余りで盛大に新年会が開催されました。
瀧澤進美振協会長は、開会のご挨拶で、1月22日締め切った「ふるさとこども美術展」の応募作品数は860点を越え、後志管内小中学校美術教育の普及、向上に大いに役立ち、地域の芸術文化の振興発展に寄与している事、本年度の木田美術館の入館者数は昨年実績を越えて20,000人に迫っている事、又、指定管理者として、町よりの新年度運営予算が前年並みとなる見通しが見えて来た事、そして文科省より職員の森香菜恵さんに学芸員資格認可の通知があったことなどのお話がありました。このあと、表教育長より木田美術館が多くの人々の支援を受け、関係者が笑顔と健康を大切にこの一年を過ごせますようにとの願いを込めて、乾杯のご発声があり、懇親会がスタートしました。
和やかな交流、懇談の時間が流れた後、ポプラの会大森会長より「今年もガンバロウ」と締めのご発声がありました。参会者全員その熱い思いを心にとめて、約2時間の大新年会がお開きとなりました。(M.T)
【新年会取材2名】 新年にあたり美術館に望むこと。
坂本フジさん:日本画を習っているので自分の表現の仕方を客観化するためにも美術館につとめて行きたい。
吉田吉就さん:収入増を図るために木田の色紙を商品化し手頃な価格で売ることや文化センター帰りの町民がクルーに気楽に立ち寄りコーヒー、ソフトクリームを楽しむという集客方法を考えたらどうか。(Y.O)
瀧澤進美振協会長は、開会のご挨拶で、1月22日締め切った「ふるさとこども美術展」の応募作品数は860点を越え、後志管内小中学校美術教育の普及、向上に大いに役立ち、地域の芸術文化の振興発展に寄与している事、本年度の木田美術館の入館者数は昨年実績を越えて20,000人に迫っている事、又、指定管理者として、町よりの新年度運営予算が前年並みとなる見通しが見えて来た事、そして文科省より職員の森香菜恵さんに学芸員資格認可の通知があったことなどのお話がありました。このあと、表教育長より木田美術館が多くの人々の支援を受け、関係者が笑顔と健康を大切にこの一年を過ごせますようにとの願いを込めて、乾杯のご発声があり、懇親会がスタートしました。
和やかな交流、懇談の時間が流れた後、ポプラの会大森会長より「今年もガンバロウ」と締めのご発声がありました。参会者全員その熱い思いを心にとめて、約2時間の大新年会がお開きとなりました。(M.T)
【新年会取材2名】 新年にあたり美術館に望むこと。
坂本フジさん:日本画を習っているので自分の表現の仕方を客観化するためにも美術館につとめて行きたい。
吉田吉就さん:収入増を図るために木田の色紙を商品化し手頃な価格で売ることや文化センター帰りの町民がクルーに気楽に立ち寄りコーヒー、ソフトクリームを楽しむという集客方法を考えたらどうか。(Y.O)
Volunteer Diary
19.12.28
今日はボランティア今年の御用納めです。群暉発刊50号の編集後記という大役を頂戴してしまいました。徐々に全国区になりつつある木田美ですが、一人でも多くの方に訪れてもらうのが大前提だと思うので、祈るばかりではいけませんが新年へ向けてまずは心からそれを祈りたいと思います。(S.M)
19.12.30
御用納めの日。作業後ホワイトボードの暦を1月に更新。学芸員の岡部さんと21年の交流会全道大会(会場岩内)について意見交換。課題山積の今年も暮れんとす。(O.Y)
20.1.6
新聞は道新だけ約一週間分配達されていた。量の割りに切取りは1枚だけ。スクラップブック背表紙に貼るテプラ作成のため機械を借りたが思うようにいかず四苦八苦、遂に職員に聞く。(O.Y)
20.1.12
朝日の長期シリーズ「北の美術」が大晦日で終了した。ファイル10冊に収納。昨夜ナイトオープン。ポプラの全体会議をこの日に合わせたのでボランティア7名参加。寒いせいか参加者数も伸び悩みビールもはかいかない。(O.Y)
20.1.18
ボランティアは斉藤(美)、三浦、森井の3名。入館者もなくさびしいねと言いながらおしゃべりして昼まで・・・今年も入館者の多い年でありたいと願いながらボランティアに気合を入れたいと思います。(M.K)
20.1.19
3時、2Fのきだび図書館に行く。一人、閲覧用のテーブルで読書している。しんとした雰囲気の中で絵にもなる風景。展示の資料の中に岩内の古い市街図がある。旧岩内駅前目抜き通りの商店に現存の店が数店あり歴史を感ずる。(O.Y)
