渡辺淳氏挿絵・図書紹介

1.詩画集「あいうえ あそぼ かきくけ けいこ」

2.「平和の願い」

 2001年夏、2004年春に木田美術館主催で二度作品展を開催し、当館ともご縁の深い渡辺淳先生の近著2点をご紹介します。

1.詩画集「あいうえ あそぼ かきくけ けいこ」 aiue-book

○編:西村正平
○絵:渡辺 淳
○発行年月日:2007年10月1日
○1.000円
○企画・発行所:こすもす
(お問合せ先)〒113-0033 東京都文京区本郷5-8-3-506 Fax.03-3815-8530
代表・河田由紀子氏
◇「劇団仮面座」で谷川俊太郎・大岡信・草野心平らと「喋る詩・歌う詩・演ずる詩」シリーズを展開された西村正平氏の選による、北原白秋の「五十音」、まどみちお、工藤直子の作品に加え、自作の「なにぬね なにかが かくれんぼ」など6篇の詩作に、画家・渡辺淳氏の絵が良くマッチし、五十音の響きやリズムが楽しい、大人の絵本とも言える詩画集。渡辺淳氏は作家水上勉氏の著書の装丁を70点余り手掛け、若狭の地で炭焼き、郵便配達、田んぼ仕事をしながら郷土の風土を色濃く描き続け、1983年福井県文化奨励賞を受賞し現在も若州一滴文庫の活動に参画されている。
2.「平和の願い」 heiwa-book-sunao.jpg

○著者:福島ヤスエ
○挿絵・カット:渡辺 淳
○発行年月:2007年8月 私家版
○800円
(お問合せ先)〒919-2114 福井県大飯郡おおい町野尻15-19 Fax.0770-77-0457
代表・福島紀男氏
◇著者福島ヤスエ氏は福井県若狭に生まれ、昭和18年結婚。満州鉄道勤務の夫と共に満州アルシャンへ渡る。昭和20年8月ソ連軍の突然の開戦進撃により逃避行が始まり、約一年後の昭和21年8月に故郷若狭に帰還する。この間、水、食糧もなく栄養失調で倒れて行く人々や自分の手で我が子の命を絶つ母親の姿など戦争による地獄のような悲惨な体験を綴り、再びこのような戦争が起きないようにと願う著者の平和への思いが伝わる体験記。表紙や本文に渡辺淳氏の挿画、カット等多数。
母の手記を次男福島紀男氏が出版。
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「第十九回有島武郎青少年公募絵画展」

有島武郎賞受賞の岩内高校三年 坂 泰奈さん

     ・油彩「不安定なアイデンティティ」
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(坂 泰奈さん インタビュー)2007.12.27

Q1.小さい頃から絵が好きでしたか?

A.  小学生の頃はマンガやイラストを描いて、中学校では美術部に入り、水彩を始めました。岩内高校美術部で初めて油彩に取り組みました。

Q2. 絵のテーマはどうやって決めたのですか?

A.  油彩を始めた時は港の漁船をモチーフにし、それから自分や双子の姉の顔を描いていました。今回は道路の水面に映った姿にインスピレーションを受け制作しました。

Q3. 坂さんの将来像は?

A.  地元企業に就職するので、仕事に馴れたらまた描き続けたいです。

Q4. 顧問の福田先生について

A. 父親みたいに優しい先生で、小さな疑問でも聞きやすいです。

Q5. 美術の好きな年下の子供達へ一言

A.  岩高美術部に入って下さい。好きなものをどんどん描くのが一番です。
                               (S.K)
    saka1.jpg

展示室が図書館に!「きだび図書館」

展示室4では、1月12日(土)から20日(日)まで、
「きだび図書館」を開催しています。

実は当館では数多くの図書資料を収蔵しているのですが、
閲覧室のような公開スペースがないために、
普段は公開しておりません。
これらの図書資料を、一堂にご紹介する機会が、「きだび図書館」。

きだび図書館全景


当館にある図書資料は、画集や美術全集はもちろん、
北海道内外の美術館で開催された展覧会の図録(カタログ)、
また、これも北海道内外の美術館や博物館が研究成果をまとめた紀要や年報など、美術館ならではの資料が多数あります。

