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しりべしミュージアムロード展

2018年7月14日(土)~ 9月24日(月)、しりべしミュージアムロード展「花さんぽ」が5館で開催された。
各館のタイトルは、荒井記念美術館「ピカソの花」、有島記念館「北の大地に生きる花や草」、小川原脩記念美術館「花~彩りとあそぶ」、木田金次郎美術館「小さな花のものがたり」、西村計雄記念美術館「花と人」である。 

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私は木田美術館で小川原及び西村記念館と木田3館の作品を鑑賞した。小さな額に収められた花の作品は、いつも大きな風景画や静物画に囲まれて展示された時とは違い「私は、ここに!」とこの時とばかり自分をアピールしているようだ。
じーっと見つめていると小さな花がだんだん大きく見えてくる。なかなか心に沁みる作品ばかりである。

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 小川原脩の作品は寂しそうな犬に優しく寄り添う花、西村計雄の作品はまるでバレリーナのようにすーっと体を伸ばして立っている花。木田の作品は牡丹、バラ、百合、椿、アナモネなど種類が多いが、私は開館時に初めて「白い花瓶のバラ」を見て感動した事をこの作品を見て思い出した。一目惚れである。

 毎年恒例の展覧会ではあるが、今年は自然災害や社会情勢が騒がしく落ち着かない年であったので、花の作品は心を穏やかにしてくれる清涼剤であった。(T.T)
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木田金次郎美術館 美術館講座「千石場所バスツアー」に参加しました!

 9月8日土曜日の岩内地方は、とてもよい秋晴れの日で、こんな日に岩宇の海岸線をゆっくりとバスで辿るのは、とても贅沢な旅行のようでもありました。

 この日訪れた木田金次郎の描いた場所は、岩内雷電海岸から泊村盃まで。現在のように整備された道路がまだ無かった時代、その道のりを重い画材をしょって彼が歩いたという話にも驚きましたが、海岸線のどの場所をとっても、画家さんの目には描くに値する、魅力的な風景が広がっていたのだと、現地を訪れて改めて思いました。

 特に『古番屋』の描かれた敷島内海岸の絵は、いつも自分が眺めている風景が描かれていて、住んでいる者には思い入れがあります。半世紀以上も前の景色なのに、打ち寄せる波や遥か遠くの山々の美しさは、今も変わりません。

 岩内の港を過ぎ泊村堀株の海岸では、絵にある通り、水辺をはさんで浮かぶように羊蹄山がくっきり見えました。
参加した皆さんと、「どの辺りに立って描いてたんだろう」「あの岩辺りじゃないか」などなど話し、木田さんの描く姿を空想するのもまた一興でありました。
その先は原子力発電所で、木田さんの作品にある「ヘロカラウス」の海岸は残念ながらもうありません。

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 泊村盃のモイワ、そして最後に泊漁港を見下ろす高台へ。遠く望むと、おらがまちの岩内山が見えました。木田さんは近くからも遠くからも岩内を見て、描き続けたのだなあと、また少し彼の持っていた「愛郷心」が伝染してくるように感じました。

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 木田さんの絵を見て、岩内の子供達にも伝染すると嬉しいなあ。
そして木田さんの絵は、文字では書かれないもう一つの「岩内町史」。
これからも大切に残されていって欲しいと思います。

 美術館スタッフのみなさま、この度は貴重な体験をありがとうございました。(参加者E.R)

しりべしミュージアムロード・コンサート2018

今年のミュージアムロード展「花さんぽ」では、しりべしの5つの美術館・文学館を2日間に渡ってリレーのように巡るイベントが開催されました。

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 北海道出身のヴァイオリニスト能登谷安紀子さんとチェリスト中島杏子さんによるVirtu Rose(ヴィルトゥローズ)というデュオユニットです。
 2つの異なるプログラムのうち、当館は2日目Bプログラムでの演奏会となりました。学芸員のあいさつに続き、進行役の道銀文化財団の女性スタッフへ…。