20.1.26
昨夜の新年会で職員の森さんが学芸員資格取得の報告があった。おめでとう。会場は高島旅館。評判の魚尽くしは生で、煮て、焼いてと魚貝類堪能。HPブログどんざ丸の最新情報切抜き版を急遽作り配布した。年頭に関係者が一堂に会し談笑の中で今年の美術館を思いやる。参加者は約40名。(O.Y)
ポプラの会 1月の活動
9日: 発信班会議 出席 美振協から森嶋 職員佐藤、森 ポプラ高橋、大森
翌日ブログ1月号更新
11日: MV1月分 241,470円 累計3,730,069円
全体会議後ナイトオープン出席 三浦、斉藤美、斉藤雅、佐々木、高橋、水戸、
勝山、大森 8名参加 総勢約30名
25日: 新年会 高島旅館で 三浦、森井、斉藤美、斉藤雅、佐々木、高橋、杉山、森田、
小林、前田、大森 HPブログどんざ丸1月ペーパー版を参加者に配布
31日: こども展展示作業協力 三浦、森井、杉山、森田、高橋
今日はボランティア今年の御用納めです。群暉発刊50号の編集後記という大役を頂戴してしまいました。徐々に全国区になりつつある木田美ですが、一人でも多くの方に訪れてもらうのが大前提だと思うので、祈るばかりではいけませんが新年へ向けてまずは心からそれを祈りたいと思います。(S.M)
19.12.30
御用納めの日。作業後ホワイトボードの暦を1月に更新。学芸員の岡部さんと21年の交流会全道大会(会場岩内)について意見交換。課題山積の今年も暮れんとす。(O.Y)
20.1.6
新聞は道新だけ約一週間分配達されていた。量の割りに切取りは1枚だけ。スクラップブック背表紙に貼るテプラ作成のため機械を借りたが思うようにいかず四苦八苦、遂に職員に聞く。(O.Y)
20.1.12
朝日の長期シリーズ「北の美術」が大晦日で終了した。ファイル10冊に収納。昨夜ナイトオープン。ポプラの全体会議をこの日に合わせたのでボランティア7名参加。寒いせいか参加者数も伸び悩みビールもはかいかない。(O.Y)
20.1.18
ボランティアは斉藤(美)、三浦、森井の3名。入館者もなくさびしいねと言いながらおしゃべりして昼まで・・・今年も入館者の多い年でありたいと願いながらボランティアに気合を入れたいと思います。(M.K)
20.1.19
3時、2Fのきだび図書館に行く。一人、閲覧用のテーブルで読書している。しんとした雰囲気の中で絵にもなる風景。展示の資料の中に岩内の古い市街図がある。旧岩内駅前目抜き通りの商店に現存の店が数店あり歴史を感ずる。(O.Y)
20.1.26
昨夜の新年会で職員の森さんが学芸員資格取得の報告があった。おめでとう。会場は高島旅館。評判の魚尽くしは生で、煮て、焼いてと魚貝類堪能。HPブログどんざ丸の最新情報切抜き版を急遽作り配布した。年頭に関係者が一堂に会し談笑の中で今年の美術館を思いやる。参加者は約40名。(O.Y)
ポプラの会 1月の活動
9日: 発信班会議 出席 美振協から森嶋 職員佐藤、森 ポプラ高橋、大森
翌日ブログ1月号更新
11日: MV1月分 241,470円 累計3,730,069円
全体会議後ナイトオープン出席 三浦、斉藤美、斉藤雅、佐々木、高橋、水戸、
勝山、大森 8名参加 総勢約30名
25日: 新年会 高島旅館で 三浦、森井、斉藤美、斉藤雅、佐々木、高橋、杉山、森田、
小林、前田、大森 HPブログどんざ丸1月ペーパー版を参加者に配布
31日: こども展展示作業協力 三浦、森井、杉山、森田、高橋
「第13回 ふるさとこども美術展」入賞学校取材&作品講評集
【子ども展取材】
1.子ども達が頑張った点 2.今後子ども展に望むこと
岩内東小学校の玉熊教頭先生にお聞きしました。
1.学年によっては冬休みの課題ということもあり頑張って取り組んでいた。
2.テーマが広過ぎるため実際に何を描けばよいのか迷う子が多い。風景以外にもふるさ
と展にふさわしいものをヒントがあれば描きやすいと思う。
岩内第二中学校で美術を担任されている佐藤先生にお聞きしました。
1.事前に学年別のテーマとして1年は遠近がある風景、2年は道のある風景、3年は水のある風景を課題にした。生徒はそれぞれ工夫して頑張ったと思う。
2.入賞入選についてだがあまり序列化しないでほしい。するなら2段階程度で良いのでは。