その数、600点以上。
図録をはじめ多くの資料は一般の書店では手に入らないものばかりです。
フツウの図書館と一味違う楽しみ方がいろいろできるトコロです。

きだび図書館特集


会場では、木田金次郎に関連する書籍の特集コーナーも。
「こんなところにも木田金次郎が?」。
意外なところに登場する木田作品もあるんです。

楽しみ方いろいろの「きだび図書館」。
私の原稿が遅くて、今回は会期終了間際となってしまいましたが(汗)、
来年度以降も開催しますので、そのときにはぜひのぞいてみてください。

(学芸員 岡部 卓)

「第13回ふるさとこども美術展」作品募集中

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冬の大きなイベントの一つである「ふるさとこども美術展」は後志管内の小中学生が対象で、冬休み終了後開催しています。毎年数多くの作品が寄せられ、選任の審査員により各賞が決定、約2週間展示します。今年の締め切りは1月22日(火)、沢山のご応募お待ちしております。

各賞は次のとおり
★木田金次郎賞
★岩内町教育委員会教育長賞
★木田金次郎美術館館長賞
★北海道新聞社賞
(上記は全応募作品から各1点)
小学校低学年の部★金賞 岩内ポイントカード会会長賞
小学校中学年の部★金賞 岩内観光協会会長賞
小学校高学年の部★金賞 岩内商工会議所会頭賞
中学生の部★金賞 北海道銀行頭取賞

小学校低・中・高学年・中学校の4部門より
銀賞…各1点
佳作…各2点
入選…各5点

★団体賞
(全応募校から2校選出)

(T.T)

美術館関連 図書紹介

「なぜかいい町 一泊旅行」 池内 紀 光文社新書

一読、肩が凝らない。軽妙な文体のせいか眼が次へ次へと走る。中味は旅先の町のお気に入りスポットをしっかりと見ている。いわゆる観光パンフとは一味違い自分の目線で捉えている。わが町岩内では、朝日温泉、郷土館、帰厚院の大仏さん、漁業のこと、町の大火から水上勉の名作「飢餓海峡」誕生に至る縁そして美術館には最も多くのスペースを割いて紹介している。全国16の町、北から南、東から西とちょっといい旅のコンパクトメッセージである。

「活動弁士 世界を駆ける」 沢登 翠 東京新聞出版

昭和40年代のこと、私は小樽の市民会館で活弁士松田春翠の名調子で無声映画「瞼の母」に涙また涙の思い出がある。作者の師にあたる。この本からは映画や活弁へのただならぬ熱い思いが伝わってくる。国内だけでなく世界各地を飛び回っての意欲的な活動には圧倒されるばかりだ。美しい風景描写と共にその地にまつわる往年の大スターのエピソードがふんだんに鏤められオールドファンには見逃せない。
活弁という今では世界的にも類を見ない話芸の完成をめざしあくなき追求心、向上心がどのページからも感じられ日本語がわからない地域でも言葉の持つ全体の力でストーリーを感じ取ってもらうための真摯な努力がストレートに胸を打つ。

※上記 ミュージアムショップにて販売中
(O.Y)

深い感動 初企画の朗読会

第13回どんざ忌

12月15日、第13回どんざ忌。参加者は約40名でご子息の木田敏斌さんも京都から出席された。5時、第4展示室で献花の儀、次に元郷土館長吉田吉就さんが「岩内町美術史の一コマ」のテーマで話された。2007donza1