 何と言っても印象的だったのは、アンコール2曲を含む全9曲中4曲が、能登谷さんのオリジナル曲であったことです。前半に演奏された<愛の挨拶><ユーモレスク>などの人気曲は色あせてしまうほど、どの曲にも若さと躍動感があふれていました。
 パガニーニに影響を受けたという―カプリス(奇想曲)―は、難しいテクニックが次から次へと散りばめられ、その力量が存分に発揮される楽曲となっている様でした。ちょっとおもしろいタイトルの―もみじ変奏曲―では、皆で手拍子を入れて参加するシーンもあったりと…。

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 私はエネルギッシュで抑揚のあるお二人の演奏にどんどん引き付けられていく自分を感じていました。集まった約40名の聴衆は少し興奮気味で、終了後全曲オリジナルのCDを求められる方も…。
 初秋のよく晴れた日の快い音楽会でした。(S.Mi)

夏休みワークショップ

2018年8月2日(木)、恒例の夏休みワークショップが行われた。
場所は岩内地方文化センター美術工芸室で、時間は午後1時30分から3時30分まで。対象は大人・子供で「水彩で、小さな静物画を描こう」ということなので、絵画教室一般の部に通っている受講生5人も描いている絵の参考にしたいと申し込んだ。
講師は岩内高校美術部OBでもある東京在住の画家、美辺泉(みなべ いずみ)さん。

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参加者は15名(大人9名・子供6名)、お手伝いの岩内高校美術部の生徒7名と顧問の先生2名で総勢25名。
美術工芸室も窓は開けていたが、連日の暑さも加わって熱気ムンムン。講師の紹介の後早速周りに集まって、デッサンや彩色の方法などを指摘、それぞれが持ってきた題材に向かって挑戦した。

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美辺さんは岩内出身なので知り合いの方も多く気軽にアドバイスをしたり、話をしたりと終始和やか雰囲気だった。
私も調子に乗って自分の持ってきた野菜を終えた後、時間が余ったので向かい側の人の花と花瓶を後ろ側からスケッチ、彩色した。
そして後半はサインの入れ方を教えて頂いた。これは願ってもないこと。何しろ一番苦手だったのでこの時は白板の前の方で先生の描き方をじっくり見た。今回の講座の最大の収穫である。家に帰ってから自分のサインの仕方を練習したのは言うまでもない。
2時間の講座も先生の軽やかなトークで終わり全員で記念撮影。

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この後札幌で作品展を開催しているので、バスで帰られるとのこと。
本当に有難うございました。
私達も帰りは美術館で喉を潤そうとコーヒータイム。
岩内高校の皆さんも来られ一休み、ご苦労様でした。(T.T)

木田金次郎記念講演に参加して~演奏編~

つづいて第2部は、品川フィルハーモニー・アンサンブルの、ピアノ・ヴァイオリン・フルート奏者、5名による演奏です。

木田の孫である大野桂一郎さんは、指揮者として同アンサンブルで活動していましたが、昨年7月に41歳で急逝。岩内での演奏を熱望していた大野さんの願いを叶えるべく、今回のコンサートとなりました。

美しいピアノの旋律に導かれるように、プログラムが始まりました。
ピアノ独奏ラヴェル/亡き王女のパヴァーヌや、ヴァイオリン独奏。
フルートの独奏はー初恋・さくらさくら・茶摘みーをピアノ伴奏との見事なアレンジで披露。リアルな情感や情景に引き込まれました。

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フルート2本のデュオではアンサンブルならではの楽しさが・・・。
アンコール2曲―見上げてごらん夜の星をーを含む全15曲に約100名の聴衆は魅了されていきました。

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 大野さんの命日である今日の日、追悼の意を込めた音色は、祖父の名を冠したこの美術館から、確かに天高く届けられたように感じています。(S.Mi)

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