(O.Y)
「第13回 ふるさとこども美術展」入賞作品講評集(抜粋)個人賞についての審査員のコメント
【木田金次郎賞】
「窓から見た風景」 蘭越小学校6年 小森 彩乃さん
○窓ごしに見た風景の発想がおもしろく、手前の窓わくが存在感がありますね。
○大胆な構図である。みんなが見ていることだがリアルである。
○窓わくのとらえ方がおもしろい。単純にならないのが成功。
○今までも同題材の作品は多く見ているが、視点(構図)が抜群である。ただ、雲の処理に一工夫あったら、更によかった。
○大胆な構図。豊かな発想がよい。色づかいも変にこってなくていい。
○人とちがった視点で、窓わくを主人公にしたところに注目しました。その存在感の強さと遠景を、絵の1/3にとどめた所にセンス有。
【岩内町教育委員会教育長賞】
「神社」 留寿都小学校4年 増山 太霞くん
○よく描かれている絵ですが、落着きがありますね。
○がっちりした画面一ぱい使用、安定した色彩であり時間をかけての作品である様。
○どっしりとかまえた社を細かなタッチでとらえ、混色がとってもうまくでき、根気強く取り組んだ姿がにじみ出ていて、好感の持てる作品でもある。
○細部までよく描きながら、しかも落ち着いた色遣いで、全体のバランスのよさを感じる。
○神社の奥の空間もあらわそうとする所に好感。また、石積みの部分に工夫が見られる。また瓦がスゴイ!よくがんばったねとたたえたい。
【木田金次郎美術館館長賞】
「北のあじさい寺」 共和中学校3年 神 捺希さん
○良くみて、ていねいに描けています。
○赤と緑のコントラストがよく、力強さの伝わって来る作品です。根気強く真正面から取り組んでいて、絵が好きなんだなあということが画面のあちこちから見えます。
○アジサイ寺はみんなが描いているが、色彩があざやかだ。影を生かした描き方だが、鐘台ももう少し影がはっきりした方がよかったかも。
○あじさいのたくさんの花と色をよく見ています。木立の陰の暗い部分をよく描いています。
○精緻な作品。写実的だが、細部まで丹念に取り組む姿勢がうかがわれる。
○ふるさとを代表する美しいあじさい寺に込められた想いが感じられます。
○鮮やかな色づかいが全体をさわやかにしています。デッサンも正確です。
○全ての調子が前に出すぎている。単調。何が描きたいのか、中心になるものがわかりづらい。絵は写真じゃないのだから。
【北海道新聞社賞】
「ぼくのかお わたしのかお」 北陽小学校1年 島下 明日登くん
○眼もとがいい。
○インパクトある絵。のびのびとしたところがよい。
○大きな目、太いまゆ毛、ひきしまった鼻と口、どこをとってもすばらしいとらえ方ですね。顔の色、首の色にも変化がみられ、すばらしい自画像になりましたね。これからも、好きな絵をどんどん描いてみましょう。
○子供の心理状態が表現されています。対話してみたくなりますね。
○バランスが良いような、悪いような…絶妙なおもしろさのある作品。全体的に色に統一感があり。目に力を感じる。
【金賞 いわないポイントカード会理事長賞】
「さいたさいた!きりのひまわり」 潮路小学校1年 澁谷 希李さん
○ひまわりを3つ描いたので変化があって楽しい絵になりました。
○苦労したひまわりで指導者の方が大変だったのでは。
【金賞 岩内観光協会会長賞】
「おばけカボチャ」 蘭越小学校3年 中田 玲衣奈さん
○カボチャだけでなく葉っぱの色に変化があってたのしい。
○たかがカボチャ、されどカボチャ。1個を見つめ力強く純粋に描いた。
○どっしりとした南国の存在感がよく出ていた。
【金賞 岩内商工会議所会頭賞】
「学校のある風景」 留寿都小学校6年 堤 映水さん
○きれいに描けているが、色をもう少し使ってほしかった。
○とても端正な作品。色が薄めですが、上品です。
○シンプルにして清楚な風景画。
【金賞 北海道銀行頭取賞】
「とうきび畑」 共和中学校3年 吉田 悠馬くん
○とても丁寧で遠くても近くても手をぬいていないことが良くわかる作品。色はおさえているが全体の印象としては華やかさがある。
○とうきびの牧歌的な描写。奥の緑の山々との対比がまたよい。
○真夏の光を感じさせてくれる絵です。良くできている。
【銀賞】 「きかん車」 岩内東小学校2年 秋山 大輔くん