まず、木田文子さんの最期を看取った親友笠原さんのこと。次に、昭和初期北海道画壇の新しい息吹として注目された岩内派に触れ、道展に大量入選したメンバーの多くが当時の岩内男学校若手教師であり、その指導者木田との交流がリアルに語られ、師弟一如画業に切磋琢磨の中でも戦前の大らかな世相が偲ばれ、微笑ましかった。また、無二の友佐藤弥十郎、更に中谷宇吉郎、農民画家佐藤栄次郎、木田の傑作を模した文化センター緞帳等々興味ある話が尽きなかった。
6時、会場移動し1F第2展示室。音響効果抜群で新企画の朗読には最高の場。読み手は札幌の磯田さん、チェンバロの明楽さんとペアを組む。本はうつみ宮土里のエッセイ「みごとな人生」。メリハリの利いた文体から滲み出る二人の母を思う真情、抑揚のある快い語り口、絶妙な伴奏が相俟って深い感銘を与え余韻を残した。チェンバロソロは4曲。小品ながらその美しい旋律は美術館の隅々までやさしく包み込んだ。2007donza2

7時交流会。 手作りメニューはほっけのすりみ汁にちゃんちゃん焼、山菜おこわ、焼き芋、手打ちうどん、そば、煮豆、鰊漬けにお飲み物と岩内の味をそろえ味覚をそそる。食べて飲んで談笑の中で美術館通年開館を確かにする道を話し合った。
2007donza3

(O.Y)

鑑賞スケッチノートより

○2007/11/30  江別市  H.N様
絵は「感動」を伝える手段だったのだ! 描き方や技術などどうでもいい。木田金次郎はスゴイ! 北海道というより日本を代表する画家だ。

○2007/12   石狩市  S.H様
仕事の合間に偶然立ち寄ることができました。岩内の風景のはずなのに、光が違う。テレビで見たよりも鮮明な感覚にひどく胸の高鳴りを感じました。静物も色のエッセンス(美しさ? 美味しさ?)の抽出を試みるようで実に面白いです。

○2007/12   寿都町  J.K様
バスの待ち時間が一時間あったので寄りました。何度か来ていますが、遠くから見ると光と色が踊り出すようにキラメイテイル。(特に風景画)新たな発見でした。

                                        (T.T)

ポプラの会 12月の活動

5日 全体会議 滝沢美術振興協議会長からNPO移行関連について説明があった。8月釧路開催の全道美術館ボランティア交流会の記録DVDを早送りで視聴した。
6日 発信班編集会議 美振協から森嶋、職員の佐藤・森、ポプラから佐々木、大森が出席。翌日HPブログ12月号に更新
11日 マックス・バリューのレシートキャンペーン12月分 303.586円
14日 美術館広報誌「群暉」編集会議 美振協から森嶋、職員の岡部学芸員、ポプラから斉藤美、杉山、大森出席。
15日 どんざ忌。ポプラから3名参加。

Volunteer Diary

19.12.1
時折、激しい雨に雪。職員の泉さんが11月分の入館者状況を調べてくれた。昨年同期と比し約3倍である。例年閑古鳥が鳴くこの時期、しかも未経験の自主営業に踏み切った年、多くの試みがなされた。一つ一つしっかり検証し積み重ねる。そして次の年にステップアップしなければならないだろう。

19.12.8
いくらか暖かいせいか館内随所に結露現象。職員があの手この手でオリジナルな防衛策を講じている。8月、釧路ボランティア交流会に共に参加した前田さんから交流会の各種資料集を製本したものを戴く。一部始終が一目瞭然わかる。好意が身に沁みる。

19.12.16
約10日分の切抜き整理に追われた。昨夜どんざ忌。元郷土館長の吉田さんが所謂岩内美術派について話された。一こま一こまのエピソードにかつて私の小学校時代に知っている先生方がありありと語られとても懐かしかった。圧巻は磯田さんの朗読。題材はうつみ宮土里の好エッセイ。また聞きたい。

19.12.19
しばれ続きで館内人影なし。中庭プランタは花キャベツの白と紫が健気に咲いている。昨夜NHKの番組Professionalでサーキュレーター長谷川裕子を見た。並みの学芸員ではなく強大な権限を有する演出家と言うべきか。「アートは人を自由にする」が信念だ。

19.12.22
切抜き作業後、職員の森さんからテプラの打ち方を聞く。「美術館情報 3」とか数枚作成。川村さんが「図書の下書き台帳」FD保存作業終了し届けに来た。ご苦労様。
                                                  (O.Y)
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