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ナイトオープン

幼少期から参加者として何度もお邪魔していたナイトオープンに、今回初めて裏方として関わらせていただきました。
通常開館に加えて食事やスペースの用意を並行して行う慌ただしさを初めて体験し、参加者のときに感じるものとは全く違う時間の流れを感じました。
また、当日の忙しさに留まらない、スタッフの皆さんの創意工夫の積み重ねに感嘆し、改めてこのような「場」を継続して用意し続ける尊さを知ったように思います。

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私が学芸員を志した理由には、このようなイベントを通じて知った、作品を見るにとどまらない美術館の面白さがあります。
私の成長に驚いてくださる方との久々の再会もあれば、アメリカ・中国からの留学生の方との一期一会もあり、非常に密度の濃い夜となりました。

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多くの地道な努力によって支えられているナイトオープンが、今後も様々な芽生えをもたらすことを願っています。(S.H)

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夏休みワークショップに参加して

「気分よくエイッと書いてみよう」と、書道家村上美恵師指導の下、8月1日岩内地方文化センター美術工芸室で書道教室が開かれた。
岩内高校美術部員のお手伝いの応援も得て、子どもも含め30名の参加者。

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すべてのはじめは「一」からということで、「一」の字を、始めと終わりをきっちりと抑え、思いっきりエイッと筆を運ぶ。それを経て、皆各々好きな言葉を半紙に書き練習する。
いろいろな魚の名前を書く人、練習用の半紙が真っ黒になるだけ重ね書きしている人、好きな言葉を探しながら書いている子どもたち。

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皆さん白い半紙に墨痕豊かに何枚も書いている。一人一人に何も書いていない団扇が配られ、ここに好きな言葉を書いていいとのこと。村上先生に「夢」という字を書いていいとのこと。
私は?団扇に「ALL YOU NEED IS LOVE」と筆を運んでみた。(参加者S.H)

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「第25回生誕祭」と特別展示「東京の木田金次郎」展

明治26年7月16日生まれの木田金次郎の誕生日を記念し、毎年行われている「木田金次郎生誕祭」が25回目を迎え、本年は7月13日に開催されました。
今回の生誕祭は残されていた東京での木田の写真や貴重な資料をスライドにまとめ、スクリーンに写しながら木田と東京との関わりについて学芸員が説明し、その後現在開催中の木田美術館開館25周年記念特別展示の「東京の木田金次郎」展の鑑賞と、東京とは木田金次郎にとってどのような意味を持っていたのかを展示作品の現在に至る経緯や背景を中心にしての解説がありました。

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木田金次郎と東京とのはじめての出会いは明治41年4月東京の開成中学に入学した木田がかつての小学校のクラス担任で東京帝大に在学し上野駅近くの下谷区車坂町に下宿をしていた柏村信のもとに身を寄せた時でありました。
その後明治43年家庭の事情で中学校を中退し北海道に帰りますが、札幌市で開催されていた第3回黒百合会展で有島武郎の作品を目にし、偶然見つけた札幌区白石町の有島の自宅を訪ねた事から始まった木田と有島との関係は大正7年小説「生れ出づる悩み」の誕生となり、木田金次郎は有島武郎やその周囲の人々との交流を通じて文化や芸術、思想や人生について多くの情報を東京から得る事になりました。

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時代は大正から昭和に移り、戦後昭和28年木田初めての北海道での個展が札幌市丸井デパートで開催され大きな反響を呼びました。
この頃木田の画業を評価し応援をしていた道銀頭取島本融、朝日新聞社論説主幹笠信太郎、独立美術の野口弥太郎などの尽力により昭和32年道銀東京支店での「油絵小品展」が、昭和34年と37年には朝日新聞社主催で日本橋高島屋を会場に「木田金次郎作品展」や「新作展」が開催されました。
相次ぐ東京での展覧会の開催で木田金次郎と東京との関わりは益々深まりました。作品を通じて多くの人々との縁も増しました。
現在木田美術館で開催中の特別展「東京の木田金次郎」展をご覧頂き「東京とは木田にとってどのような意味があったのか」あなたの答えを見つけてください。(M.T)

久保奈月個展 “唯今”を鑑賞して

岩内高校卒業生で現在書家として活躍している久保奈月さんの個展が、6月25日(火)~30日(日)まで木田金次郎美術館展示室4で開かれた。

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久保さんは高校時代美術部にも所属していたので、今回の作品も書というより墨彩画のように感じられた。
特に「花鳥風月」はその字をアレンジしてアクリルで彩色した板にシルバーを混ぜたような墨で書いたように思われた。
また木にアクリルの白を塗りそこに墨で書くなど木の質感も感じられて面白かった。
また奥の壁一面に天井から白い布を垂らしそこに大きな字、まるで特大の暖簾のように見えた。

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最後の30日(日)には『書LIVEパフォーマンス』ショー。ゲストには津軽三味線の忍弥(にいや)さんときつけ舞の鈴木豊苗樹(ほうみょうじゅ)さんを迎えてコラボレーション。会場となった展示室4はあまり広くはないが、奥行きがあるので奥の方に4本の柱をつないだステージを作り、背面には白い布、前面には透明な布が張られていた。左右の壁の中央には菊のような模様が3つ照らされ、照明も専門の方が担当しているとのこと。

午後1時30分開演となり、黒い衣装のスラリとしたイケメンの忍弥さんが登場、演奏が始まった。津軽三味線の柔らかくまた激しいリズムの音色をしばし堪能、10分ほどして久保さんが白黒の模様の素敵な衣装でステージに。背面の白い布に上に下に、右に左にと人物らしい絵が描かれ、中央には何本もの線が太く細く縦横に描かれた。まるで人と水を表現しているように見えた。

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つづいてステージ前面の向かって右に鈴木さんが登場。音楽に合わせてゆっくり着物を着て帯を締める。そして和傘をゆっくりと開き閉じた。その風情はとても美しかった。再び久保さんが前面に登場。
今度は透明な布に大きな文字を中央に書いた。ゴールドに光っていたがライトが点くとシルバーになった。

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全てのパフォーマンスが終わりご挨拶され、30分のショーが終わった。
その後各自写真撮影や入り口のグッズ売り場で買い物するなど暫く賑やかさが続いた。観客は約130名ほどである。(T.T)

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ナイトオープンに参加して

木田金次郎の作品を少しでも理解できたらという思いで参加しました。
というのは建前で、美術館でおいしいご飯が食べられる点に惹かれたのが本音です。

ギャラリートークは、美術の素養が皆無な私でも、木田金次郎の作品ひとつひとつを身近な例をあげながら、学芸員の岡部さんが丁寧に説明してくれることもあり、あっという間の30分。作品との心的距離が縮まりました。

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観覧後のお食事は、すべて瀧澤館長のオリジナル。特にガラムマサラのシフェンケーキは、絶妙でした。
館長のキレッキレのトークをとともに、普段お話したことのない方との出会いもあり、大満足でした。
(岩内町地域おこし協力隊 松井励)

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