○思い切って表面からとらえたところが、とっても良かったです。全体にもう少し強い黒さがあると更にすばらしい作品になったと思います。
○真正面から機関車をとらえ、画紙いっぱいに描いた力感はよい。黒の濃淡も自然でよい。
【銀賞】 「ショベルカー」 北陽小学校4年 西村 奏美さん
○上手に描けてます。力づよいです。
【銀賞】 「友遊広場」 東陽小学校5年 田川 優香さん
○しっかりした構図があり、遊具を画面いっぱい使用したが、地面の草面に変化がほしかった。
○遊具のおもしろさがでていて楽しい作品ですが、しばふをもっと変化つけてほしい。
○強弱のつけ方(遊具の足)がとても上手でした。
【銀賞】 「家風景パート2」 共和中学校2年 宮川 慧くん
○灯ろうを思いきり真正面からとらえ、石の質感を出そうとした工夫が感じられる。
○石灯籠の描き方がすてき。バックの緑も良し。松の型をもう少しリアルに。
○灯ろうの力強さと素朴さとが印象的。
1.子ども達が頑張った点 2.今後子ども展に望むこと
岩内東小学校の玉熊教頭先生にお聞きしました。
1.学年によっては冬休みの課題ということもあり頑張って取り組んでいた。
2.テーマが広過ぎるため実際に何を描けばよいのか迷う子が多い。風景以外にもふるさ
と展にふさわしいものをヒントがあれば描きやすいと思う。
岩内第二中学校で美術を担任されている佐藤先生にお聞きしました。
1.事前に学年別のテーマとして1年は遠近がある風景、2年は道のある風景、3年は水のある風景を課題にした。生徒はそれぞれ工夫して頑張ったと思う。
2.入賞入選についてだがあまり序列化しないでほしい。するなら2段階程度で良いのでは。
(O.Y)
「第13回 ふるさとこども美術展」入賞作品講評集(抜粋)個人賞についての審査員のコメント
【木田金次郎賞】
「窓から見た風景」 蘭越小学校6年 小森 彩乃さん
○窓ごしに見た風景の発想がおもしろく、手前の窓わくが存在感がありますね。
○大胆な構図である。みんなが見ていることだがリアルである。
○窓わくのとらえ方がおもしろい。単純にならないのが成功。
○今までも同題材の作品は多く見ているが、視点(構図)が抜群である。ただ、雲の処理に一工夫あったら、更によかった。
○大胆な構図。豊かな発想がよい。色づかいも変にこってなくていい。
○人とちがった視点で、窓わくを主人公にしたところに注目しました。その存在感の強さと遠景を、絵の1/3にとどめた所にセンス有。
【岩内町教育委員会教育長賞】
「神社」 留寿都小学校4年 増山 太霞くん
○よく描かれている絵ですが、落着きがありますね。
○がっちりした画面一ぱい使用、安定した色彩であり時間をかけての作品である様。
○どっしりとかまえた社を細かなタッチでとらえ、混色がとってもうまくでき、根気強く取り組んだ姿がにじみ出ていて、好感の持てる作品でもある。
○細部までよく描きながら、しかも落ち着いた色遣いで、全体のバランスのよさを感じる。
○神社の奥の空間もあらわそうとする所に好感。また、石積みの部分に工夫が見られる。また瓦がスゴイ!よくがんばったねとたたえたい。
【木田金次郎美術館館長賞】
「北のあじさい寺」 共和中学校3年 神 捺希さん
○良くみて、ていねいに描けています。
○赤と緑のコントラストがよく、力強さの伝わって来る作品です。根気強く真正面から取り組んでいて、絵が好きなんだなあということが画面のあちこちから見えます。
○アジサイ寺はみんなが描いているが、色彩があざやかだ。影を生かした描き方だが、鐘台ももう少し影がはっきりした方がよかったかも。
○あじさいのたくさんの花と色をよく見ています。木立の陰の暗い部分をよく描いています。
○精緻な作品。写実的だが、細部まで丹念に取り組む姿勢がうかがわれる。
○ふるさとを代表する美しいあじさい寺に込められた想いが感じられます。
○鮮やかな色づかいが全体をさわやかにしています。デッサンも正確です。
○全ての調子が前に出すぎている。単調。何が描きたいのか、中心になるものがわかりづらい。絵は写真じゃないのだから。
【北海道新聞社賞】
「ぼくのかお わたしのかお」 北陽小学校1年 島下 明日登くん
○眼もとがいい。
○インパクトある絵。のびのびとしたところがよい。
○大きな目、太いまゆ毛、ひきしまった鼻と口、どこをとってもすばらしいとらえ方ですね。顔の色、首の色にも変化がみられ、すばらしい自画像になりましたね。これからも、好きな絵をどんどん描いてみましょう。
