―藤倉英幸展 はり絵でたどる北海道―

岩内高校美術部出身でフリーのイラストレーターやグラフィックデザイナーとして幅広い分野で活躍中の藤倉英幸さんは、季節感溢れる感覚で北海道の風景をモチーフとした作品を発表している人気の貼り絵作家です。

木田金次郎美術館では1997年6月に「四季彩紀行HOKKAIDO展」、2010年6月「藤倉英幸と旅のイメージ展」、2013年8月「しりべしの風景たち展」を開催し、今回は4回目の藤倉英幸作品展となります。

詩情豊かに描かれた作品は多くの人に愛され、JR北海道の車内誌表紙を飾り注目を集めて来ました。
出身地岩内町での展覧会です。
心温まる藤倉英幸の作品をぜひご覧下さいませ。
ご来館お待ちしております。(M.T)

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       藤倉英幸展
  はり絵でたどる北海道

4月28日(土)~5月27日(日)
木田金次郎美術館 展示室4 入場無料

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みんなの力で咲かせたい“花中庭”の美しい花

みなさまのご支援で10数年間続けてまいりました、
木田金次郎美術館の花階段が
今春より“花中庭”にリニューアルされました。

春の訪ずれと共にまもなく“花中庭”が始まります。
今年もご協力をよろしくお願い申し上げます。(M.T)

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―ご協力金 1口 1,500円 木田美術館にて受付中―
(水やり、除草など美術館職員が誠意を持ってお世話させて頂いております。)

藤倉英幸展を鑑賞して

有島記念館で開催されていた、藤倉英幸作品受贈記念展示part1の第二期を訪れた。

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四季折々の北海道の自然を題材とした切り絵作品は、精緻でありながらも、藤倉氏が北海道の地に馳せる思いの感じられる、情感に溢れたものだった。

特に面白く鑑賞したのは、春を描いた二作品だ。一つは、どこまでも深い雪に覆われた大地が印象的な「遅い春」。
そして二つ目には、背景にはまだ白い山々、前景には全く雪の残らない農道と田畑が描かれた「早い春」。
どちらも前面に穂をつけたネコヤナギの枝が置かれているが、前者は1994年、後者は2006年と、9年の歳月を隔てて制作された作品である。
一見すると対になったタイトルのように感じられるが、辞書を引けば、単なる対義語でないことがわかる。
「早春」は、春の早い時期を示すのに対し、「遅春」は、暦の上での春が訪れてなお冬の名残と寒さが色濃く残っていることをいうものであり、春の深まった時期をあらわす言葉ではない。

暦の春と実感の春は、特に北国では大きく隔たる。じわじわとやってくる遅い春にしびれを切らしつつ、ネコヤナギの花のような春の兆しを一つずつ見つけてゆくことは、北国ならではのよろこびだろう。

私が有島記念館を訪れたのは春分を過ぎた頃だったが、残雪と呼べないほどたくさんの雪が、本来ならば大きく羊蹄山を望むはずの眺めを遮っていた。今年のニセコの春は、どんなはやさで訪れるのだろうか。(S.H)

岩内高校美術部卒業生作品展、力があるね

道内でも有数の入賞実績を持つ、伝統校の岩内高校美術部の卒業生展を見て釘付けになってしまった。
みな素晴らしいがいくつか取り上げてみたい。

山田大輝作「暮れ」左手の雪の色、近景の岩の色、右手の海の色。細かい色の変化をよく表している。寄せては返す波の音が聞こえてきそうだ。寿都出身の彼が選んだ題材が海で、他の題材ではつかみ取れなかった何かを自分のものにしたということだった。

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山田大輝「暮れ」

「幸福の稔りへ」「秋風に揺れる」佐々木佑真作は近景のち密さ、中景から遠景へのぼかしと実にしっかりと描きこんでいる。どちらも近景がいい。ソバの花とススキとが愛情込めて描かれている。そのうえ、空の雲の美しさはどうだ。風の動きまで伝わってくるようだ。

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佐々木佑真「幸福の稔りへ」

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佐々木佑真「秋風に揺れる」

「水の器」村田桃花作。1年生の時のアジサイとは同じ題材でありながら、全く異なる花がそこにはある。プッシャンブルーを基調として花びらの質感とその上の水滴を、一度自分の感覚中枢に取り込んで再生しなおしているかのようだ。

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村田桃花「水の器」

「飛びたい」井上峻海作。ペンギンを中心に置き、自らの心と重ね合わせるかのように、強い色調でまとめている。背景の抽象的な水の表現とよくマッチしている。

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井上峻海「飛びたい」

「ちぐはぐホログラム」小林千愛実作。画面の光の処理を変化させて得られるホログラフィー原理をうまく使いこなし、ポップアート的な色遣いでまとめている。題材と色調がマッチしている。

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小林千愛実「ちぐはぐホログラム」

どの絵を見ても、全体から細部まで息の抜けない緊張感が伝わってくる。その場に座り込んで1枚1枚の絵と向き合いたいという衝動に駆られる。
指導している小倉先生が彼らを3年間育て上げ、その1人1人の個性が様々な方向へと歩み始めている様子にひたすら脱帽する。(S,S)
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絵画教室作品展一般の部

木田美術館では平成27年度から前期(4月~9月)と後期(10月~3月)に分け、年2回絵画教室を開催している。
対象者は近隣の子どもや一般の方々で、第1と第3の土曜日と月4回の日曜日に隣の文化センターで行っている。
講師は倶知安町にお住まいの前岩内高校美術部顧問の福田好孝先生である。

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講師の福田好孝氏作

今年の作品展はこどもの部が3月6日~11日、一般の部が13日~18日まで。
私は一般の部の取材担当となり毎日通った。因みに私と主人も出品している。
今回は40名が100点の作品を出品したのだが、 特に1、2年目の方々のデッサンは目を引き3段に飾られた壁に圧巻!

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受講のきっかけを聞いてみると募集ポスターの前を行き来した後決心したという方、また野菜を描いた方は途中からどんどん描くのが進み、3枚の作品を仕上げたとのこと。

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最高齢は88歳で茅葺き屋根を描き、額もぴったりのバランスで人目をひいた。

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その他真っ赤に染まる空に建物が浮かび上がるシルエットの風景画、こげ茶の花瓶に白いカサブランカを描いた絵、細いペン先でペットの猫を点描で描いたりと様々。
ペン、鉛筆、水彩、油彩、アクリルと種類も多く観る者を退屈にさせなかった。

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また新しい作品に向かうための喜びと苦労、それもまた楽しみの一つであるのだが。
継続して4月から来年の作品展を目標に頑張りましょう!と声高に叫ぶのは私だが、何を描いたらいいのか悩んでいる私でもある。(T.T)
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