○子供の心理状態が表現されています。対話してみたくなりますね。
○バランスが良いような、悪いような…絶妙なおもしろさのある作品。全体的に色に統一感があり。目に力を感じる。
【金賞 いわないポイントカード会理事長賞】
「さいたさいた!きりのひまわり」 潮路小学校1年 澁谷 希李さん
○ひまわりを3つ描いたので変化があって楽しい絵になりました。
○苦労したひまわりで指導者の方が大変だったのでは。
【金賞 岩内観光協会会長賞】
「おばけカボチャ」 蘭越小学校3年 中田 玲衣奈さん
○カボチャだけでなく葉っぱの色に変化があってたのしい。
○たかがカボチャ、されどカボチャ。1個を見つめ力強く純粋に描いた。
○どっしりとした南国の存在感がよく出ていた。
【金賞 岩内商工会議所会頭賞】
「学校のある風景」 留寿都小学校6年 堤 映水さん
○きれいに描けているが、色をもう少し使ってほしかった。
○とても端正な作品。色が薄めですが、上品です。
○シンプルにして清楚な風景画。
【金賞 北海道銀行頭取賞】
「とうきび畑」 共和中学校3年 吉田 悠馬くん
○とても丁寧で遠くても近くても手をぬいていないことが良くわかる作品。色はおさえているが全体の印象としては華やかさがある。
○とうきびの牧歌的な描写。奥の緑の山々との対比がまたよい。
○真夏の光を感じさせてくれる絵です。良くできている。
【銀賞】 「きかん車」 岩内東小学校2年 秋山 大輔くん
○思い切って表面からとらえたところが、とっても良かったです。全体にもう少し強い黒さがあると更にすばらしい作品になったと思います。
○真正面から機関車をとらえ、画紙いっぱいに描いた力感はよい。黒の濃淡も自然でよい。
【銀賞】 「ショベルカー」 北陽小学校4年 西村 奏美さん
○上手に描けてます。力づよいです。
【銀賞】 「友遊広場」 東陽小学校5年 田川 優香さん
○しっかりした構図があり、遊具を画面いっぱい使用したが、地面の草面に変化がほしかった。
○遊具のおもしろさがでていて楽しい作品ですが、しばふをもっと変化つけてほしい。
○強弱のつけ方(遊具の足)がとても上手でした。
【銀賞】 「家風景パート2」 共和中学校2年 宮川 慧くん
○灯ろうを思いきり真正面からとらえ、石の質感を出そうとした工夫が感じられる。
○石灯籠の描き方がすてき。バックの緑も良し。松の型をもう少しリアルに。
○灯ろうの力強さと素朴さとが印象的。
美術館関連 図書紹介
「あなたが輝くとき」 西村 由紀江 成美堂出版
「やっぱり木田金次郎!」展の会期も2ヶ月を切りました。
本展覧会に、コメントを寄せてくださった、ピアニスト・西村由紀江さんの初エッセイ「あなたが輝くとき」を展覧会期間限定で好評取り扱い中です。
気になる、エッセイの中身は「ささやかな幸せ」「笑顔に会えたら」など、西村さんのオリジナル曲のタイトルにあわせて、ピアノのメロディーのような優しい語り口で、ピアニストとしてのこれまでの苦悩や、喜びなどが素直に綴られています。
なんと!直筆サイン入り。この機会をお見逃しなく…。
こぼれ話ですが、当館のティーラウンジ“クルー”にてエッセイと同名の最新アルバム「あなたが輝くとき」をバックミュージックとして聴くことができますよ♪
冬の美術館で、皆さんのお越しをお待ちしています。
(K.M)
「やっぱり木田金次郎!」展の会期も2ヶ月を切りました。
本展覧会に、コメントを寄せてくださった、ピアニスト・西村由紀江さんの初エッセイ「あなたが輝くとき」を展覧会期間限定で好評取り扱い中です。
気になる、エッセイの中身は「ささやかな幸せ」「笑顔に会えたら」など、西村さんのオリジナル曲のタイトルにあわせて、ピアノのメロディーのような優しい語り口で、ピアニストとしてのこれまでの苦悩や、喜びなどが素直に綴られています。
なんと!直筆サイン入り。この機会をお見逃しなく…。
こぼれ話ですが、当館のティーラウンジ“クルー”にてエッセイと同名の最新アルバム「あなたが輝くとき」をバックミュージックとして聴くことができますよ♪
冬の美術館で、皆さんのお越しをお待ちしています。
(K.M)
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